ドジャースで活躍する大谷翔平選手が購入したと報じられた、ハワイ島マウナケアの超高級別荘地。
約25億円の価格や豪華な設備に加え、本人出演の宣伝動画まで公開され、世界中の注目を集めました。
しかし着工式後の写真削除や広告の消滅、工期遅延の可能性など、計画には思わぬ変化が…。
この記事では、販売会社の営業トークや大谷選手のプライバシー保護へのこだわりを踏まえ、別荘計画の最新動向とその背景を詳しくお伝えします。
はじめに
大谷翔平とハワイ別荘報道の経緯
ドジャースで活躍を続ける大谷翔平選手が、2024年2月に妻・真美子さんとの結婚を発表した直後、米メディア「ハワイニュースナウ」によって、ハワイ島マウナケアにある高級別荘地を購入したと報じられました。
この別荘地は東京ドーム約1.5倍の広さを誇り、14区画に分かれています。
大谷選手が選んだのは中央に位置する特に広い区画で、敷地内には打撃や投球練習ができる専用施設も併設予定とされていました。
販売価格は約1700万ドル(約25億円)という超高額物件で、大谷選手が購入第1号となったことから、現地の販売会社は宣伝に力を入れ、本人が出演しナレーションも務める豪華な動画広告を公式サイトやYouTubeで公開していました。
なぜ別荘計画が注目を集めているのか
もともと大谷選手は、野球だけでなく私生活や家族のプライバシーにも細心の注意を払うことで知られています。
そんな彼が公に広告塔として登場したことで、ファンやメディアの関心は一層高まりました。
さらに、この別荘はオフシーズンの家族の拠点となるだけでなく、敷地や設備の規模、そして「大谷選手と同じ別荘地に住める」というプレミア感から、世界中の富裕層の注目を集めています。
しかし2025年夏完成予定とされた計画は、工期の遅れや広告の突然の削除など予想外の動きが相次ぎ、「本当に完成するのか」「なぜ広告から姿を消したのか」といった疑問や憶測が広がっているのです。
1.25億円ハワイ別荘計画の全貌
別荘地の場所と規模、販売価格
大谷選手が選んだのは、ハワイ島マウナケアという自然豊かな高級リゾート地です。
ここは東京ドーム約1.5倍の広大な土地を14の区画に分けて販売しており、1区画あたりの面積は約1エーカー(約4000平方メートル)と、一般的な日本の住宅地では想像しにくいほどの広さです。
区画には著名な建築家やデザイナーが設計を手掛けた豪華な邸宅が建てられ、販売価格は1棟あたり約1700万ドル、日本円にしておよそ25億円。
海やゴルフコースを望む絶好の立地もあり、富裕層の中でも選ばれた人だけが手にできる“夢の別荘地”です。
大谷が選んだ区画と特別仕様
大谷選手は、この別荘地の中でも中央に位置する特別に広い区画を購入しました。
この場所は周囲の景観が開けており、プライバシーも確保しやすいのが特徴です。
さらに、敷地内には野球のトレーニングができる施設を併設する計画もあり、打撃練習用のケージや投球練習スペースなど、まるでプライベート球場のような仕様になる予定です。
オフシーズンでも体を維持し、家族と過ごす時間を両立できるよう考えられた設計は、大谷選手らしいこだわりと言えるでしょう。
宣伝動画と広告展開の背景
この物件が注目を集めた理由のひとつが、販売会社による積極的な広告展開です。
公式サイトやYouTubeでは、大谷選手が現地の美しい海やゴルフコースを背景に「パラダイスを見つけました。ここは特別な場所。そして、もうすぐ我が家となる場所」と語る宣伝動画が公開されました。
ネット広告やバナーでも同様の映像や写真が使用され、大谷選手の知名度と信頼感を全面に押し出したプロモーションが展開されました。
彼が普段は厳しく管理している肖像権をここまで開放したことも、話題性を高める一因となったのです。
2.写真削除と広告消滅の経緯
着工式と真美子さんとの記念写真
2025年1月、別荘建設予定地では着工式が行われ、大谷選手と妻・真美子さん、愛犬のデコピンに加え、ハワイ州知事や郡長なども参加しました。
式典では、スコップを手に笑顔を見せる夫妻の姿が公式サイトに掲載され、日本のニュースでも大きく報道されます。まさに“夢の別荘計画”が動き出した象徴的な瞬間でした。
