2025年9月30日、“日本一危険な動物園”として知られた ノースサファリサッポロ が20年の歴史に幕を下ろしました。
ライオンへのエサやりやカピバラとの触れ合いなど、ここでしか体験できない魅力で延べ200万人以上が訪れた人気施設。
閉園のニュースに、SNSでは「思い出が多すぎて寂しい」「動物たちの行き先が気になる」といった声が相次ぎました。
本記事では、ノースサファリサッポロ閉園の経緯や動物たちの移動問題、補助金返還問題、そしてSNSに寄せられた利用者の声まで詳しくまとめます。
はじめに
ノースサファリサッポロ閉園のニュース
2025年9月30日、札幌市南区にある「ノースサファリサッポロ」がついに閉園しました。
2005年の開園以来、20年間にわたって“日本一危険な動物園”というキャッチコピーで多くの人々をワクワクさせてきた施設です。
私自身も、家族で出かけたときにライオンに直接エサをあげた迫力や、カピバラとのんびり触れ合えた温かい時間を今も鮮明に覚えています。
他ではなかなか味わえない体験ができる場として親しまれてきただけに、閉園の知らせは北海道だけでなく全国の利用者にも大きな衝撃を与えました。
SNSに広がる利用者の声
閉園の発表後、X(旧Twitter)やInstagramには惜別の声があふれました。
「子どもの頃、ライオンにエサをあげたドキドキを今でも覚えている」「カピバラに会うのが楽しみだったのに残念」といった、まるで自分の記憶と重なるような投稿が相次いでいます。私もそのひとりとして共感しながらタイムラインを見ていました。
さらに「またいつか復活してほしい」「動物たちが新しい環境で幸せに過ごせますように」といった前向きなコメントも多く寄せられ、20年間で築かれた絆の強さを改めて感じさせます。
ノースサファリサッポロは、ただの観光スポットではなく、人々の心に深く刻まれた“思い出の場所”だったのだと思います。
1.ノースサファリサッポロ閉園の概要
2005年からの歩みと人気の理由
ノースサファリサッポロは2005年に開園し、従来の動物園とは違う「体験型の展示」で話題を集めました。
ライオンに直接エサをあげる迫力の体験、カピバラを抱っこしたり、リスザルと写真を撮ったりできる距離の近さは、行った人なら誰もが記憶に残る特別な体験でした。
私の友人も「旅行の一番の思い出はここだった」とよく話していました。
開園当初は地元の家族連れが多かったのですが、SNSで口コミが広がり「ここでしかできない体験」が全国的に有名になり、修学旅行や観光ツアーにも組み込まれるほどの人気スポットへ成長しました。
“日本一危険な動物園”と呼ばれた魅力
「日本一危険な動物園」というキャッチコピーは、まさにここならではの魅力を表していました。
ライオンやトラにガラス越しではなく直接向き合えるスリルに驚きつつも、訪れた人はその迫力に夢中になりました。
「アルパカに唾をかけられた」「カバの口の大きさに思わず笑ってしまった」など、ちょっとユーモラスなエピソードも数多く聞かれます。
こうした体験談がSNSを通じて広がり、多くの観光客を惹きつけました。
一方で「危険すぎるのでは?」と心配する声もありましたが、その賛否がまた注目を集めるきっかけになっていたように思います。
閉園決定に至った背景
人気の一方で、課題も積み重なっていました。
園内の拡張で都市計画法の許可を受けずに宿泊施設やアトラクションが建てられたことが後に大きな問題となり、札幌市は是正を求めました。
しかし運営会社「サクセス観光」は対応しきれず、閉園という苦渋の決断に至ったのです。
2025年9月30日午後5時、ノースサファリサッポロはその歴史に幕を下ろしました。
「最後にもう一度行きたかった」という声がSNSにあふれたことは、それだけ地域や人々の心に大きな存在感を残していた証だと思います。

2.SNSにあふれる別れの声
別れを惜しむ投稿(悲しみ)
閉園を知って「もうあの動物たちに会えないなんて…」とショックを受けた人は少なくありませんでした。
特に長年通っていた親子連れからは「子どもが初めて命の大切さを知った場所」「思い出が多すぎて涙が止まらない」といった投稿も見られます。
SNS上には、動物たちとの写真や動画が次々とシェアされ、まるで一緒にお別れをしているような雰囲気が広がっていました。
思い出を語る投稿(懐かしさ)
「ライオンにエサをあげたときの震える手を思い出す」「アルパカに唾をかけられて家族で大笑いした」…そんなエピソードがあちこちで語られています。
危険と楽しさが同居した体験は強烈な思い出として残り、「“日本一危険な動物園”という言葉に惹かれて行った」という声も多くありました。
過去の来園写真を載せて「懐かしい!」とつぶやく投稿は、同じ思い出を持つ人々の共感を集めていました。
応援や願いの投稿(前向き)
一方で「動物たちが新しい環境で幸せに暮らせますように」「形を変えてでもまた復活してほしい」という前向きな声もたくさんありました。
「ここがあったから子どもに命の尊さを伝えられた」という感謝の投稿も多く、ノースサファリサッポロが単なる娯楽施設ではなく“学びの場”でもあったことを実感させます。
SNSは悲しみと同時に希望を伝える場となり、20年の歴史の重みをみんなで共有する時間となっていました。
3.利用者の声から見える意義
親子連れにとっての学びと体験
「ここで子どもと一緒に“命は大切なんだ”と話せた」という声が数多く見られました。
ライオンのエサやりで親子一緒にドキドキしながら挑戦したり、カピバラと触れ合って「動物にも好き嫌いがあるんだね」と会話が広がったり…。家庭だけでは得られない学びの時間がありました。
親が「どうすれば安全にできるか」を一緒に考える体験は、子どもの自信や思いやりにつながっていたのだと思います。
若い世代や観光客に与えた影響
若い人たちからは「旅行で一番楽しかったのはノースサファリ!」「ここで撮った写真がきっかけで北海道が好きになった」という声が多くありました。
SNS映えする動物との距離感やスリルは、ただの遊びではなく「もっと動物を知りたい」という気持ちを育てる入口にもなっていました。
札幌旅行では「空港→市内観光→ノースサファリ→温泉」という定番コースも多く語られ、観光客にとっても欠かせない存在だったことがわかります。
地域に残した20年の存在感
「家族行事の定番だった」「友達が来ると必ず案内した」――地元の人たちにとっても、ノースサファリサッポロは生活の一部でした。
雪の中での動物観察や夏の水浴びイベントなど、季節ごとの楽しみもあり、地域の年中行事のように愛されていました。
観光スポットでありながら地域の遊び場でもあったこの場所は、20年間でコミュニティの大切な記憶に深く刻まれたのです。

まとめ
ノースサファリサッポロの閉園は、20年の歴史に幕を下ろす大きな出来事でした。
SNSには「ライオンにエサをあげた」「アルパカに笑わせてもらった」といった思い出が溢れ、悲しみだけでなく「命の大切さを学べた」という感謝の声も広がっていました。
人気の裏で課題もありましたが、この施設が与えてきた影響は計り知れません。
私たちにできるのは、動物たちがこれからも幸せに過ごせるよう願うこと、そして次に同じような施設が生まれたときにどう応援できるかを考えることだと思います。
ノースサファリサッポロでの思い出を胸に、これからも動物や自然と向き合っていきたいです。
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