堺市北区の小学3年生の島田玲(しまだれい)さん、9歳が国家資格の「第2種電気工学士」に合格しました。
将来の夢はロボット博士だそう。
やりたいことにチャレンジする息子をバックアップしたご両親など、素晴らしいですね。
詳しく紹介します。
第2種電気工事士とは?
第二種電気工事士とは、住宅や小規模な店舗、事業所など、600V以下で受電する場所の配線や電気設備の工事を行うために必要な国家資格の一つです。
(高圧・特別高圧の設備工事には第一種電気工事士の資格が必要です。)
例えば、以下のような工事や修理・点検などができるようになります。
1. 電気設備の設置工事
- コンセントやスイッチの取り付け
- 照明器具の設置や交換
- 配線や配電盤の工事
2. 電気設備の修理・点検
- 故障したコンセントやスイッチの修理・交換
- 電線の劣化や断線の点検と対応
- 漏電のチェックやブレーカーの交換
3. 新築やリフォーム時の配線工事
- 新築住宅の配線作業(壁内や天井裏の電線敷設)
- リフォーム工事に伴う電源や照明の移設
4. 省エネ設備の設置
- LED照明や太陽光発電システムの導入工事
- 電気自動車(EV)充電設備の設置
- スマートホーム向け電気設備の設置
5. 工場や小規模店舗での軽作業
- 小型モーターやポンプの接続工事
- 照明設備や一般的な配線作業
我が家の電気スイッチが接触不良で点きにくいのですが、電気工事士の資格がないと、勝手に取り替えられないのですね。
島田玲君が第2種電気工事士の資格を取るまで
第2種電気工事士の国家資格に合格した島田玲くん(9歳)です!!
資格取得講座のユーキャンでは、講座費用 64,000円(一括払い)かかるようです。
就職に有利な資格として人気がありますね。
目指したキッカケは?

玲くんがロボットに興味を持ったのは、4、5歳の頃に見たTVアニメ「キテレツ大百科」に出てくるコロ助だそうです。
「自分も作ってみたい!!」と思い、6歳からロボットを作ってプログラミングも学べる教室に通うようになります。他にも英会話や書道も習っているそうです。
ご両親によると玲くんは「口が達者で、昔のテレビアニメの『一休さん』のような負けず嫌いな子」だそうです。
国家試験に挑戦!!
父親の暢輔(ようすけ)さん(43)は、放射線技師で、3年前に筆記試験を通過しているそうです。
そのため、電気回路の基礎を学ぶ一環として、玲くんも第2種電気工事士の取得を目指すことになりました。
とはいえ、試験問題には小学3年生では習わない難しい漢字がたくさん出てきます。
陽輔さんが漢字の読み方や意味を教えて、10年分の過去問を繰り返し解いて勉強したそうです。
指導者探しは困難を極める

専門家に学ぶために、企業など指導してくれる講習先を探したそうですが、小学3年生の玲くんにとっては配線を切るなどの力の必要な工程は無理だと断られることが多かったそうです。
星翔高校で学ぶ
そんな中、指導を受け入れてくれたのが摂津市の星翔高校で、昨年11~12月の週2回の平日夜、暢輔さんが車で片道1時間半をかけて送り迎えをしたそうです。


玲くんの自宅堺市から星翔高校までは結構な道のりですね
星翔高校の高田真和教諭(48)と小吹佳志教諭(35)が指導をかってでてくれました。
力の弱い玲くんは、専用のペンチで複数の配線を切るなどの工程は力が必要なため苦手意識を持っていましたが、「立って体重をかけて作業をしてよい」などをアドバイスしたそうです。
玲くんは、講習で間違えた点を意識し、動画投稿サイト「ユーチューブ」も参考にしながら自宅で繰り返し練習し、高田教諭らは「素直で向上心がある子。講習の途中から手がよく動くようになったので、反復練習をこなしたのがよく分かった」と成長を喜んでいるそうです。
国家試験合格!!
今年1月下旬に見事、第2種電気工事士の試験の合格!!
玲くんは「筆記はパズルを解くみたいで、技能は作る楽しさを学べた」と嬉しそうですね。
玲くんを見守ってきた母親の瑠璃子さんは「親の方がくじけそうだったが、コツコツと積み重ねて勝ち取ったのはうれしい」と喜びを語っています。
夢はロボット博士

玲くんの将来の夢はロボット博士。
夢のために電気回路を基礎を学ぶ一環として、今回の第2種電気工事士を受験、見事合格し資格を取得しました。
ご両親や高校の先生など、多くの大人が玲くんを支えてくれました。「皆に感謝しかない。頑張ってロボット博士になりたい」と感謝を述べています。
キテレツ大百科のコロ助のように「感情を持って人を助けるロボットを作りたい」と夢の第一歩ですね!!
YouTube配信「電工少年」
玲くんは、YouTubeチャンネルで「電工少年」を開設しています。
力の弱い自分でも合格できたことを知ってもらおうと、工具の紹介などをしています。
紹介している工具の一部は、父・暢輔さんの知人が筆記試験の合格祝いにプレゼントしてくれたものだそうです。一回り小さくて9歳の玲くんでも扱いやすかったそうです。
小学3年生(取得時8歳)の僕が、令和6年下半期、第二種電気工事士・筆記試験・技能試験に一発合格することができました。
・関西下半期合格率 37.67% (筆記試験 56.9% 技能試験 66.2%)
・自己採点 筆記試験 40/50 問(80点)
どうやって僕が電気工事士の資格を取得することができたのか、このチャンネルでお伝えしていければと思います。
(注意) このチャンネルは第二種電気工事士の資格を取得した小学3年生の男の子が、自身の経験を参考にしてもらえたらとおもい立ち上げたチャンネルです。あくまで参考動画になりますので、あたたかい目でご覧いただけるとうれしいです。
「電工少年」概要より
まとめ
堺市北区の小学3年生、島田玲(れい)さん(9)が、国家資格の「第2種電気工事士」に合格しました。
資格に挑戦するキッカケと、合格までの道のりを紹介しました。
子どもの興味をまだ小さいから無理などと止めないで、講師探しや送り迎えなどバックアップしたご両親も素晴らしいですね。
将来の夢はロボット博士だそう。
一生懸命努力して結果が出るという体験は、今後大きな財産になりますね。
おめでとうございます!!
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