2025年に公開された映画『国宝』は、公開102日で観客動員1,013万人・興収142.7億円を突破する大ヒット。
勢いは秋以降も続き、映画館でのロングランに加えて、公民館/市民会館などでのスポット上映も全国で広がっています。
本記事では、最新の動員実績、映画館の公開状況、そして各地のスポット上映予定を整理しました。
映画『国宝』レビュー:芸に生きる人間ドラマの迫力

2025年6月に公開された映画『国宝』は、公開から100日で観客動員1,000万人を超える大ヒットを記録した話題作です。
原作は直木賞作家・吉田修一による同名小説。監督は『怒り』『悪人』で知られる李相日監督、主演は吉沢亮さんという豪華布陣で挑んだ本作は、伝統芸能を題材にしながらも普遍的な人間ドラマとして多くの観客を魅了しています。
あらすじ(ネタバレなし)
舞台は戦後の日本。名門一族と縁を持った一人の青年が、伝統芸能の世界に身を投じていく姿を描きます。彼の才能が開花する一方で、友情やライバル関係、出自や宿命といった避けられない現実とも向き合っていく――。
物語は華やかな舞台と人間模様を背景に、夢と現実の狭間で揺れ動く人生を丁寧に描き出します。
主要キャスト
- 吉沢亮:主人公を演じ、その繊細で強靭な演技力が絶賛されています。
- 横浜流星:主人公のライバル兼親友という重要な役どころ。対照的な存在感が作品を支えます。
- 渡辺謙、寺島しのぶ:ベテラン陣が物語に重厚さを与え、スクリーンに迫力をもたらしています。
- 高畑充希、森七菜、三浦貴大ら豪華キャストが脇を固め、物語に厚みを加えています。
見どころ
- 圧倒的な映像美
舞台シーンの美術や照明、所作の細部まで丁寧に再現され、映画館のスクリーンでしか味わえない迫力を体感できます。 - 人間ドラマの深さ
芸を極める者の葛藤や苦悩、友情とライバル関係、そして自らの人生をどう生き抜くのか。観客それぞれが自分の経験に重ね合わせられる普遍性があります。 - 俳優陣の熱演
主演の吉沢亮さんはもちろん、横浜流星さんとの緊張感あふれる掛け合い、渡辺謙さん・寺島しのぶさんらベテラン俳優の存在感は必見です。
評判・口コミ
- 「175分があっという間。舞台の迫力に圧倒された」
- 「人間の生き様をここまで重厚に描いた作品は久々」
- 「伝統芸能に詳しくなくても楽しめる。俳優陣の演技に引き込まれる」
映画『国宝』は、伝統芸能を題材にしながらも、芸に生きる人間の姿を通して「人生とは何か」を問いかける作品です。
175分という長尺ながら、観終わったあとに心に余韻を残すその力強さは、まさに「国宝」と呼ぶにふさわしい一本。劇場での上映や全国のスポット上映も続いていますので、ぜひスクリーンで体感してみてください。
最新の動員実績(2025年9月16日公表時点)
- 公開102日(6/6〜9/15):動員10,135,998人/興収14,272,731,300円。
ここまでの規模だと、都市部は年末ごろまで、地方は来春以降までのロングランや再上映が見込まれます(目安)。具体の“いつまで”は各館の番組編成次第なので、公式スケジュールの継続確認がベストです。参考:東宝の公式シアターリスト。 TOHO THEATER LIST
映画館での公開状況
- 上映の終了日は館ごとに異なる。東宝の公式シアターリスト/各館サイトの更新が最も確実。 TOHO THEATER LIST
- 話題性の高さから、9〜10月以降も継続上映する劇場が多数。都市部のミニシアターも編成に残している例があります(例:東京・K2のリスト)。 映画.com
- 「国宝」は2025年9月現在も全国のTOHOシネマズ、イオンシネマ、ユナイテッド・シネマなど主要劇場で上映中。
- 終了日は劇場によって異なり、公式に「全国一斉終了日」は定められていません。
- 一部劇場では9月下旬までの上映予定が公開されており、10月以降も上映を続ける館があります。
- 上映期間は各映画館の公式サイトに随時更新されるため、鑑賞予定の劇場で確認することをおすすめします。
都道府県 | 上映館名(代表例) | 備考 |
---|---|---|
北海道 | 札幌シネマフロンティア、イオンシネマ旭川駅前 | 札幌中心に多数 |
青森 | TOHOシネマズおいらせ下田、シネマヴィレッジ8・イオン柏 | |
岩手 | フォーラム盛岡、イオンシネマ北上 | |
宮城 | TOHOシネマズ仙台、MOVIX仙台 | |
秋田 | TOHOシネマズ秋田 | |
山形 | ソラリス | |
福島 | フォーラム福島、ポレポレいわき | |
東京 | TOHOシネマズ新宿、グランドシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9 | 都内は十数館以上 |
神奈川 | TOHOシネマズららぽーと横浜、横浜ブルク13 | |
千葉 | TOHOシネマズ流山おおたかの森、イオンシネマ幕張新都心 | |
埼玉 | TOHOシネマズららぽーと富士見、ユナイテッド・シネマ浦和 | |
茨城 | TOHOシネマズひたちなか、MOVIXつくば | |
