キングオブコント2025決勝|ロコディ本命?しずる対抗?審査員傾向とSNSで読む勝ち筋

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キングオブコント2025はいよいよ決勝!本記事では、決勝10組を「実績・ネタ傾向・審査員ウケ・SNS反応」の4軸でやさしく整理します。

ロングコートダディ本命、しずる対抗という声が強まる一方、や団やファイヤーサンダーの安定感、レインボーや青色1号など新顔の“勢い”も無視できません。

採点で差が出やすい「序盤20秒のわかりやすさ」「中盤の伸び」「ラストの余韻」を具体例付きで解説し、当夜の“風向き”まで読み解きます。

初めて観る方にもわかるように、難しい言葉は使わずにまとめました!

目次
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はじめに

決勝10組の勢力図と今年の見どころ(完成度vs勢い)

今年の決勝は、「完成度で押す常連」vs「勢いで刺す新星」という構図がハッキリしています。

完成度側の軸は、ロングコートダディ(緻密な設定と“外し”の巧さ)、しずる(物語性と余韻)、や団(トリオの立体感)、ファイヤーサンダー(終盤の伸び)。

たとえばロコディは“普通のシチュエーションがいつの間にかヘンテコになる”作り込みが持ち味で、審査員が点を付けやすいタイプです。

しずるは“笑いの中に切なさ”を混ぜて観客を引き込み、や団は三人ならではの配置転換や役割チェンジで場面を厚くしてきます。

対する勢い側は、レインボー青色1号ベルナルド元祖いちごちゃんトム・ブラウンなど。

たとえばレインボーは“身近な関係性”を大げさに拡張して一気にウケを取り、青色1号はトリオの人数感で“想像の外側”に押し広げます。

ベルナルドや元祖いちごちゃんは見た目や設定の意外性で記憶に残すタイプ。

トム・ブラウンは“暴走気味のアイデア”がハマると客席が一気に温まります。

見どころは、この二つの波が同じ夜にぶつかること。一本目で完成度型がリードしても、二本目で勢い型が逆転…という“展開のゆらぎ”が十分にあり、最後まで読めません。

予想の前提:実績・ネタ傾向・審査員ウケ・SNS反応の4軸

本記事の予想は、①実績(決勝・準優勝などの経験値)、②ネタ傾向(設定の強さ、物語性、仕掛けの数)、③審査員ウケ(構成重視なのか、ドラマ性に弱いのか等の相性)、④SNS反応(準決勝の評判や直前の盛り上がり)の4軸で見ています。

具体例を挙げると、実績面ではロコディやファイヤーサンダーが“まとめ上手”で、点がブレにくい強み。

ネタ傾向では、しずるの“感情を乗せる型”は一本目で世界観をつかませるのに有効。

審査員相性では、構成や完成度を大事にする目線にロコディやや団が合致しやすく、人物の細やかな演技や余韻は秋山・じろうの評価を得やすいと見ます。

SNSでは「ロコディに花を」「しずるの復活が見たい」といった“物語性のある応援”が可視化される一方、「レインボーが台風の目」「新人の一発に賭けたい」という“勢い待望論”も増加。

この4軸を重ね合わせ、一本目の並び(出番順)や二本目の仕掛け(ラストの余韻)も加味して、各組の勝ち筋とつまずきポイントを読み解いていきます。

1.有力候補の分析(ロングコートダディ/しずる/や団/ファイヤーサンダー)

ロングコートダディ:準優勝実績と脚本力、“無冠返上”への条件

ロングコートダディ(ロコディ)の強みは、ふつうの会話から少しずつ世界がズレていく“脚本の精度”にあります。たとえば「店員と客のちょっとした勘違い」から始めて、言葉の行き違いが雪だるま式に膨らみ、最後は“そう来たか”で締める——この流れがきれいに決まると、審査員は点を付けやすく、客席の笑いも途切れません。

