【北海道・羅臼岳】ヒグマ襲撃で20代男性が安否不明 登山道封鎖・救助活動の現状と最新情報

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2025年8月14日、北海道斜里町の羅臼岳で20代男性登山者がヒグマに襲われ、安否不明となる深刻な事故が発生しました。

現場は標高約550メートル付近の登山道で、友人と下山中に突然クマが出現。

男性は激しく抵抗しましたが、太ももから出血し茂みに引きずり込まれたといいます。

警察は安全確保のため地上からの捜索を中断し、ヘリコプターによる救助や入山規制を実施中です。

本記事では、事件の詳細経緯、救助活動の状況、そして羅臼岳周辺で相次ぐヒグマ出没事案について最新情報をまとめます。

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目次

はじめに

羅臼岳で発生したヒグマ襲撃事件の概要

2025年8月14日、北海道斜里町の羅臼岳(標高1661m)で、登山中の20代男性がヒグマに襲われ安否不明となる事件が発生しました。

現場は標高約550メートル付近の登山道で、友人とともに下山中に突然クマが出現し、男性を襲撃しました。

本件は知床半島が世界自然遺産に登録された2005年以降、初めての登山客襲撃事案となります。

登山者の安全と捜索活動の重要性

現場周辺には事件発生当時も多くの登山者が山中におり、警察や消防は安全確保を最優先に救助活動を展開しました。

ヒグマは人を恐れず接近する行動を繰り返しており、遭遇時のリスクが高まっています。

このため、事件の全容解明と再発防止策が強く求められています。

1.事件の経緯

通報の経緯と現場の状況

14日午前11時ごろ、羅臼岳から下山していた登山者の男性から「友人がヒグマに襲われた」と警察に通報が入りました。

通報者は20代男性で無傷でしたが、一緒にいた友人はクマに襲われ、登山道脇の茂みに引きずり込まれたまま安否不明となっています。

襲撃時の詳細なやり取り

通報者によれば、襲われた男性は200メートルほど前方を歩いており、突然自分の名前を呼ぶ声が響きました。

駆け寄ると、友人がクマと格闘している場面を目撃。

男性は必死に抵抗していましたが、クマはそのまま茂みへ引きずり込みました。このとき、両足太もも付近から大量の出血が確認されたといいます。

負傷状況と引きずり込みの様子

目撃情報によると、クマは男性をしっかりと咥え、林の奥へと移動しました。

通報者はクマを追い払おうと試みましたが、近づくとさらに奥へと連れ去られたため、これ以上の接近は危険と判断し救助要請に切り替えました。

2.捜索・救助活動

地上捜索中断の理由

警察は当日午後、安全確保の観点から地上での捜索を中断しました。

現場周辺はヒグマの活動範囲であり、付近の地形も急峻で捜索隊の安全が確保できない状況でした。

ヘリコプターによる救助と下山規制

日没までの間、ヘリコプターを投入し山中に残された登山者約40人を救助。

新たな入山を防ぐため登山道入口を閉鎖し、下山していない十数人の登山者に対してはその場で待機するよう呼びかけが行われました。

ハンター同行の難しさと対応策

翌日早朝からの再捜索に備え、警察はハンターを同行させる方針ですが、山中に他の登山者が残っているため猟銃の使用は困難とされています。

安全を最優先に、ヘリ救助と地上からの接近を組み合わせた捜索が計画されています。

3.ヒグマ出没の背景

直近のヒグマ接近・襲撃事案

知床財団によると、事件発生前の8月10日には登山道で人とヒグマが3〜4メートルまで接近する事案が発生。

さらに8月12日にはクマ撃退スプレーを使用しても数分間付きまとわれる事例があり、警告が発せられていました。

羅臼岳周辺の環境と世界自然遺産登録後の変化

知床半島は2005年に世界自然遺産に登録されて以降、登山や観光で訪れる人が増加。

ヒグマも人の存在に慣れる傾向が強まり、人を恐れず行動する個体が目撃されるようになっています。

登山者への注意喚起と安全対策

登山計画時には地元自治体や財団が発信するクマ出没情報の確認が必須です。

クマ鈴やスプレーの携帯だけでなく、複数人での行動、早朝・夕方の登山回避なども重要な予防策となります。

まとめ

今回の事件は、登山者にとってヒグマとの遭遇が命に関わる重大リスクであることを改めて示しました。

現場の地形や天候、動物の行動パターンを踏まえた捜索・救助の難しさも浮き彫りになっています。

今後は、登山者の安全確保とヒグマ対策の両立に向けた継続的な取り組みが求められます。

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