望月春希とは?『This is I』主演の舞台裏──はるな愛役に抜擢された理由と役作りの真実

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2026年2月にNetflixで世界配信予定の映画『This is I(ディス イズ アイ)』。
タレント・はるな愛さんの実話をもとに描かれるこの作品で、主人公・大西賢示(のちのはるな愛)を演じるのは、18歳の新人俳優望月春希(もちづき はるき)さんです。

数千人の中から選ばれた若き才能。その裏には、制作陣の想いと、本人のひたむきな努力がありました。
本記事では、望月春希さんが主演に抜擢されるまでの舞台裏、そして“自分らしく生きる”というテーマに挑んだ役作りインタビューを、本人コメントや関係者の声とともに深掘りします。

目次
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望月 春希


1.基本プロフィールと“創作少年”としてのルーツ

まずは改めて基本データと、彼が表現活動を始めた背景です。

  • 氏名:望月 春希(もちづき はるき)
  • 生年月日:2007年7月5日(18歳)
  • 出身地:東京都
  • 身長:170cm
  • 血液型:O型
  • 所属事務所:From1‑10(フロム・ファーストプロダクション) 系、または「1カラット」表記あり。
  • 習い事・芸術活動:
    • バレエ:3年習得歴あり。
    • 絵画:7年ほどの習い・創作経験あり。
    • 趣味:写真。
  • 芸術的志向について本人コメント: 「物心ついた時から、起きている時は創作時間に費やす日々を送っている」
    また、「俳優という枠を超えて、創作活動の延長線上の表現として演技に取り組んでいる」旨の発言もあります。

このように、俳優デビュー以前から“表現すること”“創ること”が生活の中心にあったことが伺え、今回の“難役”とも言える役柄(=はるな愛/大西賢示役)に起用された背景としても、「ただ演じる俳優」ではなく「表現者」としての素地が評価されたと読むことができます。

2.学歴・家族構成・バックグラウンド(公開情報ベース)

学歴について

  • 本人のインタビューによれば「普通の高校に通っている」という発言があります。
  • 具体的な高校名・中学・小学校名・大学進学等については、公式には公表されていないようです。情報サイトでは「学校名非公表」として紹介されています。
  • 芸能活動と学校生活の両立に関して、本人は以下のように述べています: 「通信制の高校を選ぶ選択肢もあったけど、普通の高校に入学したからには、青春したい…いましかできないことに挑戦したい」
    つまり、学びの時間や“普通の高校生らしさ”を大切にしていて、芸能・表現活動に没入しながらも“高校生活”という枠を維持したいという意志を感じます。

家族構成・家庭環境

  • 家族構成(両親・兄弟の有無・年齢・職業など)は、調査時点では 明確な公開情報が見つかっていません。多くのプロフィール記事で「家族については詳細非公表」と記述があります。
  • ただし、「支えてくれる人たち」への感謝を語る発言などから、「家庭内で表現活動を許容・支援する環境で育った」可能性が高いと推察されています。
  • エピソードとして、創作のために「国内外を問わず現地へ赴いて実物・素材を集める」という姿勢をとっていることが紹介されています。これは「親のサポート」「家庭の理解」なしには成り立ちにくいとも言えるため、家庭のバックグラウンドが一定の自由・余裕を伴っていた可能性があります。

家族構成の詳細は非開示ですが…本人が語る“支えてくれた人”という表現から、温かい家庭背景を感じますね。

3.職歴・出演履歴とエピソード

『ライチ☆光クラブ』

主な出演経歴

以下、彼のこれまでの俳優活動を時系列で整理します。

作品・舞台など備考・エピソード
2022映画『SPELL〜呪われたら、終わり〜霊能者・馬飼野俊平の事件簿シリーズ』出演 若手ながらホラー・スリラー系作品に早期挑戦。
2023ドラマ『ブラックポストマン』(テレビ東京)出演 テレビドラマ出演により画面露出を増やす。
2024映画『恋をするなら二度目が上等~special edition~』(MBS)宮田晃啓役(高校生役)高校生役という自身の年齢に近しいキャラクターを演じて経験を積む。
2025舞台『ライチ☆光クラブ』(2025版)雷蔵役出演舞台演技への進出。身体表現・ライブ演技の機会を得る。
2026年2月予定映画『This is I』(Netflix配信)主演:大西賢示(後のはるな愛)役最も注目を集める抜擢。大役に新人が起用された話題性あり。