今年“無冠返上”を狙ううえでのポイントは、次の3つです。

  • 一本目の“ツカミ”を20秒で決めること。 例:最初の一言で“勘違いの軸”を見せる(「店名を人名と勘違い」「道案内の方向が真逆」など)。観客が早くルールを理解できるほど笑いが転がります。
  • 中盤で“別の角度のズレ”を一度だけ入れること。 例:人物の立場を一回転させる(注意していた側が実は一番非常識だった、など)。入れすぎると散らかるので“一撃”が理想。
  • ラストは“言葉の回収”で締めること。 序盤のセリフを最終行で別の意味に反転させると、審査員のメモに◯がつきやすいです。

演技面では、堂前の“説明の正確さ”と兎の“ズレの濃度”の差をはっきりつけると、場面が明確になります。

笑いの山は「序盤小山→中盤ふた山→ラスト大山」の三段構成が合うタイプ。

出番順が早い場合は特に“誤解の軸を早く示す”ことが勝負です。

逆に失敗パターンは、設定の説明が長引くケースと、ラストの意外性が“設定の都合”に見えてしまうケース。ここを避けられれば、優勝に最も近い存在です。

しずる・や団・ファイヤーサンダー:物語性と共感、安定感と構成力の差別化ポイント

しずる:物語性と共感の強み、笑い量とのバランス課題
しずるは“人の気持ち”が動く瞬間を笑いに変えるのが得意です。

たとえば「同窓会での微妙な距離感」「先輩後輩の遠慮」「報告LINEの既読スルー」など、誰もが覚えのある場面をコント化すると、客席はすぐに入ってきます。

勝つために必要なのは、感情の盛り上がりと笑いの波を同時に作ること。具体的には、

  • 序盤の“関係説明”は短く、ひとネタで2回は客席が声を出して笑う箇所を置く。
  • 中盤に立場の逆転小道具の意味反転を入れて、物語にスピードをつける。
  • ラストは“じんわり”で終わらせず、セリフで一刺ししてから余韻に入る。
    この設計なら「泣けるけど笑いが薄い」という弱点を避けられます。

や団:トリオの立体感で“散漫”を回避
や団は三人ならではの“配置転換”が武器。

例として、「受付・客・上司」など役割を回しながら場を変えると、舞台の奥行きが生まれます。課題は“散漫”に見えないこと。

  • 3人の目的(何を達成したいか)を最初の30秒で提示
  • 誰が“状況を悪化させる役”かを固定し、混乱の原因を一本化
  • 終盤は二人で畳みかけ、最後に三人目がオチを決めると視線が迷いません。
    トリオは笑いの“面”を作りやすいぶん、一本筋が見えたときに評価が跳ねます。

ファイヤーサンダー:構成美で“ひとクセ上乗せ”
ファイヤーサンダーは起承転結がはっきりした“設計図の美しさ”が魅力。

たとえば「マニュアル通りの新人とアドリブ上司」のようにルール×破壊で対立を作り、中盤で立場をひっくり返し、最後に“最初の一言”を別意味で返す——この教科書的な流れは審査員に強いです。差別化のカギは、

  • 中盤の“転”に視覚的な一押し(声・間・一歩前進など)を入れて、客席の体感を変えること。
  • ラストにもう半歩の意外性(人物の本音、小さな秘密の露見、看板の裏読み)を足すこと。
  • ロコディとの“構成型”かぶりを避け、題材の親しみやすさでリードすること。
    この“ひとクセ”が乗れば、安定から一段高いインパクトへ届きます。

——以上の3組は、それぞれ違う勝ち筋を持っています。

  • ロコディは精度と反転
  • しずるは感情と笑い波の両立
  • や団は三人の整理された混沌
  • ファイヤーサンダーは構成に意外性を一滴

当日の出番順や客席の温度によって、どの型が最も刺さるかが変わります。続くセクションでは、初出場組の“勢いの作り方”を見ていきます。

2.台風の目となる初出場組(レインボー/青色1号/ベルナルド/元祖いちごちゃん/トム・ブラウン/うるとらブギーズ再浮上)

レインボー・青色1号:新鮮さ×演技力、トリオならではの立体感

レインボーは、日常の「あるある」を一歩だけ誇張して、感情の揺れで客席を巻き込みます。

たとえば、片思いのLINEを送る直前の“ためらい”を、舞台上で「送信ボタン役」まで登場させて見える化する——こうした視覚的な一押しが入ると、説明を挟まず笑いへ直行できます。勝ち筋は、

