日曜劇場「御上先生」。今までの学園ドラマとは一線を画し、令和の高校生と官僚先生が繰り広げる今の教育制度い物申す社会派ドラマになっています。
ラスト前の第9話では、御上が母親と対峙する場面が描かれました。
そして、隣徳の不正の秘密が暴かれる!!
告白文を送っていた倭建命とは誰か?
3年2組の不正入学の生徒は誰か?
ネタバレ有りです
蝶のアニメーション
第8話:もう一匹のアゲハ蝶から逃れるように飛んでいったアゲハ蝶に雨が強く打ちつけ、落ちそうになってしまう。
第9話:落ちそうになりながらも懸命に飛ぶアゲハ蝶。雨が降り注ぎます、その時、鳥が表れてアゲハ蝶を雨から守るように共に飛んでいます。
カゴから外の世界に飛び立ったアゲハ蝶は、雨に打たれ、仲間を失い、力尽きて落ちていきそうになったけれど、もう一度力を振り絞り飛び立ちます。雨に打たれるアゲハを守るように鳥が現れた。

謎の青年・戸倉樹

謎の青年の名前は戸倉樹(とくら・いつき)。
隣徳学院の卒業生で、1浪した末に東京大学理科二類に合格。冴島悠子(常盤貴子)が担任を務めていたクラスの生徒であったことが明らかになりました。
次元(窪塚愛流)が見つけ出した戸倉樹(高橋恭平)は、何らかの問題を起こして1週間程度休学していました。
9話の予告で、戸倉が「あの時にちゃんと罰を受けるべきだった」と言っているので、冴島が戸倉をかばって退職に追い込まれたと思われます。
そして悠子(常盤貴子)から語られる隣徳学院で起きた出来事、戸倉樹(高橋恭平)が抱えていた苦悩が明かされ、明らかになり始める隣徳の不正。
公式サイト9話あらすじより
戸倉樹の抱えていた苦悩とは、学院のサイトに侵入して試験問題を盗もうとしたことでした。
当然、退学処分になるくらいの出来事ですが、担任の冴島悠子が体を張って退学処分を免れたのでした。
しかし、そのために冴島は隣徳学院の不正を加担することになってしまった。
冴島悠子の不倫スクープ

冴島悠子は不倫ではなく、戸倉樹を庇っていた。
これは明らかですね。
しかし、庇っていたのは戸倉だけでなく、不正に加担することで知り得た不正入学の生徒たちだった!!
第1話で御上は「不倫記事と隣徳学院と文科省と霞が関が繋がっている」と語っていました。
神崎(奥平大兼)が不倫をスクープすることになる情報をリークしたのは誰か?神崎はホテルの前で張っていましたから、誰かから情報を得ていたと考えられます。
冴島悠子は隣徳学院の不正を知っていて悩んでいた。そのことをネタに性的被害も受けていた。
また冴島は夫からDVを受けていましたから、すでに精神状態は崩壊寸前だったなら、秘密を暴露される前に冴島を切った人物・・・それは古代理事長でしょうか?
結局、冴島悠子は不正入学の生徒の名前が外に出ないように口をつぐんで隣徳学院を去ることになった。
倭建命は誰?
おおよその予想通り、槙野(岡田将生)は御上(松坂桃李)とともに不正を暴く仲間でした!!

やっぱり!!
ビジュ最高の最強タッグ!!


御上は隣徳学院で、槙野は文科省で不正の証拠を掴むために動いていたのでした。
最終回では、御上を取り込んだつもりでいる古代理事長(北村一輝)や、槙野を切ろうとしている塚田(及川光博)への逆襲が始まりそうです。
最後の切り札

神崎が冴島から託された不正入学生のリスト。
最後の切り札となるのは、溝端(迫田孝也)の告発かもしれません。
第9話で溝端は隣徳学院のベージュのジャンバーを脱ぎ捨てました。
是枝が新任の頃、5年前は教育熱心な教師だった溝端は、子どもの学費など金銭につられて古代理事長の不正に手を染めていた。
しかし、古代の度重なるパワハラと、是枝の説得によって隣徳学院の不正を暴露するかもしれません。
不正入学の生徒
隣徳学院の急成長の裏には、霞が関から文科省を通じて依頼された不正入学があった。
3年2組の中にも不正に入学した生徒がいた。
その名は、千木良遥(髙石あかり)

やっぱり不正入学は千木良!!
と考察していた人は多いですね
第1話で千木良の父親が政治家であることが明かされていました。
また、御上が学生の情報をパソコンで調べていたときに見ていたのは千木良でした。
養護教員の一色(臼田あさ美)に「自分は不正入学ではないか」と相談していたのは千木良だったのでしょうか?
だとすると、千木良は不正入学の事実は知らされておらず、思い悩んでいたということです。
今まで、発言が消極的だったのは後ろめたさを抱えていたからでしょうか?
真実を知った3年2組の生徒たちがどのような行動に出るのか?
卒業を迎える生徒たちの起死回生を期待しましょう!!
まとめ
第9話で、最終回に向けて多くの謎が解明されました。
告発文を送りつけてきた倭建命は、御上の文科省同僚の槙野でした。
また、冴島悠子の不倫は、教え子の戸倉樹を庇って、その代償として不倫に加担していたことが原因でした。
また、不正に手を染めたときに不正入学の生徒リストを手に入れていたことが、冴島が表立って学院を辞めた理由を口にできない原因でした。そして、冴島は神崎にその生徒リストを託しました。
3年2組の生徒と御上先生、是枝先生。そして文科省の槙野たちが隣徳学院の不正に立ち向かいます。
歌森ろばの脚本は、これまでの学園ドラマの定義に当てはまらない解決策を見せてくれました。
最終回では、どのような展開になるのか楽しみですね。
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