MLB東京シリーズ2025では、ロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスによる公式戦が3月18日と19日に開催されますね。
続々と選手たちが来日しています。
選手の家族も同行しているようなので、東京での観光も選手の楽しみのようですね。
シカゴ・カブスでは、日本での振る舞いについて「臨時日本講座」が開かれたそうです。
その講師を務めたのは?詳しく紹介します。
カブス「臨時日本講座」講師はサク・ヤナガワ
臨時日本講座が行われたのは9日(同8日)の午前中。シカゴを拠点に活動しているコメディアンのサク・ヤナガワ(柳川朔)氏(32)を特別講師として招き「9つの、日本ですべきこと、してはいけないこと」と題した、言わば“日本の歩き方”講座を受けたという。 ヤナガワ氏はコメディアンらしくユーモアを交えて様々な日本文化に関するレクチャーを行った。
スポニチより
9つの、日本ですべきこと、してはいけないこと

「電車では静かにすること」「ドラッグはすべてNG」「現金を用意する、チップはいらない」「お辞儀をするときに手を合わせない」など日本の文化やモラルに関した注意があります。
「話しかけても英語が通じない時は書いてみる」は、ちょっと情けないけどなるほど!と思ってしまいました。
また「コンビニエンスストアは楽園だ!!」は、アメリカではコンビニは品数も少なく治安が悪く一般の人は利用しないとは驚きです。
アメリカ在住だからこそのアドバイスですね。
スタンダップコメディアンらしく、楽しいレクチャーだったようで、「日本では年下の人が乾杯する際には、グラスを年上の人よりも低く構えなければならない」の説明の後、「(チームの現役最年長の40歳で)いつも、グラスを高々と掲げられるジャスティン・ターナー(内野手)はきっと気分がいいでしょう」と笑わせてカブスのクレイグ・カウンセル監督(54)ご機嫌だったようです。
サク・ヤナガワとは
本名:柳川 朔(やながわ さく)
生年月日:1992年5月20日
出身地:奈良県高石郡明日香村
身長:179cm
最終学歴:大阪大学文学部人文学科
職業:コメディアン、ライター
既婚
大学3年生の時、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』で日本人スタンダップコメディアンが特集されているのを観て渡米。ニューヨークの劇場のオープンマイクに出演を懇願するという行動派。
そこで出会ったシカゴ出身のコメディアンの紹介で、シカゴのコメディ劇団セカンド・シティの舞台に出演。
帰国後、日英2ヶ国語のコメディを制作して、自身の作った劇団で海外公演を行い、大阪大学の最優秀研究に選ばれています。
2016年の大学卒業後は、ハリウッドのキャスティングディレクター、奈良橋陽子の主催する俳優養成所「アップスアカデミー」で演技をび、
2017年には、アメリカに移住して、シカゴでLaugh Factoryなどのクラブに出演する傍らアフリカツアーを行っています。
2018年、8月にスコットランドで開催される世界最大のアートフェスティバル、エディンバラ・フェスティバル・フリンジで1ヶ月間の公演をおこない、同年11月にはシアトル国際コメディ大会に出演し入賞しました。
2019年、セカンド・シティと全米放送局・NBCの共催するフェスティバルに出演。また、7月に日本で行われたフジロックフェスティバルにスタンダップコメディアンとして初の出演。同年11月、ボストン・コメディ・フェスティバルに出演しファイナリストとなりました。
2021年、経済誌Forbesの選ぶ「世界を変える30歳以下の30人」にコメディアンとして選出されています。
日米で活動の幅を広げ、2023年の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』新春スペシャル放送で、ヤナガワの特集が組まれ、明石家さんまも舌を巻く活躍で有名になりました。
4股不倫報道
2023年には、週刊文春で既婚にもかかわらず複数の女性と不倫していたことが暴露され、結婚詐欺などのトラブルとなっていることが報じられました。
ネットで検索すると、「サク・ヤナガワ4股」ってキーワードも出てきますね。
著書『Get Up Stand Up!たたかうために立ち上がれ!』
内容紹介(出版社より)マイク1本で世界を笑わせるコメディ界のメジャーリーガー!
21歳で、テレビの映像に刺激されツテのないまま翌日渡米。
シカゴから全米へ、世界へと笑いの渦を広げていった日本人スタンダップコメディアン、柳川朔の軌跡と野望。
本書の中で、ジョークが米国ではたしてきた役割について
「多民族国家の米国において、ジョークとは、他者にとって『自分が敵でない』ということを示すコミュニケーションの手段で、大きく文化の異なる両者が、ジョークを通して歩み寄ることで、「あなたの敵ではないですよ」と示しあい、お互いの非交戦的な関係性を構築してきた」
「その日たまたま同じ会場に集った観客同士がひとつのジョークで笑いあえたとき、少なくともその一瞬だけは分断などどこかへ消えて無くなる」と信じていると語っています。
分断が進むアメリカでジョークは必要ですね。
日本のお笑いは「風刺ネタ」を避けると言われています。言いたいことを笑いで吹き飛ばす!!そんな風通しが良い世の中が今必要な気がします。
まとめ
MLB東京シリーズ2025で来日するシカゴ・カブスの選手たちに、「臨時日本講座」で日本の歩き方レクチャーをした、シカゴ在住のスタンダップコメディアン・サク・ヤナガワを紹介しました。
大阪大学卒業後、単身アメリカに渡り、英語を駆使したジョークで会場を沸かせ、「世界を変える30歳以下の30人」にも選ばれたことがあるすごい人ですね。
女性関係にはだらしないところがあるようで、既婚ですから奥様を大事にしてもらいたいところですが。
どんどん日本人も世界に出ていく時代の先駆者として、今後の活躍が期待されています。
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