ニューセンチュリーレコード早川寛の言い分とは?八代亜紀ヌード写真付きアルバム

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2023年12月に亡くなった演歌歌手の八代亜紀さんの追悼アルバム「忘れないでね」に、若い頃にプライベートで撮ったフルヌード写真を掲載すると、発売元のニューセンチュリーレコードが発表しました。

これについて、死者に対して尊厳を侵すものだとしてXでは#八代亜紀さんの尊厳を守れと発売中止を求める声があがっています。

目次

八代亜紀追悼アルバム「忘れないでね」

これは、ニューセンチュリーレコード株式会社のサイトに掲載されているレコードの案内です。

お宝としてプライベートで撮影した若い頃のフルヌード写真を2枚掲載するとしています。

これに対して、八代亜紀さんの尊厳を冒涜するものだとし多くの批判の声が上がりました。

Xでは#八代亜紀さんの尊厳を守れと発売中止を求めるツィートが殺到しています。

ニューセンチュリーレコードの言い分

批判の声に対して、ニューセンチュリーレコードのインスタグラムで、一部の悪質な誹謗中傷であり、業務妨害だとして強気の姿勢を崩していません。

写真所有に至るの経緯

写真は、八代亜紀さんがデビュー当時、所属事務所テイチクのディレクターN氏と不倫関係にあった当時に撮影されたものだということです。

1982年、N氏がテイチクを退社するタイミングで八代亜紀さんもテイチクとの契約を解除し、N氏と友人が設立したセンチュリーレコードに移籍します。

当時同棲していたN氏と八代さんの仲睦まじい写真が、現在発売中の芸能暴露雑誌「実話ナックルズ」に掲載されているそうです。

ニューセンチュリーレコードの早川寛氏によると、その写真は早川氏が撮影したものだそうです。

「あれは引っ越し祝いのときにぼくが頼まれて撮った写真です。あるとき、八代さんがテレビ番組の景品か何かで、まだ珍しかったポラロイドカメラをもらってきたんです。フィルムを3つほど買ってきて『お父さん、これで撮って』と彼女に頼まれて撮影した」と言っています。

問題のフルヌードの写真を撮影したのはN氏で、1枚は全裸だがヘアは写っていない。もう1枚はヌードではなく、ベッドに横たわっているものだといいます。

しかし、二人の仲は1985年八代さんがセンチュリーからコロンビアレコードに移籍して破綻したようです。

その理由は、いつまで経っても離婚しないN氏に八代さんが愛想を尽かしたからとのこと。しかし、1枚看板の八代亜紀さんが離脱後は経営が悪化して倒産します。

その際、早川寛氏が八代さんの若い頃の楽曲の原盤権やヌード写真などの権利を買い取って、社名を「ニューセンチュリーレコード」に改名して現在に至っているようです。

「ミリオン企画」大野誠への宣戦布告

早川寛氏は週刊女性PRIMEのインタビューで、今回の件については「人としてやっちゃいけないことをしようとしているのも事実です。ただ、僕がこの戦争で使える武器は、この写真しかない。だから出すことを決めた」と主張しています。

その戦争の相手とは、「私が写真を封入したCDを発売するに至ったのは、亜紀の所属事務所であった、元『ミリオン企画』社長の大野誠が許せないからです」

大野氏が代表を務める『八代ミュージック&ギャラリー』は、八代さんが存命だった2023年3月に、彼女の希望によって設立された。遺産相続についても、八代さんが生前に用意していた遺言書の内容に従い、代理人弁護士によって執行された。『ミリオン企画』の解散も、そのひとつ。同社は2024年6月に解散している。

週刊女性PRIME

「ミリオン企画」を検索してみると、名前は存続しているようですが、八代亜紀さんの音源や絵画の所有権を保有してイベントなどを開催しています。

早川氏は『週刊女性PRIME』が取材した当時、こんなことも話していた。

「調べたんですが『ミリオン企画』は、まだ存在しています。要するに、土地建物だけ売っぱらっている。じゃあ、亜紀の“みんなで仲よく財産を分けなさい”という言葉は、なんだったんだ」

 おそらく早川氏は、『週刊女性PRIME』が2024年12月2日に配信した、八代さんの自宅売却を報じた記事を読んだと思われる。だが、同記事で“財産を仲よく分けなさい”との言葉は記していない。

週刊女性PRIME

 八代亜紀さんの遺産

八代亜紀さんは、1978年に個人事務所「ミリオン企画」の社長・増田登氏と結婚していますが、2021年に離婚しています。増田氏は「ミリオン企画」を辞任しています。

ご両親も既に他界しており、実の弟さんがいるそうですが、八代さんの遺産の行方が注目されています。

八代亜紀さんの生前、所有していた総工費1億2千万円の箱根の別荘が売却しています。

この別荘はもともと八代さんが絵を描くためのアトリエとして建てられましたが、時間の経過とともに建物が劣化し、箱根山噴火の影響も受けたため補修が必要となり、最終的に売却に至ったとされています。これは、八代さんの周囲の人々への配慮としての終活の一環とも見られています​​。

