日曜劇場「御上(みかみ)先生」は、官僚出身の教師が日本の教育をぶっ壊す!!という今までにない学園ドラマになりそうです。
その生徒役でキーパーソンになるカリスマ性のある神崎拓斗役に抜擢されたのは、新人俳優の奥平大兼です。
奥平大兼のプロフィールや出演作について紹介します。
奥平大兼とは
日曜劇場「御上先生」には、オーディションで選ばれた29名の生徒が出演します。
その中でも中心人物になる神崎拓斗役に選ばれた奥平大兼とは?
本名:奥平 大兼(おくだいら だいけん)
生年月日:2003年9月20日(現・21歳)
出身地:東京都
身長:173cm
血液型:0型
中学生の時にスカウトされ芸能界入りしていますが、中学生の間は学業やクラブ活動を優先していたそうです。
映画『MOTHER マザー』周平役に抜擢
高校に入学してから、本格的な演技指導を受けることになりますが、試しに受けてみた長澤まさみ主演の映画『MOTHER マザー』のオーディションで数百人の応募者の中からメインキャストの周平役に抜擢されます。
ほとんど演技未経験の奥平大兼を選んだ理由として、佐藤順子プロデューサーはこうコメントしています。
彼は演技未経験ではありましたがとても深く脚本と役柄を理解しており、その感性にすごく驚かされたのを覚えています。周平役には、16-17歳という少年期の危うさと繊細さ、そして主人公の母親を支える包容力が必要だと考えていたので、はじめてオーディションでお会いした時、彼しかいないと確信しました。
映画ナタリーインタビューより
実際に起こった少年による祖父母殺人事件を取材した山崎香(元毎日新聞記者)の『誰もボクを見ていない なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか』を元に『日々是好日』の大森立嗣監督が映画化。
男にだらしな区、自堕落な生活を送る母秋子(長澤まさみ)と一人息子の周平(奥平大兼)。ネグレクトで義務教育にも通えない状態でも、周平にとって頼れる者は秋子だけだった。やがて、成長した周平は祖父母を殺害するに至る。周平を追い詰めたものは何だったのか?守りたかったものは何だったのか?母と息子のセンセーショナルな人間ドラマが展開する。
周平という難しい役をほとんど演技経験のない奥平大兼は見事に演じきり、第44回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞しました。
大森立嗣監督はコメントで「彼が偉かったのは、演技の中で嘘をつかないことをやり通せたこと。」
長澤まさみは「奥平くんは初めてお芝居をするとは思えないくらい堂々としていて、感じたことや思ったことを素直に反応してくれたので、今回、私はとても助けられていたように思います。」とコメントしています。
金曜ドラマ「恋する母たち」ドラマ初出演
「恋する母たち」は柴門ふみによる同名漫画のドラマ化です。脚本は「光る君へ」の大石静。
市立エリート男子校に通う子供をもつ45歳前後の母親の不倫ドラマ。主演は木村佳乃で吉田羊、仲里依紗が母親役で共演しています。
奥平大兼は林優子(吉田羊)の息子林大介役で出演しています。
成績優秀だが、引きこもりで、父シゲオ( 矢作兼)と与論に移住するため麻蔵学園高校を退学する。実はゲイで、石渡杏(木村佳乃)の息子研(藤原大祐)に好意を持っているという役どころです。
このドラマには息子役として奥平大兼他、藤原大祐や宮世琉弥といった次世代若手俳優が出演しているのも話題になりました。
映画『君の放課後インソムニア』初主演
2023年6月公開の映画「君の放課後インソムニア」で森七菜とW主演しています。
高校生の中身丸太(なかみがんた)(奥平大兼)は不眠所に悩まされ同級生から敬遠されていた。ある日、丸太は高校の屋上で今は物置になっている小さな天文台で同級生の曲伊咲(まがり いさき)(森七菜)と出会う。
伊咲も不眠症のためこの天文台の観測室で隠れて睡眠を取っていたのだ。
天文台を自分達の居場所と感じた丸太は、廃部になっていた天文部を復活させるために星空観望会を計画する。根暗だった丸太は、生徒たちの協力を求めるなど活発に活動するも、展望会は大雨で中止となってしまう。
落ち込む丸太を慰める伊咲だが、彼女は心臓に欠陥を持っていた。
高校生の大人になりきらない胸キュン青春物語。
原作はオジロマコトの同名コミック「君の放課後インソムニア」。インソムニアとは不眠症のこと。
監督は池田千尋。「東京リベンジャーズ」シリーズの脚本家・高橋泉と池田監督の共同脚本です。
レビューでは、主演二人の演技が自然体で良かったと高評価です。
石川県七尾市が舞台でロケも行われています。美しい風景も見どころですね。
ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』星崎透役
2023年の日本テレビの土曜ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」は松岡茉優主演の学園タイムリープものです。
同局の日曜ドラマ菅田将暉主演の『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』が話題になりましたが、同作品も同じプロデューサーと監督による、完全オリジナル脚本作品です。
3年D組の担任教師の九条里奈(松岡茉優)は卒業式の日、誰かに吹き抜け廊下から突き落とされる。「D組卒業おめでとう」と書かれたコサージュをつけた手を見ながら落下し、地面に叩きつけられると思った瞬間、1年前の始業式の日にタイムリープしていた。
なぜ、自分は1年後、生徒の誰かに突き落とされたのか?前の人生の何が間違っていたのか?
