リーダー小田切大作の生活保護不正支給逮捕~ルシファーズ解散は信じていいのか?~更生を誓う元メンバーと市民の本音

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2025年7月、名古屋市で話題となった不良グループ「ルシファーズ」の解散式。

かつては最大500人を超える勢力を誇り、傷害や恐喝などの事件で世間を騒がせてきた彼らが「もう迷惑をかけない」と誓いました。

でも──本当に信用できるの?
「どうせまた再結成するのでは?」「言葉だけの更生では意味がない」という声も、地域には根強く残っています。

この記事では、地元で暮らす一市民である私の視点から、解散式の実情、元メンバーの言葉、そして「本当にやり直せるのか?」という率直な思いをお伝えします。

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目次

はじめに

少年犯罪グループ「ルシファーズ」の終焉

愛知県名古屋市を拠点に、傷害や恐喝など数々の事件を引き起こしてきた不良グループ「ルシファーズ」。その解散式が2025年7月6日、愛知県警熱田署で静かに、しかし厳かな空気の中で執り行われました。

参加したのは10代から50代までの約30人の元メンバーたち。かつては暴力に身を置いていた彼らが「もう二度と周囲に迷惑をかけない」と誓い、署長からは「これからは社会の中で自分の役割を果たしてほしい」との言葉が送られました。

ニュースで「解散式」と聞いても、ピンとこない方も多いかもしれません。

でもこの出来事は、単なるグループの終わりではなく、過去の過ちに向き合い、新たな人生を歩み出そうとする若者たちの節目なのだと感じました。

解散式で語られた更生への誓い

式の後、報道陣の前に立った19歳の元メンバーは「自分のしたことに責任を感じている。これからはとび職として真面目に働き、家族や地域に恩返ししたい」と語っていました。

また、15歳の高校生は「不良の仲間に流されて、普通の友だちが離れていった」と後悔をにじませながら、「学校もアルバイトも続けて、まっとうな生き方を行動で証明したい」と力強く語っていました。

こうした若者の言葉には、過去の自分への反省と、これから社会の一員としてやり直そうとする強い気持ちが伝わってきます。「更生」という言葉は簡単ではありません。

でも、一人でも多くの若者が“普通の人生”を取り戻そうとする姿には、どこか希望も感じますよね。

1.ルシファーズとは何だったのか

結成の経緯と勢力拡大の背景

ルシファーズが誕生したのは1996年ごろ。名古屋市内の10代の少年たちが集まり、最初は仲間同士の遊びやバイクのツーリングが主な活動内容だったと言われています。

ですが、次第に非行がエスカレートし、傷害や窃盗などの事件に関わるようになっていきました。

当時は、全国的にも暴走族や不良グループの存在が注目されていた時代。

SNSもない時代に、口コミや地元の噂でグループは拡大し、最盛期には500人もの構成員を抱える巨大な組織へと成長しました。

少年院から出所したばかりの若者が再び加入したり、別の地域から「名古屋のルシファーズ」に憧れて入ってくるケースもあったそうです。

リーダー小田切被告とグループの実態

小田切大作

グループの中心にいたのが、小田切大作被告。現在47歳で、傷害罪などで公判中ですが、若い頃から“カリスマ的存在”としてメンバーに絶大な影響力を持っていました。

彼の一声で抗争が始まることもあり、従わないメンバーには制裁が加えられるような、上下関係の厳しい組織だったとされています。

その一方で、小田切被告は面倒見が良く、「兄貴分」として慕われる面もありました。

家庭に問題を抱えた少年たちにとっては、行き場のない不安や怒りをぶつける“居場所”だったのかもしれません。

ですが、当然ながら暴力でしかつながれない関係には限界があります。次第に恐怖と破壊だけが残り、警察に目をつけられるのも時間の問題でした。

暴力・恐喝・抗争の記録と警察の対応

ルシファーズは、単なる地元の不良グループというレベルを超え、他のグループとの抗争や市民への暴力行為まで日常的に行っていました。

商店街での集団暴行事件、深夜の駅前での恐喝被害、さらには金銭トラブルを発端とする暴力沙汰など、事件は枚挙にいとまがありません。

警察は過去にも度々摘発を行ってきましたが、一度取り締まりが強化されても、数年後には再び活動が再燃するという“いたちごっこ”が続きました。

特に2023年以降、抗争事件が激化し、ついには25人もの逮捕者が出る事態に。社会的にも大きな注目を集める中で、ついに小田切被告が2024年12月、解散届を提出するに至ったのです。

