松本人志 訴え取り下げへ 性加害事件は謝罪で幕?!金銭の授受なしとコメント

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お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志が性加害したと報じた「週刊文春」の記事をめぐり、損害賠償を求めて提訴していた裁判について、8日松本人志側が訴えを取り下げると報道されました。

松本、文春双方がコメントを発表するとのこと。

松本側が被害女性に謝罪するとの報道もあります。

これまでの経緯について紹介しています。

コメント追記:松本人志のコメントを追記しました。

目次

文藝春秋への損害賠償訴訟を取り下げ

11月8日松本人志氏が、文春へ損害賠償と取り下げ、松本人志、文春共にコメントを発表する予定であると報じまいています。

お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(61)から性加害を受けたとする女性2人の証言を報じた週刊文春の記事をめぐり、松本さんが発行元の文芸春秋などに5億5千万円の損害賠償と訂正記事の掲載を求めた東京地裁の訴訟について、松本さん側が8日付で訴えを取り下げる方針であることがわかった。

松本さんと文春がそれぞれコメントを発表するという。朝日新聞の取材に複数の関係者が明らかにした。

朝日新聞デジタル 11/8(金) 

裁判の経緯

大きな関心を持って世間を賑わせた松本人志の性被害事件は、和解という決着を迎えるようです。

文春砲が松本人志の性加害を報道

発端は、2023年12月27日発売の「週間文春」が報じた松本人志の性被害事件です。

「松本人志と恐怖の一夜『俺の子ども産めや!」。お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が「スピードワゴン」の小沢一敬(50)に女性を集めさせ、東京・六本木にあるグランドハイアット東京のスイートルームで飲み会を開催。参加者のA子さんに対し、松本が「俺の子ども産めや!」などと性行為を迫った様子を証言とともに詳報した。さらに別の飲み会に参加し、同様の経験をしたB子さんの証言も掲載している。

松本人志が文春へ損害賠償を求め提訴

松本人志は、「性的行為を強要したという客観的証拠は存在しないのに、記事で名誉を傷つけられた」として、発行元の文藝春秋と編集長に慰謝料などとして5億5000万円の損害賠償と記事の訂正を求め提訴。

裁判に注力したいとの理由で、松本人志は1月8日から芸能活動を休止しました。

東京地裁で第1回口頭弁論

松本人志 裁判に向けてのコメント

「人を笑わせることを志してきました。たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩たちが巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです。世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです。」

3月28日から東京裁判所で裁判が始まりました。

文藝春秋側は「女性に対して複数回の取材を重ね証言の信用性について慎重に検討したうえで松本さんに対する取材も経て確信した。同意のない性的行為は真実だ」と訴えを退けるよう求た。

松本側は、具体的な主張をするために女性の名前や住所、本人の写真を求めたが、文春側は「女性は、SNS上で嫌がらせを受けている」と要求を拒否。

メディアでも盛んに取り上げられて傍聴希望691人 倍率は約36倍と、注目されていましたが。

裁判には松本本人や被害者とされるAさんの出廷もなく、わずか5分程度で閉廷しました。

「週刊文春」7月11日号でX氏が実名証言と報道

松本側の脅迫まがいの言動について証言したX氏が初めて実名を明かし、取材に応じた。

昨年、松本との“恐怖の一夜”を小誌に明かし、法廷に立つと明言するA子さんは、この半年間、様々な嫌がらせを受けてきた。今年2月には、松本の代理人弁護士がA子さんの知人男性を訪ね「彼女を出廷しないようにして欲しい」と要請。さらにA子さんは「怪しい男たちにつけられているんです」と訴える。取材班が尾行する男たちを追うと――。

文春オンラインより

その後の経緯

6月5日 損害賠償請求等訴訟の弁論準備がオンラインで非公開で実施。

8月13日 同14日にオンラインで非公開実施予定だった第2回弁論準備の延期発表

10月8日 延期分の第2回弁論準備期日が11月11日になったことが発表される。

11月08日 松本人志 訴え取り下げの報道。

まとめ:世間の関心離れ

レギュラーを何本も持ち、人気も高いダウンタウンの松本人志の性加害報道は、当初、大きな衝撃と関心を持って語られました。

松本人志だけでなく、周囲の芸人も巻き込み、また芸能界という体質も問われました。

なにより、ジャニー喜多川の性加害問題が公になり、しかも日本からでなく海外からの告発によることにメディアも加害の一端を担っていたことも関心の高まりに拍車をかけました。

しかし、あれだけ話題になった旧ジャニーズのタレントも、今では普通にメディアに出ていますし、その後の補償の報道もすっかり下火になりました。

ましては、芸人、松本人志の性加害問題は人々の関心は薄れてしまったようです。

文春側も「文春砲」と湧きましたが、「雑誌を売るためならなんでもする」と見えて、一気に気持ちが冷めた方も多いようです。

松本本人はネット配信の番組に出演していますし、若者のテレビ離れで何の支障もないのかもしれません。

訴えを取り下げ、「被害者女性には謝罪する」とのことですが、松本人志、文春、双方がコメントを出すそうなので待ちたいと思います。

松本人志コメント

提訴取り下げについて、弁護士を通じてコメントが出されました。以下全文

「これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。

そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました。

松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。

尚、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆様、関係者の皆様、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びいたします。どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします」

松本人志

今までどおり「物的証拠がない」と主張していますが、会合が合ったことは認めているということですね。

金銭によって解決したのではないと言っていますが、裁判を続けるメリットはもうないということでしょう。

ただ、疑惑は疑惑のままですね。

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