また、八代亜紀さんの遺産としては東京・目黒区にある事務所兼自宅の土地や歌唱印税などが含まれており、これらの遺産の価値は非常に高いと考えられています。

「2004年に建てられた当時、5億円豪邸と報じられた八代さんのご自宅が売却されたと聞きました。地下1階、地上4階建ての物件で、八代さんが描いた絵を飾るギャラリーや所属事務所も入っており、3階から上が八代さんのご自宅だったようです。築年数は20年ほどですが、都内の一等地に立っていますから、そうとうな値がついたのでは」とは不動産関係者の話です。

「ミリオン企画」の元社長・大野誠氏によると

八代さんは生前、遺言書を用意されていて、そこに“ミリオン企画を解散する”と書かれていたんです。土地は八代さん個人で、建物は会社が所有していました。土地は、八代さんが亡くなった際に遺言に従って会社に贈与されたのですが、法人を解散すると所有する不動産などの資産を処分する必要が生じます。6月までに会社を解散し、同時期に自宅兼事務所を知り合いの不動産会社へ売却しました。売却益は、従業員の退職金と法人の解散に必要な経費に充てました

週刊女性PRIME

金ではない?

ニューセンチュリーレコードの早川寛氏の話では、八代亜紀さんに生前、N氏が撮ったヌード写真を所有していること、買い取ってほしいと打診したことがあるけれど、「お金がない」と断られたそうです。

今回、インスタグラムでは「問題の写真一式を買い取っていただければお譲りする方針です」と言っています。

インタビューでも「ともかく私のこの行動を止めさせるには、ウチの権利、いろんなもの全部、買い取ってくれってだけのことですよ」と語っています。

つまりは「カネではない」と口では語っていますが、人としてやっちゃいけないことをしようとしている行動を金で買い取ってくれと言っているようですね。

八代さんの遺産を大野氏が独り占めしたと怒っているということでしょうか?武器は写真しかないということは、八代さんの遺産を狙って、できるだけ高く売りつけたいと考えているように見えます。

死後の肖像権は?

写真の所有権は早川氏が持っているとしても、肖像権についてはどうなのでしょうか?

その人が亡くなった場合、著作権とは違い相続の対象にもならず、一身専属の権利、その人限りの権利となります。つまり亡くなった人には肖像権はありません。

しかし、肖像権には著作権と同じ財産的な権利と人格権の2つがあるそうです。

既に亡くなっていても、写真を使って収益がある場合は財産権になります。

人格権に関しては、すでに亡くなっているわけですから消滅していると考えられています。
 
ただし、肖像者の死後、肖像者が冒涜させられたり、名誉を毀損するような場合は、「名誉権又は肖像権の侵害を理由とせず、その名誉又はその肖像に付て有する遺族自身の利益を保護する意味に於いて、結局、その遺族に死後一定の期間を限り、然るべき内容の権利をば、特に法律の規定を以て与えるということは、確かに傾聴すべき(案)で、異論がない」と乾政産「死後の人格」(法曹三一券七号昭和二年)
また、刑法第一三〇条第二項に死者の名誉毀損を法益としていることによって死者の死後の人格が保護されています。

今回の場合は、写真の所有権は早川氏が持っているとしても、故人や遺族の許可なくプライベートのしかもフルヌードの写真を掲載すること肖像者を冒涜したり、名誉を毀損するとも考えられますね。

アマゾンや楽天の通販サイトでは、現在、八代亜紀のアルバム「忘れないで」は取り扱いされないようになっています。通販サイトでもこのアルバムについては問題ありと考えているようです。

まとめ 

八代亜紀さんが亡くなって1年あまり経って、元所属していたセンチュリーレコードの早川氏が代表を務める「ニューセンチュリーレコード」が追悼アルバムとして「忘れないで」を発売し、その中に八代亜紀さんが若い頃、同棲していた男性が撮影したフルヌード写真を掲載すると発表しました。

それに対し、死者に対する冒涜だと発売中止の声があがっています。

早川氏は八代亜紀さんの不動産や絵画などの権利を有する「ミリオン企画」の大野誠氏に対して、自分の行動を阻止したいならば写真一式を買い取るように求めていると解釈されます。

批判に対してはインスタグラムで強気の発言をしているのは、勝算があると考えているようですが、大手通販サイトではアルバムの取り扱いを中止しているようです。

「ニューセンチュリーレコード」が所有している八代亜紀さんの音源は、20代、30代の若い頃のようなので、ファンにとっては貴重ですが、彼女の尊厳を冒涜するような行為は許せないですね。

「喧嘩しないで」と願っていた八代さんの思いが通じることを願うばかりです。

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