25年目を迎えた『ザ!鉄腕!DASH!!』。今年の棚田では、猛暑による藻の大量繁殖で稲作が大ピンチ!森本慎太郎さんが“藻バスター”となって奮闘する姿は必見です。
さらに、新宿DASHではホタル復活計画と屋上ブドウ栽培という都会ならではの挑戦が進行中。
自然と向き合いながら都会と田舎をつなぐ、DASHならではの最新プロジェクトを詳しく解説します。
はじめに
25年目を迎えたDASH村米作りの挑戦
今年で25年目を迎えたDASH村の米作りは、もはや番組の代名詞ともいえる伝統的なプロジェクトです。
今年は福島・大玉村の棚田を舞台に、猛暑による異例の課題に直面しました。
田植えから2か月後、稲の間に見られたのは藻の大量発生。
田んぼ一面を覆う緑の膜が、稲の成長を阻害していたのです。そんな中で、SixTONESの森本慎太郎さんが「藻バスター」として登場。手作業で藻を取り除き、稲の呼吸を取り戻す姿が印象的でした。
さらに、酷暑で弱った稲を救うため、オリジナルの“稲用スポーツドリンク”を開発して散布するなど、これまでにないユニークな対策も登場しました。
25年目だからこそ経験する困難と挑戦が詰まったシーズンとなっています。
新宿DASHで進行する2大計画の概要
一方、新宿にあるDASHベース基地では、都会ならではの2大プロジェクトがスタートしました。
1つ目は、日本の夏の象徴ともいえる「ホタル」を都会のど真ん中で復活させる計画です。
松島聡さんが立ち入り禁止区域に潜入し、ホタルが生息する貴重な自然を調査する場面は、都会の自然環境への意識を高める内容でした。
2つ目は屋上でのブドウ栽培。松島さんは「責任を持ってやり遂げる」と意気込みますが、作業は想像以上に大がかりで、早くも限界寸前に。
この2大計画は、都会での自然共生をテーマにした大きな挑戦であり、番組の新たな魅力を生み出しています。
1.棚田に発生した藻の大量繁殖と対策
猛暑で拡大する藻の被害と稲の生育不良
今年の夏は記録的な猛暑で、棚田の環境は大きく変化しました。
水温の上昇と日照時間の増加が重なり、田んぼの中で藻が一気に増殖。稲の周囲を覆い尽くすように広がり、日光や養分を奪ってしまう状態になっていました。
結果として稲の成長が遅れ、場所によっては稲がまばらに見える“スカスカ”な部分まで発生。
これは25年間の米作りの中でも珍しい事態で、チーム全員にとっても深刻な課題となりました。
森本慎太郎の「藻バスター」奮闘記
この危機的状況に立ち向かったのがSixTONESの森本慎太郎さんです。
彼は「藻バスター」と名乗り、田んぼに膝までつかりながら、ネットを使って藻をすくい出す作業に挑みました。想像以上に重たい藻を取り除く作業は体力勝負で、開始早々から汗だくに。
しかし、「このままじゃ稲が呼吸できない!」と声を上げながら、笑顔を見せつつ全力で対応する姿は視聴者の心を打ちました。
取り除かれた藻は肥料として再利用され、無駄を出さないDASH流の工夫も見られました。
稲を守るためのスポドリ散布と熱中症対策
藻の除去と並行して、暑さで弱った稲を守るための取り組みも行われました。
森本さんたちは稲専用の「スポーツドリンク」を独自に開発。
ミネラルを含んだ成分を調整し、散布することで稲が吸収しやすい環境を作り、熱中症のような状態に陥った稲を救う試みです。
さらに田んぼの水位管理や日除け対策も実施され、人間と同じように稲にも暑さ対策が必要だということを改めて実感させられました。
これらの工夫が功を奏し、稲は少しずつ元気を取り戻し、収穫への希望をつなぐことができたのです。
2.新宿DASHで進行するホタル復活プロジェクト
東京の禁断エリアに潜入し生息環境を調査
ホタルといえば、田舎の川や湿地帯で見られる夏の風物詩として有名です。
しかし、東京のど真ん中にホタルが生息している場所があると聞き、松島聡さんが現地調査に挑みました。
その場所は、関係者以外は立ち入り禁止の“禁断エリア”。都心とは思えないほど自然が手つかずで残され、まるで小さな森のような環境でした。
調査の結果、ホタルはきれいな水と湿度のある草地を好むことがわかり、都会でホタルを復活させるためには、まず水質管理と生息に適した植生づくりが重要であることが見えてきました。
