給食調理員を減給処分　給食残りで教師にまかないを提供と匿名通報で発覚

給食調理員が給食の残りを調理し、遅くまで働いている教師に提供していると京都市教育委員会に匿名で通報があったとのこと。

給食の残りは適切に廃棄する決まりがあることから、調理員2人に減給の懲戒処分をしたそうです。

これに対しSNSの反応などを紹介します。

京都教育委員会が給食調理員二人を減給処分

給食の残った食材でまかない作り減給「遅くまで働いている教職員に」

給食で残った食材を使ってまかない料理を作ったとして、京都市教育委員会は27日、市立小学校の60代女性と50代女性の給食調理員2人を減給（平均賃金の半日分）の懲戒処分にし、発表した。教職員の一部も夕方などに食べていたという。

朝日新聞より

【話題】給食の残った食材でまかない作り減給「遅くまで働いている教職員に」

給食調理員2名が、残業している教職員たちのために、給食の残りや持ち込んだ調味料等でまかない料理を提供
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2022年度から始まり、教職員たちが食べていた
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匿名通報で発覚！
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懲戒処分

これはなんかかわいそう…😢 pic.twitter.com/4AdqrFMM6V

— まめ🐼海外駐在ｘ海外MBA→？？？ (@chuzaiina) January 28, 2025

食事を提供する店舗で一番怖いのは食中毒ですね。特にノロウイルスには過敏など気を使うようです。

その中でも学校給食の管理基準は特に厳しく定められているようです。

めっちゃ細かいですが、よろしければ参考まで

もったいない

今回の事案の場合、処分を受けた60代の調理員、給食で残った食材は適切に管理・廃棄する必要があること。また、衛生管理上、給食室に私的な食材を持ち込むことは禁止されていることを認識していたそうです。

けれど、まかないを作るために残った食材と、調味料や食材を自前で持ち込んで50代の調理員と一緒に調理していました。

動機としては「廃棄するのはもったいないという気持ちから作り始めた。遅くまで働いている教職員に作ってあげたかった」と話しているそうです。

調理員の二人には減給（平均賃金の半日分）の懲戒処分がくだされました。

なんだか東京オリンピックのときの料理の大量廃棄を思い出しました。

食事に苦労している人々に残った弁当をもらえないかというお願いに、衛生上問題があるとして廃棄する映像が流れましたね。

校長は訓戒処分

二人は唐揚げやおにぎりを作って教職員に提供していたそうです。

校長もその状況を把握した後も、適切な対応をせず、注意・指導することを怠ったとして、教育長厳重文書訓戒処分となっています。

SNSの反応

　「もったいない」「食べさせてあげたい」善意の行為が懲戒処分になってしまうのは可愛そうという意見も多いです。減給までしなくても注意で良かったのではないかと京都教育委員会の対応を疑問視する声もあります。

文科省の通達では、教育委員会が管理するようになっているので、問題を把握した以上処分をくださざるを得ないのは理解できます。

「世知辛い」とは感じますが、それだけ学校給食は厳しく管理しているからこそ安心して子どもたちに提供できるということです。

匿名通報

Xの匿名通報がトレンドになっていました。

今回の事案が「給食の余り物でまかない調理している」との匿名通報が市教委にあり発覚したとのことで、SNSでは通報者の犯人探しが行われるのではとの危惧も見られました。

つまりは、学校内でも問題視していた人がいたということですね。

内々で話し合って問題解決することもできたように思いますが、「もったいない」「善意だから」と容認する雰囲気から発言しにくいという状況も考えられます。

まとめ

給食の残りで、遅くまで残っている教職員にまかないを提供したことで減給処分になったというニュースを取り上げました。

善意の行為が結果的に懲戒処分になったのは、かわいそうという意見も多く見られます。

ただ、学校給食は子どもたちに提供するため、特に厳しい管理ルールが決められているそうです。感情的には調理員の気持ちもわかりますが、やはり必要として決められたルールなら守る必要があったと思います。

最近では学校給食も給食センターで調理するところも多く、温かい給食が食べられない子どもたちも増えてきました。経済的、衛生的な問題もありますが、給食のおばちゃんたちは子どもたちに美味しく食べてもらおうと頑張っていると思います。

今回は残念な結果ではありましたが、これからも子どもたちのために美味しい給食を作ってほしいと思います。