2.解散の経緯とその裏側

取り締まりの強化と再燃する活動

一度は警察の徹底した取り締まりによって勢いを失っていたルシファーズですが、数年の沈静化を経て、再び活動を活発化させたのが近年のことです。

若年層の新規加入が増え、再編成されたグループは以前よりも慎重に、しかし組織的に動くようになりました。

2023年頃から、他の不良グループとの間で抗争が頻発し、地元の商店街や住宅街での暴力事件が多発するようになります。

市民からの通報が相次ぎ、SNSでも「またルシファーズが動いている」との不安の声が広がっていきました。こうした状況を受け、愛知県警は再び組織的な摘発に乗り出し、グループに対する包囲網を強めていったのです。

逮捕者25人とリーダーによる解散届

ルシファーズの暴力行為が表面化しはじめた2024年5月以降、警察による一斉検挙が行われ、25人のメンバーが相次いで逮捕されました。

その中には、以前から目をつけられていた古参の構成員や、再加入した元メンバーも含まれていました。こうした一連の逮捕劇が、グループの実態を改めて世間に知らしめるきっかけとなりました。

この事態を重く見たリーダー・小田切大作被告は、身柄を拘束された後、勾留中にもかかわらず県警に対して正式な「解散届」を提出。2024年12月、その書類が受理され、事実上のルシファーズ終焉が確定しました。

長年、名古屋の裏社会でその名を知られてきたグループが、ついにその幕を下ろすことになったのです。

解散式の開催と警察・社会の受け止め

解散届からおよそ半年後、2025年7月6日に行われた解散式は、これまでの反社会的行動を悔い、社会復帰を誓う場として設けられました。

愛知県警熱田署内の講堂に集まった約30人の元メンバーは、警察関係者や地域の支援団体の前で「今後は迷惑をかけない」と一人ひとりが誓いの言葉を述べました。

警察側もこの式を単なるセレモニーではなく、「更生への第一歩」として位置づけ、鈴木正樹署長は「この機会を機に、社会の中で自分の価値を見つけてほしい」と激励の言葉を送っています。

世間では賛否の声もあり、「パフォーマンスにすぎない」といった厳しい意見がある一方で、「やり直す意思を信じて支えるべき」という温かい声も少なくありません。

式に参加した若者たちの決意が本物かどうかは、これからの行動で証明されていくことでしょう。

3.更生を誓う若者たち

とび職を目指す19歳の決意

解散式に参加した元メンバーの中には、自分の過去を見つめ直し、真っ当な生活を歩み始めた若者たちがいます。19歳の男性は報道陣の取材に「周囲に迷惑をかけてしまった。今後はとび職の仕事を頑張り、家族や地域に恩返ししたい」と真剣な面持ちで語りました。

彼はかつて、日雇いの仕事を転々としながら、夜は仲間とつるんで騒いでいたといいます。

そんな中、同世代の友人が建設現場で一人前の職人として働く姿を見て、「自分も何かをやり遂げたい」と感じたそうです。技術職は簡単ではありませんが、手に職をつけることで自信と収入を得られるのも事実。

