男性アイドルグループ「KAT-TUN」が解散を発表しました。
このところメンバーの亀梨和也が事務所を退所するのではとの噂が流れていましたが、現実になったようです。
公式サイトではそれぞれの道を歩むためとのことですが、はっきりした解散の理由は書かれていません。
紆余曲折あったKAT-TUNですが、よく20年続いたなというのが正直な感想です。
ジャニー喜多川の事件もあり、事務所からの独立も目立っていますね。男性アイドルとして続ける限界はあるのか考えてみました。
KAT-TUN解散
2月12日、KAT-TUNが3月31日をもって解散することが報じられました。以下は公式サイトによる報告文です。
2025.02.12
KAT-TUNに関するご報告
株式会社STARTO ENTERTAINMENT(本社:東京都港区、代表取締役CEO:福田 淳、以下「当社」)は、2025年3月31日をもちまして、KAT-TUNを解散することをご報告いたします。
2024年4月にKAT-TUNは当社と契約し活動を続けて参りましたが、およそ1年にわたりメンバーと協議を重ねた結果、2025年4月1日からの2年目の契約にあたりましては、KAT-TUNの看板を下ろし、それぞれの道を選ぶ形の方が今後のメンバーにとってより良いと会社として判断いたしました。
今後に関しましては、亀梨和也は3月31日の契約満了をもって退所、上田竜也、中丸雄一は個人として当社との契約を継続させていただきます。
結成して25年間、KAT-TUNを応援してくださったファンの皆様、関係者の皆様には心より御礼を申し上げます。
3月31日に解散はいたしますが、メンバーの希望により、近い将来ファンの皆様とお会いできる場所を作るべく、現在調整をしております。詳細が決まり次第、すぐにファンの皆様へご報告させていただきます。
これから新しい道を歩むこととなる亀梨和也、上田竜也、中丸雄一、それぞれの応援を引き続きいただけましたら幸いでございます。
どうぞ宜しくお願いいたします。
公式サイトより
メンバーの脱退
v系バンド以外で唯一好きなグループだから
— ka!!! (@gagagaga_mama) February 12, 2025
解散は悲しすぎるよ…..
6人KAT-TUNはあまりにもかっこよすぎた pic.twitter.com/93MbW8Hajy
今までの元気なアイドルグループから一線を画し、ちょっとダークで大人っぽい、色気のあるアイドルグループで2006年のデビュー当時はとても人気がありました。
その後、2010年に亀梨和也とダブルセンターの一人、赤西仁が脱退。13年に田中聖、16年に田口淳之介が脱退し、当初6人いたメンバーが3人になってしまいました。
さらに昨年は、中丸雄一の不倫報道での活動中止を受け、解散も噂されていましたね。
けれど先日、亀梨和也がタイでKAT-TUN愛を表明したと報じられ、解散報道にヤキモキしていたファンを安心させたばかりでした。
しかし、解散報道を受け、ネットのコメントでは「今までよく頑張ってきた」「今後、それぞれの道に進むのはよいこと、応援します」と前向きな意見が多いようです。
今後の活動は?
亀梨和也は俳優としての仕事が目立つようになり、事務所退所も想定外との見方もありますが、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)との確執、特に福田社長を信頼できないとの話もあり、独立することを選びました。
ただ、独立後は後ろ盾がなくなることから、今後の活動も大変になりそうです。結婚も噂されていますから、今年は正念場になりそうです。
中丸雄一と上田竜也は、事務所に残留し個人契約で活動を続けるそうです。
中丸雄一は活動休止から復帰したばかり、KAT-TUNの解散は厳しいところですが、解散理由の原因の一つを作ったとも言えますから、これからの活動で誠実さを見せるしか無いですね。
上田竜也が一番KAT-TUN愛が強かったそうなので、残念に思っているかもしれませんが、結成20年は良い区切りになるのではないでしょうか?