容疑者である30人の生徒たちと真剣に向き合う覚悟を決める。
奥平大兼が演じる星崎透(ほしざき とおる)は常に飄々としていて掴みどころのないミステリアスな役どころです。
物事を客観的に見つめ、哲学的な思考の持ち主。しかし、世界は白黒のようにどこにも自分がいないと虚しさを感じていた。2周目の里奈が生徒と向き合う中でクラスはどんどん変わっていく中で変わらない自分に苛立っていた。そして・・・。
このドラマは、イジメられる鵜久森叶(うぐもり かなう)(芦田愛菜)、影でクラスを操る相楽琉偉(さがら るい)(加藤清史郎)など、生徒一人ひとりに里奈が向き合う中でクラスが変わっていくという学園ドラマらしい展開もありますが、1年後に誰かに突き落とされるという運命を変えることができるのかというサスペンス要素もありました。
奥平大兼の星崎透は、ネタバレすると1周目の人生で里奈を突き落とした犯人です。これも難しい役どころを見事に演じていました。
映画『Cloud クラウド』佐野役
純真な高校生役を演じてきた奥平大兼が一皮むけた作品とも言われます。
主人公吉井(菅田将暉)の助手でありながら、彼を地獄へと導く役どころで注目されました。
主人公の吉井良介(菅田将暉)はいわゆる副業転売ヤー。売れるものなら何でも安く仕入れて高く売る、ただそれだけのこと。デカい儲け話には耳を貸さず、コツコツと転売で日銭を稼いでいた。
吉井は勤務先から昇進の話を受けるが固辞して辞職する。恋人の秋子(古川琴音)と郊外の湖畔に事務所兼自宅を借り新しい生活をスタートする。
地元の若者・佐野(奥平大兼)を雇って転売業も軌道に乗ってきた。しかし、吉井の周りで不審な出来事が起こり始める。
吉井が自覚のないままばら撒いた悪意の種が集団狂気へとエスカレートしていき、狩りの標的となった吉井の日常が破壊されていく。
監督・脚本は『回路』『クリーピー 偽りの隣人』『蛇の道』の黒沢清監督のサスペンスホラーです。
撮影中に黒沢清監督から「菅田将暉を超えてほしい」という要望があったとのこと。新しい奥平大兼が観られる作品になっています。
日曜ドラマ「御上先生」神崎拓斗役
2作目の学園ドラマで報道部の部長で、ジャーナリスト志望の神崎拓斗を演じます。
新聞記者の父親に対して尊敬と反発の入り混じった複雑な感情を抱いている役どころ。
29名の生徒役のオーディションでは神崎拓斗を軸に演技オーディションが行われたという重要な役どころです。
これまでの学園ドラマと一線を画し、官僚出身の教師(松坂桃李)が現場から日本の教育を変えていこうとする社会的なテーマが盛り込まれているとのことです。
どんなドラマになるか楽しみですね。
奥平大兼に似ている芸能人は?
最後に、SNSなどで似ていると言われている芸能人を画像で比べてみました。年齢や髪型で印象が違っていますが、これから年齢を重ねるとどのように変化するかも楽しみですね。
猪狩蒼弥
猪狩蒼弥は男性アイドルグループHiHi Jetsのメンバーです。金髪の写真がおおいですが、こちらは高校時代の写真になります。
金子大地
エラの張り具合がよく似ていると思います。ぱっと見て一番似ていると感じるのではないでしょうか?
山崎賢人
若い頃の山崎賢人に似ていますね。やはり髪型で似ている印象に。
藤原達也
藤原達也の若い頃によく似ています。これも髪型の印象は強いですね。
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