今では職業訓練校に通い、日々の作業にも前向きに取り組んでいるといいます。

友情を失った15歳高校生の覚悟

さらに印象的だったのが、15歳の男子高校生の言葉です。「好奇心で入ったけれど、健全な友人が離れていってしまった。

すごく後悔してる」と話し、「学校もバイトも続けて、今度は行動で変わった姿を見せたい」と目を潤ませていました。

彼は、中学時代に家庭の事情で転校を繰り返し、孤独感を抱えるなかでルシファーズの仲間に声をかけられたといいます。「一緒にいると楽しかったし、守られているように思えた。

でも、それと引き換えに、本当に大事な人たちを遠ざけてしまった」と語っており、その悔いが更生の強い動機となっています。

現在はアルバイトで自分の小遣いを稼ぎながら、遅れた授業を取り戻すべく学習塾にも通っているそうです。

更生支援に求められる地域の役割

こうした若者たちの更生には、彼らの努力だけでなく、周囲の支えも不可欠です。

地域の中には、少年非行の経験者が講師として働く更生プログラムや、職業訓練を行うNPO団体もあり、解散式以降、彼らへの受け入れが始まっています。

また、企業の中には「一度つまずいた若者にこそ、現場で生きる力をつけてほしい」と、インターンや研修の枠を設けている例もあります。

警察・教育機関・地域団体が連携して「やり直せる社会」を築いていくことが、同じような過ちを繰り返させない最大の防止策となるでしょう。

一度レールを外れてしまった若者がもう一度立ち上がるためには、私たち一人ひとりの「信じる姿勢」もまた、大きな力になるのです。

とはいえ、「言葉だけの更生や解散では信じられない」という声も現実には多くあります。

特に、リーダーの小田切大作被告が過去に幾度も逮捕され、さらに生活保護費の不正受給の疑いで再逮捕されたという報道が出たことで、「本当に反省しているのか?」「また同じことを繰り返すのでは?」という不信感を持つ人も少なくありません。

若者たちの決意が本物かどうかは、これからの行動次第です。

そして、それを受け止める社会の側にも、冷静な目と、必要な支援体制の両方が求められていると感じます。

「ルシファーズ」リーダー小田切大作容疑者とその妻が、生活保護費の不正受給容疑で逮捕

最新の報道では「ルシファーズ」のリーダーである小田切大作容疑者とその妻が、生活保護費の不正受給容疑で逮捕されています。

  • 小田切大作容疑者(47歳)と妻(39歳)は、約3年前に保険金収入があったにも関わらず、約120万円の生活保護費を不正に受給した疑いで再逮捕されました。
  • 東海テレビによると、2025年3月初旬に報じられたもので、この逮捕は約8回目にあたるものだったと伝えられています。

この報道が真実であれば、暴力犯罪や抗争だけでなく、社会制度の悪用にも関与していたことになり、元リーダーとしての信頼性に大きな疑問が投げかけられています。

なお、この件はいまだ容疑段階の報道であり、今後の捜査や裁判で事実が明らかになる可能性があります。引き続き注視が必要ですね。

まとめ

かつて500人の勢力を誇った名古屋の不良グループ「ルシファーズ」は、長い歴史に幕を下ろしました。暴力と恐怖で結びついていた過去から、今は「社会の一員として生き直したい」と願う若者たちが立ち上がろうとしています。

とび職を志す19歳、後悔を語る15歳の高校生──それぞれの歩みは決して平坦ではありませんが、過ちに向き合い、自分の足で未来を築こうとする姿には、見る者の心を動かす力があります。警察や地域の支援、そして彼ら自身の決意が重なって初めて、「更生」という言葉が現実になるのだと思います。

ただその一方で、「言葉だけの更生では信用できない」「解散しても名前を変えてまた再結成されるのではないか」といった懐疑的な声も根強くあります。実際、グループの元リーダーである小田切被告が生活保護費の不正受給容疑で再逮捕されたという報道もあり、その信頼性に疑問が投げかけられているのも事実です。

だからこそ、私たちが見ていくべきなのは“言葉”ではなく“行動”です。変わる意思があるのなら、その努力を支えながら、しっかりと見届けていくこと。それが、次の更生につながる一歩になると信じています。

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