結構、味のあるキャラクターをしていると思うので、今後、上田竜也味を全面に出しての活動に期待しています。
解散しても、それぞれ芸能活動は続けるそうなので、これからの三人の活動を応援していきたいですね。
男性アイドルの限界点
ここからは個人的な意見です。
英語でidolを調べてみると3つの意味がありました。
1:偶像、聖像/偶像神、邪神
2:偶像視[崇拝]される人[もの]、 崇拝物、アイドル
3:【論理学】 誤った認識、謬見(びゆうけん)、 イドラ(実在の正しい把握を妨げ、無知と偏見の原因となる要因)
昔の『銀幕のスター』と呼ばれた人たちは、トイレも行かないと思われていたとか。
テレビが普及して、お茶の間でアイドルがバラエティ番組に登場するようになるとより身近に感じるようになりました。
オーディション番組でスター担っていく過程を身内のように応援したり、「推し活」で自分がアイドルを支えているんだという実感?妄想?も生まれます。でも、それが生きる糧にもなっているんですよね。
そして特別な誰かではなく、自分もアイドルになれる時代になりました。
Wikipediaではアイドルの概要がこう書かれていました。
キャラクター性を全面に打ち出し、歌・ダンス・演技・お笑いなど幅広いジャンルで芸能活動を展開しやすいのが特色である。ただし、歌手等のアーティストのように技術は必須でなく、恋愛感情によって多数購入してくれる「ファン」の存否が勝負となる。
アイドルになるために容姿が優れている必要はない。特に男性アイドルは外見よりも歌・ダンス・ユーモア・キャラクターなどがより重要。
ウィキペディアより
アイドルに疑似恋愛した経験は誰にもあるんじゃないでしょうか?
アイドルの賞味期限
そしてアイドルに求められるものとして。
「アイドル」である場合は熱狂的ファンからは、女性アイドルには処女性、男性アイドルには「性的接触者が居ない」という理想像を概ね持たれている。そのため、熱愛などのスキャンダル発覚や、結婚報道後に売上が激減し、商品価値がなくなる場合がある
ウィキペディアより
いい言葉ではないけれど、上の定義でいくと女性アイドルの賞味期限は短いですね。
自身の体感からしても「若いうちは許される」って感覚はありますね。女子からしたら計算づくなのでどっちもどっちですが・・・。
昔に比べたら寿命は伸びた感じですが、結婚して子供が産まれたらアイドルはやっていけないのは事実ですね。男性アイドルに比べたら辞め時がはっきりしているかもしれません。
最近は、育児や家事の経験を元に女性の支持を集めたママドル達も頑張っています。彼女たちの生活スタイルもまた同年代の女性のあこがれではあります。
男性アイドルの賞味期限
さて、男性アイドルの場合。上記の定義でいくと10代までが賞味期限ということになります。
でも今は、30代、40代のアイドルも活躍していますね。
旧ジャニーズの場合、幼い頃からレッスンを受け舞台やテレビで経験を積んで俳優として実績積んでいるのは大きなポテンシャルだったと思います。
だから年齢を重ねて俳優の道へ進む方も多いし、もうアイドルと言う肩書は外してもいいのではないかと思っています。
10代、20代は華やかなアイドルとして活躍しても、やはり30代、40代と年を重ねていくと若い頃のような動きは難しくなりますね。特に、最近のダンスは難しい!!
もちろん、ファンはアイドルとしての活動を期待しており、自身の青春と重ね合わせて彼らの活躍を応援するのはとても楽しいとは思います。
往年のアイドル達も最近はステージを行っていますが、同じように年を重ねたファンとの同窓会のようですね。
アイドルとしての賞味期限って、結局ビジネスとしてやっていけるかどうかなのだとは思います。つまるところ。
結局、アイドル達ではなく私が違和感に感じているのは、いくつになっても「アイドル」としてメディアが扱っていることですね。若いほうがいいという日本社会の風潮です。「それ厳しいだろう!!」って思ってしまうっていうことですね。
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