  • 序盤10秒で“テーマの痛点”を提示(例:「既読の色が怖い」など、誰もが知る不安)。
  • 中盤に“気まずさの倍返し”(例:送信取消のはずが誤爆→さらに既読が増える)。
  • ラストで感情を反転(例:「既読スルーが優しさだった」とわかる)。

この波を作ると、若手でも大人の客席を取れます。失敗パターンは、設定が細かすぎて共通の入口が見つからないとき。入口を“誰もが知っている温度”に合わせるのが鍵です。

青色1号はトリオの強みを最大化できる組。例えば「保護者会での行き違い」を題材に、役割の入れ替え(先生⇄保護者⇄生徒役)をテンポよく回すと、舞台が立体化して笑いの面積が増えます。

  • 三人の目的を最初の30秒で共有(「プリントの誤配を回収したい」など)。
  • “混乱係”を一人に固定(同じ人が状況を悪化させると、観客の視線が迷わない)。
  • 終盤は二人で畳みかけ→三人目が落とす(視線の導線がスムーズ)。

注意点は、人数を活かそうとして状況を足しすぎないこと。場面が増えるほど“オチの温度”が下がりやすいので、場面2つ+オチくらいがベストです。

ベルナルド・元祖いちごちゃん・トム・ブラウン・うるとらブギーズ:奇抜さと粗さの綱引き/漫才・実績の転用

ベルナルドは“初見の驚き”が武器。たとえば、宅配の受け取りサインを“体で書く”世界の住人、のように一撃でわかる奇抜さを置けると、会場が一気に味方になります。

  • 入り口は超シンプル(観客が3秒で世界を理解)。
  • 奇抜は一つだけ“強く”(派手なアイデアを重ねない)。
  • 最後は最初の一言を別意味に回収(“ただの変”で終わらせない)。
    荒れやすいのは、奇抜を連発して理由(ルール)が見えなくなるとき。一本目は“伝わる奇抜”に絞るのが安全です。

元祖いちごちゃんは“見た目のインパクト”と“早口の圧”で押し切れるタイプ。

例えば、健康診断の視力検査を“占い”と勘違いしている世界など、一目で笑える絵を作ると客席が温まります。ラストは、最初のボケを静かに裏返す小声の一言が効きます(大声のまま終わらせると単調に見えがち)。

トム・ブラウンは漫才での“暴走と修正”のリズムをコントに移植できるかが焦点。

  • 舞台上の“本気の勘違い”を一個だけ設定(例:防災訓練を“運動会”と信じ切る)。
  • ボケの暴走を、**小物一つ(笛・札・掲示)**で都度リセットし、客席の理解を保つ。
  • ラストは暴走が正解だったと世界を反転(審査員が「オチが気持ちいい」と評価しやすい)。
    勢いだけに寄ると、構成型と比べて採点で見劣りしやすいので、“一本筋”の見える暴走がベストです。

うるとらブギーズは再浮上の本命。2019準優勝の“形の美しさ”を、今年は題材の親しみやすさで更新できるか。

  • 誰もが知る場所×一段ズラす(例:コインランドリーで“面接”が始まる)。
  • 中盤の“転”で視覚的サイン(一歩前に出る、上着を脱ぐ、椅子を回す)を入れて客席の体感を変える。
  • ラストは最初の勘違いを肯定して終わる(「だから洗濯機は回っていた」的な回収)。
    弱点は“きれいにまとまりすぎる”こと。小さな歪み(人物の欲や見栄)を一滴足すと、点が伸びます。

——この4組は、驚きや勢いわかりやすさの綱引きが勝負どころ。

  • ベルナルド/元祖いちごちゃんは伝わる奇抜
  • トム・ブラウンは筋の見える暴走
  • うるとらブギーズは親しみ×構成で、
    上位常連に“穴”をあける可能性があります。次章では、審査員の見やすいポイントとSNSの流れを重ね、当夜の“風”を読む手がかりを整理します。

🏆キングオブコント2025 優勝予想ランキング

――常連勢の完成度 vs 新星の勢い、世代交代の決勝戦

第1位:ロングコートダディ(ロコディ)

