映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』バイトがプロに挑む!勝つのはどっち?

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ベイビーわるきゅーれ2
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シリーズ3作目の『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が公開され、快進撃が続いているちさまひの第2弾『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』あらすじや新キャスト、評価、考察をしています。予習しておくと小ネタも楽しめます。

上映日:2023年03月24日

目次

あらすじ

殺し屋稼業をしながらスィーツ食べ歩きなどを楽しんでいる、杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)だったが、4年前に入会したスポーツジムの会費の滞納金や保険の未入金などの400万を超える請求が来て、さあ大変!!期日までに支払はないと滞納金が発生してしまう。慌てて閉館間際の銀行に駆け込んだが、なんとそこで銀行強盗に遭遇してしまう。

迫りくる閉館時間。やむなく二人は銀行強盗を始末することに・・・。銀行強盗はやっつけたが、結局時間に間に合わず、その上、殺し屋協会の規約を破ったとして謹慎処分になってしまい、コンビニで1000円使うのを躊躇するほどに経済的にひっ迫する羽目になる。

仕方なくコミュ障のまひろのために着ぐるみバイトを始めたふたり。だけど汗水たらして働いたバイト代をちさとが賭け将棋ですってしまい、二人は険悪な雰囲気に・・・。パンダとトラの格闘シーンはお楽しみ★

そんな頃、殺し屋協会の下請けでバイトをしている神村ゆうり(岩永丞威)とまこと(濱田龍臣)の兄弟は、指示役赤木のミスで別人を殺してしまいバイト代がもらえないで窮していた。正式な殺し屋協会の会員ではないので収入も少ない。

好きな子に告白もできないこんな生活から抜け出したいと思っていた時、殺し屋協会に所属するプロの殺し屋を排除すれば、空いた席に座ることができるという噂を耳にする。ターゲットになったプロの殺し屋はまひろちさとだった。

殺し屋協会の席を狙うゆうり・まこと兄弟まひろ・ちさとの生き残りをかけた壮絶なる闘いが始まる・・・。

スタッフ・キャスト

監督・脚本は前作と同様阪元裕吾。アクション監督は園村健介。キャストも殺し屋協会の面々に、田坂の部下の宮内茉奈が加わりバージョンアップしています。

役名キャスト
杉本ちさと殺し屋協会に所属するプロの殺し屋髙石あかり
深川まひろ殺し屋協会に所属するプロの殺し屋伊澤彩織
神村ゆうりバイトの殺し屋 まことの兄丞威
神村まことバイトの殺し屋 ゆうりの弟 濱田龍臣
須佐野殺し屋協会のサポート担当 飛永翼(ラバーガール)
田坂守殺し屋協会の清掃担当水石亜飛夢
宮内茉奈殺し屋協会の清掃担当 田坂の部下中井友望
赤木殺し屋協会の下請け 神村兄弟の指示役橋野純平
向井さくら定食屋の娘 まことの片思いの相手安倍乙
松本さんバイトの雇用主渡辺哲

主題歌 「じゃないんだよ」新しい学校のリーダーズ 

2024年「大人ブルー」でブレイクした、新しい学校のリーダーズが主題歌を担当。MVのパフォーマンスダンスの制作には、映画の世界観をプラスしてまひろ役の伊澤彩織もアドバイスしたそうですよ。

『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』評価

前作「ベイビーあるきゅーれ」の世界観にハマったかどうかが評価の分かれ目のようです。伊澤彩織のアクションは高評価!!今作は、二人の日常が多めなので、ゆる~く、グタグタな雰囲気がお気に入りな方はお勧めです。

高い評価

  • ちさまひの世界観が前作そのままでよかった。
  • 殺し屋協会が絡むコメディパートも充実していた。
  • 小ネタ満載のギャグっぽさと、クオリティの高いアクションシーンのキャップが最高。
  • 悪役の兄弟とちさまひがどこか似ていて、悪役だけど憎めない。
  • 生身のアクションでここまで魅せられるのは凄い。

低い評価

  • 二人の日常パートが多めで、テンポが悪くなった。
  • 悪役がチンピラ二人だけでスケールダウンしている。
  • 二人の会話が聞き取りにくく、笑えなかった。

考察

冒頭部分で前回の映像が流れるので、ちさまひワールドが始まるぞ!!と『ベイビーわるきゅーれ』ファンの掴みはバッチリ。

前回はちさとの社会不適合がメインでしたが、今回はまひろのギャンブル依存のダメっぷりがメインです。高石あかりの演技もバージョンアップ!!ただ、ギャル会話は言葉が聞き取れなくて、なんで笑ってるのか意味不明な場所が気になりますね。インタビューでも伊澤彩織の話し声は小さいので、役者としてはまだまだ、これからに期待しましょう。

とはいえ、二人の世界観は出来上がっているので、今どきのニートの女の子が実はプロの殺し屋っていう飛んでも設定は大好物です。

殺し屋協会の面々も前回より出番が多く、コメディ色が濃くなっています。組織の規則がどうのこうのと生徒手帳みたいな冊子を調べるあたり、アウトローなのに規則に縛られるのかい!!

プロですから私情は禁物なのです!!

ヒット恋愛映画『花束みたいな恋をした』をネタに若い子に取り入ろうとする松本さん(渡辺哲)もいい味出しています。これを聞いて映画を観るふたり。「喧嘩してるのに、結婚してくれって申し込むのが分からない」ってさんざんネタにします。恋愛映画はまだ無理か?

恋愛とは無縁の「ベイビーわるきゅーれ」ですが、今回は悪役の弟の片思いが加味されています。まことが恋するさくらの食堂で「ここで騒動を起こしなくないんでしょ」とちさとがまことに囁くシーン。分かってるじゃないの。

バイト殺し屋の二人。ゆうり(丞威)とまこと(濱田龍臣)、敵役としてはパワーダウンしたとの評価もありますが、非正規バイトの悲哀というリアルも漂わせ、最後のバトルではお互い仲間だったら楽しかったかもと少しセンチにさせますね。

前作で、メイドカフェの先輩店員姫子が「コンビニで1000円も使えるなんで豪勢」と驚いていたのに対して、今回、経済的にひっ迫した二人が「コンビニで1000円使うのに躊躇する」という小ネタも、すこしセンチになります。

センチって今どき使わないか!!感傷的になるって意味です。

殺し屋の話ですから、それなりに血が流れるシーンもありますが、スプラッターではなくアクションで魅せる映画です。バディとして息ピッタリのふわっとした二人の雰囲気が好きな方はきっとハマりますよ。

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