演技スタイル・エピソード

  • 芸術活動(バレエ・絵画・写真)を通じて培った「身体表現」「視覚的感覚」「構図・空間を捉える目」が、俳優業にも活きているという本人コメントがあります。
  • インタビューで「俳優はひとつの手段に過ぎなくて、創作の延長だと思っている」と語っており、演技を「役をつくる」ではなく「その役として“生きる”」方向で捉えていることが伝わっています。
  • 舞台出演に際して、雷蔵役を演じて舞台上での身体動作・立ち回り・発声などを学び、感情表現に“肉体性”を加えてきたという報告があります。 (舞台履歴参照)
  • 映画『恋をするなら二度目が上等~special edition~』出演時の監督コメントでは、「台詞に気持ちを乗せるのが最初から上手くて、スタッフ皆が一瞬にして心を掴まれた」といった称賛もあったようです。

起用時の背景・オーディション話

  • 『This is I』の出演にあたっては、数千人規模のオーディションを経て選ばれたという情報があります。
  • その中で、役柄が抱える“性別違和・アイドル願望・社会の偏見”という重く深いテーマを、自分の芸術的背景も含めて如何に演じるかが評価されたとのことです。
  • 監督から「とにかくすさまじい」とまで絶賛されたという報道も。

4.深掘りエピソード:創作志向/青春との両立/夢

創作志向の少年時代

望月さんは「紙とクレヨンから始まった創作」が、「年齢を重ねるごとに身体表現やいろいろなツールを増やしていった」と語っています。

例えば、絵画で素材を集めるために国内外を巡った経験もあるとされ、「“本物志向”で、実物や材料を集めるために国内外を問わず尋ね、自分の目で確認する」という記述があります。


このような“探求心”と“創る喜び”が、俳優として役柄に没入する姿勢にも直結しており、単にキャスト起用された新人、というより「役を自分で咀嚼して表現できる新人」として見られている模様です。

高校生活・“普通”の部分を大切に

「普通の高校に通いたい」「青春を楽しみたい」といった発言がある通り、演技・芸能活動に没頭するだけでなく“日常を送る若者”であることを自分自身で大切にしているようです。

このことが、「演じる人間としても、人間らしい感受性を持ち続けられる」という強みとなり得る…と記事では読み取れます。

将来の夢・視点の広さ

望月さんはインタビューで、「俳優以外の夢」も語っており、たとえば「渋谷とかのでっかい街や、自然いっぱいのところで、外の世界と調和する、大きな作品でアクションを起こせたらな」という言葉を残しています。

このように“俳優=演技だけ”ではなく、“創作・空間・表現”という領域を自身の視野に入れており、ゆくゆくは演技を含む多様な領域で活動したいと考えているようです。

5.起用までの舞台裏 ― オーディションから抜擢まで

映画 This is I(配信予定:2026-2、配信プラットフォーム:Netflix)で、はるな愛さんの半生を描いた主演に望月春希さんが抜擢された経緯には、報道ベースで以下のような“舞台裏”があります。

① オーディションの規模と選考基準

報道によると、本作の主人公・賢示(後のはるな愛)役には、トランスジェンダー当事者も含む幅広い応募者が集まったオーディションが実施されました

最終的には「繊細な感情表現」「存在感」「役柄と重なる何かを持っているか」が重視され、望月さんを「この役は彼しかいない」という満場一致の抜擢となったとの報道があります。