ロングコートダディ

実績・安定感ともに最強。悲願の初優勝なるか

  • 2024年準優勝、二刀流No.1決定戦でも準優勝。もはや「無冠の帝王」と呼ばれる存在。
  • シンプルな設定を多層構造に仕立てる脚本力と、堂前・兎の演技力が光る。
  • 審査員の構成・完成度重視傾向に合致し、審査員全員から平均的に高得点を取れるタイプ。
  • SNSでも「ロコディに取らせてあげたい」という声が圧倒的。

🟩 優勝可能性:★★★★★(最有力)
🟩 審査員ウケ:構成派審査員◎(飯塚・小峠)

第2位:しずる

しずる

“原点回帰”のヒューマンコントで大化けの予感

  • 初期KOCから挑戦し続けるベテラン。久々の決勝進出。
  • 「感情」「物語性」を重視したネタが武器。笑いと哀愁のバランスが絶妙。
  • SNSでは「準決勝で頭一つ抜けてた」「神回の再来」との声。
  • 松本人志不在の今、ドラマ性あるコントは秋山・じろう審査員の共感を得やすい。

🟨 優勝可能性:★★★★☆(大本命の対抗馬)
🟨 審査員ウケ:ドラマ派審査員◎(秋山・じろう)

第3位:や団

や団

4年連続決勝、ここが“正念場”

  • 過去3位・5位・4位と高順位をキープする実力派トリオ。
  • トリオ構成による立体的な展開と、ボケ・ツッコミ・狂気のバランスが絶妙。
  • 「TUBEになりたい」というコメントに象徴されるように、明るさと人間味のコントで勝負。
  • 安定した笑い量と構成力で、高得点を狙える。

🟨 優勝可能性:★★★★☆(安定型の対抗馬)
🟨 審査員ウケ:全体バランス型◎

第4位:ファイヤーサンダー

ファイヤーサンダー

“あと一歩届かない”常連の底力

  • 3年連続決勝進出、過去3位・4位。構成派で安定感抜群。
  • 起承転結のテンポがよく、後半に一発逆転のインパクトを仕込むタイプ。
  • SNSでも「安定して面白い」「完成度はピカイチ」と評価。
  • ロコディと構成型で比較されるが、やや“地味”に映るリスクも。

🟨 優勝可能性:★★★☆☆(地力上位)
🟨 審査員ウケ:構成重視◎/意外性△

第5位:うるとらブギーズ

うるとらブギーズ

2019年準優勝組、再び“頂点”を狙う

  • 過去の準優勝経験で大会慣れは十分。
  • 安定した演技とネタ構成が武器。ツッコミのリズムが絶妙。
  • SNSでは「ベテラン勢の安心感」「笑いの量が多い」と好評。
  • ただし、常連勢と比較されると“安定しすぎ”る印象も。

🟨 優勝可能性:★★★☆☆(中堅上位)
🟨 審査員ウケ:バランス型◎

第6位:レインボー

レインボー

新世代のリアル路線。SNS映えと構成力で勝負

  • 初出場ながら、演技派・構成派として注目。
  • リアルな人間模様・恋愛コントに定評があり、幅広い層から支持。
  • SNSでも「新鮮で面白い」「映像的コント」と話題に。
  • 若手勢では最も“完成度”が高いとの声も。

🟨 優勝可能性:★★☆☆☆(中堅・ダークホース)
🟩 審査員ウケ:若手枠◎/構成型〇

第7位:青色1号

青色1号

トリオならではの“混沌コント”で一発狙い

  • 初出場のトリオ。展開力と掛け合いで勝負。
  • ネタによっては一気にウケをさらうタイプ。
  • SNSでは「不気味で面白い」「ネタの読めなさが魅力」との声。
  • 審査員の好みが分かれるタイプだが、爆発すれば上位進出も。

🟨 優勝可能性:★★☆☆☆(穴馬候補)
🟥 審査員ウケ:賛否分かれる△

第8位:ベルナルド

ベルナルド

結成1年未満の“超新星”。大荒れの可能性

  • 結成から1年足らずで決勝進出。勢いと発想でここまで来た。
  • SNSでは「ダークホースすぎる」「未知数」と話題。
  • 成功すれば“シンデレラストーリー”。
  • ただし、粗さが目立つと厳しい採点になる可能性も。