しかし、その華やかな写真は、報道後まもなくサイトから突然削除されてしまいます。
この急な削除に、許諾の取り方や大谷サイドの意向が関係しているのではないかとの憶測が広がりました。
HPからの写真削除とその理由推測
公式な説明はありませんが、関係者の間では「プライバシー保護のためではないか」という見方が有力です。
特に、大谷選手はこれまでプライベート写真の公開には慎重で、過去にも居住地の情報が報道された際に強く反発した経緯があります。
そのため、着工式の写真が大きな注目を集めたことにより、本人や家族の安全・プライバシー面での懸念が高まった可能性があります。
また、広告や宣伝での使用に関する契約条件が整っていなかった可能性も指摘されています。
広告が消えたタイミングと残る販売区画
写真削除から数カ月後、公式サイトからはトップページに掲載されていた大谷選手の宣伝動画やバナー広告も姿を消しました。
わずか半年前には「MVP受賞の大谷選手が建設中」と文言を加えるほど大々的に推していたにもかかわらず、現在はその痕跡がありません。
しかも、別荘地の14区画のうち8区画がまだ売れ残っており、販売状況も伸び悩んでいる様子です。
こうした状況の変化は、広告戦略の見直しか、あるいは何らかのトラブルが背景にあるのではないかと見る声も出ています。

3.販売会社の説明と“営業トーク”
購入希望者が聞いた工期の遅れ
広告が消えたことで不安を抱いた購入希望者の男性が、販売会社に直接問い合わせたところ、返ってきたのは歯切れの悪い答えでした。
担当者は、物件案内や現地視察の説明はスムーズにこなす一方で、大谷選手に関する話題になると口調が慎重に変化。
「通常、ハワイで家を建てるには2〜3年ほどかかるため、大谷選手の別荘も完成は来年までかかるのでは」との見方を示し、当初予定の2025年夏完成は現実的でない可能性がにじみました。
これは、今年1月の着工式から逆算しても工程がかなりタイトであることを裏付けています。
「大谷選手と食事できる」営業戦略
さらに、この担当者は営業トークとして「土地を購入すれば、大谷選手と食事を共にする機会がある」と強調。
実際に購入者の中にはすでに大谷選手と食事をした人もいるとし、「皆さん、大谷選手のご近所になりたくて買っている」と付け加えました。
いわゆる“憧れの有名人と同じコミュニティに住める”という付加価値を前面に押し出す手法です。
高額物件の販売においては、こうした「特別感の演出」が購買意欲を高める重要な要素となりますが、裏を返せば大谷選手が本当に住むかどうかが物件価値を大きく左右するというリスクも抱えています。
大谷サイドのプライベート保護と懸念点
在米ジャーナリストによれば、大谷選手はこれまでも家族やプライベート空間を厳重に守ってきました。
過去にはロサンゼルスの物件がテレビ報道で特定され、「もうここには住めない」と憤慨したというエピソードもあります。
そのため、別荘の広告塔として表に立つこと自体に、そもそも違和感を覚える人も少なくありません。
加えて、工期の遅れや広告削除の経緯は、彼の生活環境の変化やセキュリティ面への配慮といった事情が影響している可能性があります。
家族で安心して過ごす場所を求めて選んだはずの別荘計画は、今もなお不透明な要素を多く抱えたまま進行しているのです。
まとめ
大谷翔平選手の「25億円ハワイ別荘」計画は、華々しい発表とともに注目を集めた一方で、着工式後の写真削除や広告の突然の消滅、そして工期遅延の見通しなど、想定外の展開が相次いでいます。
販売会社は「購入者なら大谷選手と食事できる」という特別感を前面に押し出して販売を続けていますが、本人が本当に住むのかという不安は一部購入希望者の間で根強く残っています。
プライバシー保護に人一倍敏感な大谷選手にとって、この別荘が理想の“家”となるかは依然として不透明です。
残る販売区画や広告戦略の変化は、プロジェクトの行方を占う指標となるかもしれません。
ファンや関係者が期待する“夢の別荘”の完成は、私も含め、多くの人がこれからも注視していく話題になりそうです。
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