栃木 | TOHOシネマズ宇都宮 | |
群馬 | イオンシネマ高崎 | |
新潟 | ユナイテッド・シネマ新潟 | |
富山 | TOHOシネマズ ファボーレ富山 | |
石川 | イオンシネマ金沢フォーラス | |
福井 | テアトルサンク | |
山梨 | TOHOシネマズ甲府 | |
長野 | 松本シネマライツ | |
愛知 | ミッドランドスクエア シネマ、109シネマズ名古屋 | 名古屋中心に多数 |
岐阜 | TOHOシネマズ モレラ岐阜 | |
静岡 | シネシティ ザート、TOHOシネマズ浜松 | |
三重 | 109シネマズ四日市 | |
大阪 | TOHOシネマズ梅田、なんばパークスシネマ | |
兵庫 | OSシネマズ ミント神戸、109シネマズHAT神戸 | |
京都 | TOHOシネマズ二条 | |
滋賀 | イオンシネマ草津 | |
奈良 | TOHOシネマズ橿原 | |
和歌山 | ジストシネマ和歌山 | |
鳥取 | MOVIX日吉津 | |
島根 | T・ジョイ出雲 | |
岡山 | TOHOシネマズ岡南 | |
広島 | 109シネマズ広島、TOHOシネマズ緑井 | |
山口 | MOVIX周南 | |
徳島 | イオンシネマ徳島 | |
香川 | イオンシネマ高松東 | |
愛媛 | シネマサンシャイン衣山 | |
高知 | TOHOシネマズ高知 | |
福岡 | TOHOシネマズ天神・ソラリア館、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13 | |
佐賀 | TOHOシネマズ モラージュ佐賀 | |
長崎 | ユナイテッド・シネマ長崎 | |
熊本 | TOHOシネマズ 熊本サクラマチ | |
大分 | TOHOシネマズ アミュプラザおおいた | |
宮崎 | セントラルシネマ宮崎 | |
鹿児島 | TOHOシネマズ与次郎 | |
沖縄 | シネマQ、ミハマ7プレックス |
※本表は代表例です。最新の劇場一覧・上映時間は各館公式か東宝のシアターリストでご確認ください。
ポット上映(公民館・市民会館など)予定
映画館以外の会場で行われる単発上映/巡回上映。運営は各館や配給・興行会社が個別に告知するため、網羅的な公式一覧は存在しません。以下は現時点で公表されている代表例です。
9月
- 下北文化会館(青森県むつ市)
9/26(金)17:30『国宝』 ほか/9/27(土)は別作品編成(しんちゃん、TOKYO MER、特撮2本)。会場公式と主催告知で確認。 - 久慈市 アンバーホール(岩手県)
9/28(日)「新作シネマ上映会」で『国宝』上映。主催の案内に掲載。
10月
- 大船渡市 リアスホール(岩手県)
10/5(日)「新作シネマ上映会」で『国宝』上映。 岡田商会 - 山口市民会館(山口県)
10/11(土)10:00/15:00 の2回上映(前売・当日料金あり)。会館の公式イベントページ・県の生涯学習サイトに詳細。 - 釜石市民ホール TETTO(岩手県)
10/12(日)「新作シネマ上映会」で『国宝』上映。 岡田商会
11月
- 鹿沼市民文化センター(栃木県)
11/9(日)名作映画会『国宝』(無料・整理券方式)との案内(公式Webや広報かぬま等で告知)。9/28(日)回の実施情報も公表されています。
上記以外にも、主催のオカダプランニング公式「映画会一覧」や各会場のSNSで巡回告知が出ています。最新の開催地は定期的にチェックするのがおすすめ。
いつまで観られる?(予測の目安)
- 都市部シネコン/ミニシアター:新作の回転が速い反面、超ヒットは3〜6か月規模で延長されるのが通例。『国宝』の規模なら年末(12月)頃まで残る館が多い見込み。
- 地方の映画館:人気作は長く引っ張る傾向。来春(〜2026年3月)あたりまでの継続・再上映の可能性。
- スポット上映:本編上映終了後も自治体ホール巡回が続くケースが多く、半年〜1年スパンで機会が出ることがあります。
(※いずれも一般的な編成傾向の目安)
観賞計画のコツ
- まず劇場版:最寄りの映画館の公式ページ/東宝シアターリストを確認。 TOHO THEATER LIST
- 次にスポット上映:
『国宝』は動員1,000万人超の勢いでロングラン確実。映画館は年末ごろまで、地方・スポット上映を含めると来春以降も鑑賞機会が続く見込みです。
- ポット上映は個別告知が基本。記事内のリンク先や各会場のSNSをブックマークしておくと便利です。
まとめ
映画「国宝」は全国の映画館での上映に加えて、各地の公民館・市民会館・文化センターなどでもスポット上映が広がっています。
特に東北地方(青森・岩手)では地域ホールを活用した上映会が多く予定されており、映画館とは違った雰囲気で鑑賞できるのも魅力です。
鑑賞を希望される方は、最寄りの劇場公式サイトや各自治体の文化施設ページで最新情報を確認するのがおすすめです。
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