都会でのホタル復活に向けた取り組み
新宿DASHでは、この調査結果を踏まえ、都会でもホタルが生息できる環境づくりを始めています。
例えば、ビルの屋上や人工の水辺を活用し、ホタルが育つための水路を整備。
また、外部の生物学者や環境保全団体とも協力し、幼虫を放流するだけでなく、エサとなるカワニナの生息環境も確保するなど、生態系全体を視野に入れた取り組みを進めています。
このプロジェクトは、単にホタルを見たいという願望だけではなく、都会での自然共生という大きなテーマを持っており、多くの人にとって新鮮な驚きと感動を与えています。
松島聡が学んだ自然環境保全の重要性
実際に現場でホタルの生息環境を調査した松島聡さんは、自然環境の重要性を肌で感じたと話します。
都会では見過ごされがちな「水のきれいさ」「緑地の保全」が、ホタルの生存だけでなく、人々の暮らしや心の豊かさにも深く関わっていることに気付いたのです。
松島さんは「都会だからこそ自然を守る努力が必要なんだ」と語り、今後も環境保全に力を入れる決意を示しました。
ホタル復活プロジェクトは、単なるバラエティの企画にとどまらず、視聴者に自然との関わり方を考えさせるきっかけとなっています。
3.屋上ブドウ栽培への挑戦
念願のブドウ作りスタートと苦戦の連続
新宿のビル屋上でのブドウ栽培は、松島聡さんにとって長年の夢でもありました。
都会の真ん中でブドウを育てるという大胆な試みに「責任を持ってやり遂げます!」と宣言し、作業をスタート。
しかし、初めて挑戦するブドウ作りは想像以上に難しいものでした。
特に屋上という特殊な環境では、日差しの強さや風の影響が大きく、土の乾燥や温度管理に苦労する場面が多発。
苗木を植えるだけでなく、つるを伸ばすための棚づくりや支柱の設置など、大がかりな作業が次々と発生し、松島さんは何度も汗だくになりながら奮闘しました。
作業拡大による限界と謎の助っ人の登場
ブドウのつるが想定以上に成長し、屋上全体を使うほどになったことで、作業量は一気に増加しました。
水やりや肥料の調整、枝の選定などを一人でこなすのはほぼ限界。
そんな中、松島さんが「さすがにこれは一人じゃ無理だ」と弱音を吐く場面も。
しかし、そのタイミングで現れたのが“謎の助っ人”。農業経験者であり、屋上農園の知識も豊富な人物で、専門的なアドバイスを交えながら作業をサポート。
二人三脚で進めた結果、ブドウ棚は形を整え、少しずつ収穫に向けた準備が整い始めました。
都会ならではの農業挑戦の可能性
屋上でのブドウ栽培は単なる趣味や企画にとどまらず、都会の農業としての可能性を感じさせるものでした。
限られたスペースを有効活用することはもちろん、都市部の温度上昇を抑える効果や、地域住民が自然と触れ合う場の提供にもつながります。
松島さんも「屋上でもこんなに本格的に農業ができるとは思わなかった」と驚きを口にし、今後は周囲を巻き込みながらの拡大も視野に入れている様子でした。
この挑戦は、都会で暮らす人々に農業の魅力と可能性を伝える新たなきっかけとなっています。
まとめ
25年目を迎えたDASH村の米作りは、猛暑という自然の厳しさと向き合うシーズンとなりました。
棚田で大量に発生した藻を取り除く森本慎太郎さんの奮闘や、稲専用のスポーツドリンクを開発して熱中症対策を施す工夫は、番組ならではの知恵と体力勝負の現場を映し出しました。
一方、新宿DASHでは、都会の真ん中でホタルの復活を目指す取り組みが始動し、松島聡さんが禁断エリアで自然環境の重要性を学ぶ姿が印象的でした。
さらに、屋上でのブドウ栽培という前例の少ない挑戦では、予想を超える成長に苦戦しながらも、謎の助っ人と共に前進するシーンが描かれ、都会型農業の可能性を示しました。
これらの取り組みは、自然と向き合いながら新しい挑戦を続けるDASHの魅力を存分に伝え、視聴者に「自然と人が共生する未来」へのヒントを与えてくれたといえるでしょう。
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