🟧 優勝可能性:★★☆☆☆(爆発力型)
🟥 審査員ウケ:チャレンジ型◎/完成度△

第9位:元祖いちごちゃん

元祖いちごちゃん

奇抜さと勢いで審査員を翻弄するか

  • 初出場。SNSでは「名前からして気になる」「クセになりそう」と話題。
  • コント内容の詳細は不明だが、奇抜系・ビジュアル勝負型との予想。
  • “勢い・印象”で勝負するスタイルなら、ウケ量次第で台風の目に。

🟧 優勝可能性:★☆☆☆☆(一発勝負枠)
🟥 審査員ウケ:印象勝負△/構成△

第10位:トム・ブラウン

トム・ブラウン

コント初挑戦の暴走コンビ。未知の化学反応に期待

  • M-1で見せたテンポとキャラクター性をコントで再現できるかが鍵。
  • SNSでは「暴走が刺されば爆発」「ネタ次第で化ける」と話題。
  • 審査員ウケは未知数だが、“奇抜な新風”として注目度は高い。

🟧 優勝可能性:★☆☆☆☆(爆発型・不安定)
🟥 審査員ウケ:荒削り◎/構成△

3.採点の鍵とSNS世論(直前ムードの読み方)

審査員傾向:構成・完成度・演技力(秋山/飯塚/小峠/山内/じろう)

審査は「どんな笑いか」よりも、「どう見せたか」で差が出ます。ざっくり相性を整理すると——

  • 秋山:演技の温度と世界観の丁寧さに反応。例)レインボーが“気まずさ”の空気を間で伝え、ラストで感情を反転させると刺さりやすい。
  • 飯塚:構成のきれいさ、伏線回収の気持ちよさを重視。例)ロコディが序盤の一言を終盤で別意味に返す“言葉の回収”は高評価ライン。
  • 小峠:設定がブレずに最後まで走れたかを注視。例)や団が“混乱係”を一人に固定して筋を通すと点が伸びる。
  • 山内:意外性と勢いに甘くないが、独自性のある“ズレ”を評価。例)ベルナルドが奇抜を一つに絞って“伝わる変さ”を貫けば好相性。
  • じろう:人間味や物語の芯に弱い。例)しずるが感情の山を作りつつ、笑いの波を二度以上はっきり起こせると強い。

共通して効くのは、**「序盤20秒でルール提示」→「中盤で一段深掘り」→「ラストで反転」**という三段の形。説明が長い、場面が増えすぎる、人物の目的が曖昧——この三つは減点の温床です。

SNS優勝予想:ロコディ支持の厚みと“感情派しずる”の台頭

直前のX(旧Twitter)は、概ねロコディ本命、次点でしずるに物語を見たいという空気。具体的には、

  • 「ロコディに花を」「無冠返上を見届けたい」——**“物語としての優勝”**を願う声が多い。
  • 「しずるの復活回を期待」「泣けるのにちゃんと笑える」——感情の余韻を評価する投稿が増加。
  • 若手勢ではレインボーに「映像的で今っぽい」「切り口が鋭い」、青色1号に「トリオの予測不能さが怖い」という台風の目評。
  • や団/ファイヤーサンダーは「安定」「外さない」の信頼感。ただし「大爆発の絵が見たい」という声も。

SNSの温度は出番順で簡単に揺れます。早番が強ネタで空気を掴むと、タイムラインが一気に同調し、その後の中盤組にハードル上昇が起きがち。逆に、序盤が硬いと中盤〜終盤の勢い型に風が吹きます。