② 制作側の起用コメント

企画・プロデュースを手掛けた 鈴木おさむ 氏は、はるな愛さん本人との交流を通してこの物語を構想し、「多くの人を応援する作品になる」と語っています。

監督の 松本優作 氏も、「18歳という年齢でこの役に挑む望月さんの“静かな力””を感じた」と起用理由を述べています。

③ 望月さん自身のコメントと準備姿勢

また、彼自身の芸術背景(バレエ・絵画・写真)を活かし、「身体や視線で語る表現」を役作りの糧にしていると語っており、制作側もそれを高く評価していたようです。

④ 今回の抜擢の意味合い

若手の俳優が重いテーマ作品の主演を務めるという点で、異例ともいえる起用ですが、「新しい視点」「新人の瑞々しい感性」が求められた結果とも読み取れます。

報道では「この役を通じて、多様性・自己表現・ジェンダーというテーマに光を当てたい」という制作意図も語られています。

6.役作りインタビュー編 ― “賢示”という人物と対峙する

ここでは、望月春希さんが本作で演じる青年・大西賢示(後のはるな愛)役との向き合い方、準備・撮影中のエピソードをインタビュー内容から整理します。

① 内面世界の再現に向けて

望月さんは、「紙とクレヨンから始まった創作活動から、年齢を重ねるごとに身体表現や様々なツールを増やしてきた」と語っています。

この背景が、役柄が抱える“アイドルになりたい”という夢や“性別違和・世間の偏見”という難題と重なり、「演じるだけでなく、生きるように演じたい」との覚悟を本人が示しています。

② 身体表現・ルックス・声のトーン

制作側からも「ルックスの中にある曖昧さや中性性」「目線の揺れ」「身体の微細な動き」が役柄へのマッチングで評価されたと報じられています。

望月さん自身は、バレエで鍛えた身体バランスや、絵画で培った“観察眼”を活かし、「鏡の前で“男性”でも“女性”でもない自分をどう表現するかを繰り返した」と話しています。 (出典:芸術系インタビュー)

③ 感情と時間を旅する演技プロセス

役作り開始段階で、望月さんは「青年期の賢示」「アイドル志望期の賢示」「性別適合手術直前の賢示」「手術後の変化期の賢示」と、時間軸を分けて内面の変化を整理したノートを作成していたといいます。 (報道ベース)

また、「“自分らしさ”を拒まれた時期の痛み」「ステージに立ちたいという夢」「自己肯定できた瞬間」を映像にどう落とし込むか、演出チームと数回ディスカッションを重ねたそうです。 (報道ベース)

④ 共演・現場での挑戦と成長

撮影現場では、共演の 斎藤工 さん(医師・和田耕治役)とのシーンで、「賢示が医師との出会いを通じて救われる瞬間」を表現するため、望月さんは斎藤さんとの呼吸・視線・空気感を事前に何度も確認したと報じられています。

加えて、歌謡曲×ダンス演出という本作の見どころにあたり、望月さんはダンス振り付け・歌唱練習にも臨み、「表現だけではなく身体としてステージに立てる俳優になりたい」と語っています。 (報道ベース)

⑤ 挑んだテーマと俳優としての覚悟

この作品では性別違和・世間の偏見・自己肯定というテーマが避けて通れません。望月さんはインタビューで「笑い飛ばせば自由になれる」とも語っており、明るさだけでなく深い人生観を映像化したいという意志を示しています。

まとめ ─ “自分らしさ”を生きようとするすべての人へ

Netflix映画『This is I』で、はるな愛さんの半生を演じることになった新人俳優・望月春希さん。
彼が抜擢された背景には、役を「演じる」のではなく、「生きる」ように向き合おうとする真摯な表現姿勢がありました。

バレエや絵画といった芸術的な経験、普通の高校生活を大切にしながら育んできた感受性。
それらすべてが、性別と社会の狭間でもがきながら「自分らしさ」を探し続けた大西賢示(のちのはるな愛)という人物像と、自然に重なっていきます。

本作において描かれるのは、苦しみや葛藤だけではありません。
誰かから向けられたまなざしによって「生きていい」と救われる瞬間、そして自分自身を肯定できるようになる過程です。

「人は、誰でも自分のままで生きていい」

望月春希さんがこの作品で表現するものは、”ジェンダー”というテーマにとどまりません。
周囲に合わせてしまったり、本音を閉じ込めてしまったことがある、すべての人に響く物語になるはずです。

2026年2月、公開。
彼がスクリーンでどのように“賢示”を生きるのか──その瞬間を楽しみに待ちたいと思います。

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