「御上先生」考察・今度は半沢批判　座席表で見る関係性（男子編）

「御上先生」第5話は、ビジコンで優勝を目指す生徒が「何をテーマにするか？」を考えます。

世界的金融崩壊がおきたリーマンショックとは何だったのか？

未来のための投資とは何か？生徒たちで答えを出します。

男子生徒の紹介もしています

蝶のアニメーション

（5話）蜘蛛の巣にかかったモンシロチョウのもとに戻ってきたアゲハチョウ。モンシロチョウは巣から剥がれ落ちて息絶えた？

ボロボロになったモンシロチョウ。ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』の表紙に引用されていたヨハネ12章「一粒の麦が、地に落ちて死ねば、多くの実を結ぶ」を思い出しました。

ビジコンで半沢批判

第５話では金融問題がメインとなりました。

成人年齢が18歳に引き下げられたことに伴い、高校でも2022年4月からは金融について学ぶことが必須になりました。また、中学生から大学生まで参加できるビジネスコンテストも盛んに行われています。

ドラマで宮澤がビジコンはAO入試対策と言っていましたね。最も参加者の多い『日本政策金融公庫　高校生ビジネスプラン・グランプリ』に入選すると、慶應義塾大学のAO入試で一次選考免除になるようです。（宮澤は慶応志望）

冬木の父がリーマン・ショックにより金融関係から離れたこと、マネーゲームが招いた経済不況の影響を後悔していたこと、金融マンを目指す自分が誰もが幸せになる金融商品を作り父の思いに報いたいと心情を吐露し、ビジコンのテーマは「高校生が夢見る未来の企業応援ファンド」となりました。

そして感動的なビジコンプレゼンシーンです。

裕福な家庭の子女が通う私立高校だし、現実のビジコンはもっと経営面で具体的でないと駄目なようですが、脚本家・詩森ろばが伝えたかったことは表されているのではないかと思います。

座席表で見る相関図（男子編）

女子編はこちら 

ビジコン仲間　冬木竜一郎（山下幸輝）・徳守陣（八村倫太郎）・宮澤涼（豊田裕大）

冬木がビジコン参加提案は、上記のように父親の思いを具体化する金融商品を提案したいから。宮澤、徳守を誘ったのは、ビジコン入賞で目指す慶応大学AO入試に有利になるからですね。

徳守はクラスのマスコット的存在ということで、コミカルな演技が印象的です。すぐメモをとる演出は自身の考案でしょうか？

徳守役の八村倫太郎、宮澤役の豊田裕大、ともに25歳ですが高校生役で違和感がないですね。

和久井翔（夏生大湖）

全国模試1位の賢すぎる秀才君。みんなから一目置かれている存在ですね。御上先生のパスを的確に受け取里、ドラマの進行を促す存在です。

成績第一の進学校、一人金髪でも許される存在です。ちゃんと恋愛もしてるところがニクイ。

伊原宙（渡辺色）と次元賢太（窪塚愛流）

次元は神崎が気になってしょうがないって感じですね。富永は神崎に対して姉さん的に気にかけている感じですが、次元は「こいつは面白そうだぞ」って思っていそう。面白そうなことなら何でも首を突っ込みたくなる性分かな。

しかし、パソコンオタクで将来の夢は警察官。ドラマでは情報収集の要。

そんな次元に振り回されているのが伊原君。後ろの席の次元にしょっちゅうちょっかいを出されていそうですね。頑張れ伊原！！

村岡渉（山田健人）

元生徒会長で真面目な性格ですが、おしゃべりで同じクラスの戸隠と交際中という高校生らしい恋愛もかかさない(*^^*)。

クラスのバランサーということは、元生徒会長らしく皆の意見を聞いてポジティブな方向に導いてくれる役割ですね。

川島圭佑（藤本一輝）

徳守とはゲーム仲間。沈着冷静でツッコミが上手い。

「お前みてたのか！！」って言われるタイプですね。

香川大樹（今井柊斗）・遠藤雄大（唐木俊輔）・波多野侑（真弓孟之）・安西淳平（森愁斗）

ザ高校生男子！！たちです。みんな元運動部で明るい性格ですね。元水泳部の遠藤は筋肉自慢の自信家だそうです。

彼らのポジティブさがクラスを良い方向に導いてくれそうです。

神崎拓人（奥平大兼）

ドラマのもう一人の主役と言えますね。回を重ねるごとに彼の苦悩が深くなっていくのを見ているのが苦しくなります。

けれど、バタフライエフェクトの帰結がどの様になるのか、目が離せません。

今はクラスの仲間と距離がありますが、今後、彼にとって助けになりますように。

『御上先生』第5話の考察と座席表からみた男子生徒の関係性をまとめてみました。

オーディションで選ばれた生徒役の若手俳優は、まだ経験が浅い方も多いようです。

このドラマが彼らの飛躍になり、いつか「ああ、あのドラマに出てたって」といえる日が来るのでしょう。

今後の活躍が楽しみです。