注目されていた兵庫県知事選挙で、斎藤元彦元知事の当選確実が報じられました
全会一致の辞任要請から知事職を失職してから、なんと約2ヶ月での返り咲きとなります。
今後の県政はどうなるのでしょうか?
兵庫県知事選挙の混乱ぶりから、今後の波乱の幕開けとなりそうですね。
異様な選挙戦
斎藤元知事の失職から始まった、兵庫県知事選挙は異例の選挙戦となりました。
序盤は、前尼崎市長の稲村和美氏の大量リードが伝えられ、斎藤氏は孤立無援と言われていました。
ところが、SNSなどでメディア批判や「斎藤さんがんばれ」の声が上がり始め、NHKから国民を守る党の立花代表が知事選に立候補し、自身の選挙演説ではなく斎藤元彦への投票を呼びかける異例の選挙運動を繰り広げました。
日に追うごとに斎藤氏の演説のオーディエンスが増え続け、暴力沙汰にまで発展しました。
焦った稲村陣営は市長会有志22人が異例の稲村氏支持表明し、誹謗中傷や誤解広がり懸念を訴えました。
選挙終盤は、稲村陣営もSNSを積極的に活用しましたが、遅きに失した感があります。
「開設すぐから、当方のアカウントをなりすまし等Xルールに反するものとしてXに通報しようとする呼びかけや、実際にXに対して通報を行った旨の報告が確認されていることから、組織的な一斉通報が行われ、当方のアカウントが凍結されたものと推測される状況です」
稲村氏を支援する団体「ともにつくる兵庫みらいの会」が声明文
明らかなデマや違法な誹謗中傷がSNSで飛び交っている状況があるとし、街頭演説への阻害行為や暴力的行為による逮捕者も実際に出ているとコメント。「私たちは、すべての陣営において選挙の自由が守られ、公正な選挙活動をが展開されることを、心より願っています」(原文ママ)
SNSの反応
期日前投票が大幅に増え、得票率は50%を超えました。
また出口調査では7割が齋藤氏を支持、告発文問題への対応よりも、政策や公約を評価する声のほうが多かったようです。
デタラメ・捏造を垂れ流したメディアは反省せよ!!
支持者が喜びの声を上げるとともに、メディアや稲村支持に回った市長会へ批判が多く見られます。
Xの投稿に見られるように、既存のテレビや新聞はオールドメディア。これからはネットが情報源の主流になるということが現実的になった選挙といえますね。
今後の県政は?
齋藤氏が再選したら県政の混乱が続くと懸念する声は、選挙中からありました。
選挙により知事に返り咲いたということは、知事として県民の信任を得たと言うことになりますね。
しかし、百条委員会は継続しているので齋藤氏への審議はまだこれからも続きます。
今回の選挙ではSNSを駆使して支持を広げ、メディアが誤報と感じている県民も多いようですが、真実の解明はこれからです。
また、市長会の有志が異例の稲村支持を打ち出したことから、県と市の確執も懸念されますね。
斎藤新知事には、これまで指摘されていたようなパワハラ体質を反省して、コミュニケーションを大切に円滑な県政運営を願いたいです。
まとめ:これからの選挙戦は?
兵庫県知事選挙において、前知事の斎藤元彦氏が当選確実となったニュースについて紹介しました。
メディアで全国的に報道され、連日テレビを賑わした斎藤知事の返り咲きです。
先日の東京都知事選では、石丸伸二市が蓮舫氏を押される票を獲得して話題になりました。
どちらの候補もSNSなどをフル活用して支持を集めました。
特に若い世代は、古い世代との対立構図を作ることで支持を得やすいように感じます。
これからの選挙戦は、地元の根回しや従来の選挙プロではなく、ネットを駆使しYouTubeなどで支持をあつめる新しい手法が必要になってきそうです。
あふれる情報の中から真実を見つけ出すのはどんどん大変になりそうですね。
また簡単に風向きが変わる人間心理にもすこし恐ろしさを感じる選挙でした。
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