2025年10月21日、国会で行われた首相指名選挙で高市早苗氏が第104代内閣総理大臣に選出。
その一方で、 無所属の衆院議員「吉良州司(きら・しゅうじ)」の名が3票入り、SNSで急浮上しました。本稿では、 吉良氏の経歴や政治スタンス、今回3票が入った背景までサクッと解説します。
目次
吉良州司(きら・しゅうじ)とは?プロフィールまとめ

ポイント
- 無所属・衆院「有志の会」所属のベテラン議員
- 外務分野での要職経験(外務副大臣など)
- 地元・大分1区で当選7回の強固な地盤
項目 | 内容 |
---|---|
生年月日 | 1958年3月16日(67歳) |
出身地 | 大分県玖珠郡玖珠町 |
学歴 | 東京大学法学部政治学科 |
前職 | 日商岩井(現・双日)勤務/ブラジル・ニューヨーク駐在 |
所属・会派 | 無所属(衆院会派「有志の会」) |
選挙区 | 大分県第1区 |
当選回数 | 7回 |
主な役職 | 外務副大臣、外務大臣政務官、拉致問題特別委員長 ほか |
政治スタンス:中道・現実主義の姿勢
吉良氏は「将来世代優先の政治」「生活者主権」を掲げる中道・現実路線の政治家です。
経済再生と地方分権の両立、 教育格差の是正、外交・安全保障での現実的対応を重視。
社会的テーマではやや慎重姿勢を取りつつも、 対立をあおらず合意形成を重視するスタイルが特徴です。
「国の形を決めるのは政党ではなく国民。政党の論理よりも、地域と人々の声を国政に届けたい。」
なぜ首相指名選挙で「3票」入ったのか?
2025年10月21日の首相指名選挙では高市早苗氏が237票で指名されましたが、同時に吉良州司氏にも3票が入り話題に。
背景には、所属会派「有志の会」周辺での首班指名の調整が一本化できず分裂した動きがあり、 結果として吉良氏の名で票が投じられたことが注目を集めました。
SNSの反応
- 「無所属で3票はインパクト」
- 「名前を初めて知った。気になって調べた」
- 「“有志の会”って何?と検索が急増」
無所属で7期当選という“地元力”
政党の後ろ盾が弱い立場でも、地に足のついた地域活動で勝ち抜いてきたのが吉良氏の強み。
経済界・教育関係者・自治体関係者とのネットワークを築き、「政策立案型の無所属議員」として中央でも一定の存在感を放っています。
吉良氏にまつわる報道
一方、吉良 州司氏には 批判的な報道や疑義 が複数見られます。
吉良州司氏を巡る疑義・批判の主な報道を、時系列形式で整理します。なお、信頼性・裏付けの強さにはばらつきがありますので、「確定/未確定」の区分も併記します。
時期 | 疑義・批判の内容 | 出典/状況 | 補足・信頼性の状況 |
---|---|---|---|
2015年8月 | 「売春防止法違反疑惑」(売春疑惑) | 「日刊ゲンダイ」が、「週刊新潮」の報道を引用して、吉良氏が売春防止法違反の疑いを持たれていると報じた。 (日刊ゲンダイDIGITAL) | 未確定:疑惑報道はあるが、警察・検察による立件、公的な処分・説明が確認できないため、「疑われている」段階。 |
2025年1月(報道時期) | 「性犯罪疑惑から逃亡中」とするWeb記事 | Webサイト「おおいた論壇」が、「性犯罪疑惑」「示談済」「30万円支払い」などと記載。 (大分論壇) | かなり不確かな情報源:ブログ/ネット記事であり、証拠提示なし。事実確認は困難。 |
2025年10月20日以降 | 会派「有志・改革の会」の分裂・首相指名選挙での票 | 新聞報道で、吉良氏所属の会派が首班指名の調整に失敗し、分裂・再編されたと報じられる。 (大分新聞) | 確定事項:会派動向・議会記録から裏付けあり。批判というより「会派運営・政治戦略上の課題」と整理できる。 |
まとめ:少数でも存在感を示した「現実主義の無所属」
- 首相指名での3票は数としては小さいが存在感は大きい
- 中道・合意形成型の政治姿勢に関心が集まる
- 地元・大分での“無所属7期”という実績が背景にある
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