勝敗を分ける要素:設定の強度・中盤の伸び・ラストの余韻

最後に、当夜の“具体的な勝ち筋”を三点に絞ります。

  1. 設定の強度(入口3秒のわかりやすさ)
     例:トム・ブラウンが「防災訓練=運動会」と“本気の勘違い”を一発で示す/元祖いちごちゃんが“見た目の一枚絵”で世界を伝える。最初の3秒で伝わる設定は、それだけで加点スタート。
  2. 中盤の伸び(同じルールの別角度)
     例:ロコディが言葉のズレを立場のズレに一度だけ拡張/や団が役割を回しつつ“混乱係”を固定。ルールを増やさず景色だけ変えると、笑いがもう一段高くなる。
  3. ラストの余韻(回収で“もう一笑い”)
     例:しずるが感情を温めた直後に小さな一言で反転して締める/うるとらブギーズが最初の勘違いを肯定して終える。見終わった直後にSNSで引用したくなる**“一行”**があると強い。

この三点を満たしやすいのは、構成派(ロコディ/ファイヤーサンダー)と物語派(しずる)。一方で、奇抜・勢い型(ベルナルド/元祖いちごちゃん/トム・ブラウン)がハマる条件は、入口が超シンプルでラストが優しい反転になっていること。中盤が伸びた瞬間、評価は一気に覆ります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 出番順は採点に影響するの?
A. はい、影響すると言われています。早い順番に出る組は客席がまだ温まっておらず点が伸びにくい傾向があります。一方で、トップバッターが強ネタを披露すると基準点が上がり、その後の中盤組にプレッシャーがかかることも。つまり、「出番順×ネタのタイプ」が勝敗を左右することがあるのです。

Q2. 審査員はどこを見て採点しているの?
A. 主に「構成の完成度」「演技力」「世界観の一貫性」「ラストのオチの納得感」です。特に飯塚さんや秋山さんは構成の美しさに注目し、小峠さんや山内さんは勢いと独自性を重視する傾向があります。しずるのような“感情で魅せるネタ”は、じろうさんの評価軸と相性が良いと言われています。

Q3. 優勝の鍵になるポイントは?
A. 3つあります。①冒頭3秒で世界観を伝えること、②中盤で同じ設定を別角度から見せること、③ラストで余韻を残す回収。審査員もSNSも、この「わかりやすさ×意外性×感情の残り香」に反応します。

Q4. 視聴者投票や敗者復活はあるの?
A. キングオブコントには視聴者投票や敗者復活枠はありません。純粋に審査員5名の採点で決まります。そのため、一本目の完成度と二本目の安定感がとても重要。SNSでは「もっと観たかった」「視聴者票があれば…」という声も毎年上がります。

まとめ

「完成度で押す常連」か「意外性で刺す新星」か――今年は、この二択の綱引きが最後まで続きそうです。ロコディは“序盤20秒の明確さ→中盤の一段目→ラストの言葉回収”という王道で加点を積み、しずるは“感情の山”と“笑いの波”を重ねられるかが勝ち筋。や団は三人の配置換えを整理し、混乱係を固定できれば高評価が見込めます。ファイヤーサンダーは設計図の美しさに“もう半歩の意外性”が乗ると一段跳ねるはず。

一方、新顔サイドの勝ち方はシンプルです。レインボーは“誰もが知る気まずさ”を入り口にして視覚で一押し、青色1号は役割入れ替えを使いつつ場面を増やしすぎない。ベルナルドと元祖いちごちゃんは“伝わる奇抜”を一つだけ強く置き、トム・ブラウンは“筋の見える暴走”で世界を反転させる。うるとらブギーズは“親しみ×構成”に小さな歪みを一滴足せば、再浮上の現実味が増します。

採点のカギは三つに集約されます。①入口3秒で世界がわかるか(例:張り紙一枚、身振り一つで伝える)、②同じルールを別角度で伸ばせるか(ルールを増やさず景色だけ変える)、③最後の一言で余韻ともう一笑い(序盤の言葉や小道具を反転回収)。ここが決まると、審査員の好みが多少分かれても大崩れしません。

SNSの“風”はロコディ本命、しずる対抗というムード。ただ、出番順と一本目の出来で潮目はすぐ変わります。早番が会場を一気に温めれば同調圧力が働き、中盤以降はハードルが上がる。逆に序盤が硬ければ、勢い型に追い風。「完成度で押すか、意外性で刺すか」——三強が軸でも、台風の目が通過する余地は十分。観る側の楽しみは、まさにその“一夜の風向き”にあります。

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