「僕の間違いでした」本田圭佑さん、南京事件発言を即日撤回した“理由”とは

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サッカー元日本代表の本田圭佑さんが2025年8月8日に発信した南京事件に関する一言が、SNSで大きな波紋を呼びました。

ところが翌日には「僕の間違いでした」と自ら訂正。

一次資料を確認したことで見解が変わったと説明しています。

この潔い対応は「勇気ある行動」と称賛される一方、「軽率だった」との批判も噴出。

本記事では、本田さんの発言から訂正までの舞台裏、調べた史料の中身、そしてSNS上の激しい反応を詳しく追います。

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目次

はじめに

本田圭佑氏の発言が話題になった背景

2025年8月8日、本田圭佑さんがSNS「X」で南京事件に関する発言を投稿しました。

引用したのは、元東京都知事の石原慎太郎氏と河村たかし衆院議員が南京事件について語る記者会見の動画で、本田さんは「僕もそう信じてる」と共感を示しました。この一文はあっという間に拡散され、賛否の声が殺到。

「事実を否定している」と批判する人や、「発言の自由だ」と擁護する人まで、さまざまな意見が飛び交いました。

著名人の歴史に関する発言は社会的な注目度が高く、本人の意図を超えて大きな波紋を呼びやすいことを、改めて感じさせられる出来事でした。

南京事件をめぐる国内外の議論状況

南京事件は1937年12月、日中戦争中に旧日本軍が南京を占領した際、多くの中国人が殺害されたとされる出来事です。

中国側は犠牲者数を「30万人」と主張し、日本側は2010年に公表された日中の歴史共同研究報告書で「20万人を上限とする複数の推計」があるとしています。

海外の教科書では40万人と記載される場合もあり、数字や解釈は国や時代によって異なります。

事件の存在は多くの史料や証言で裏付けられていますが、その規模や詳細は今も議論が続いています。こうした背景での本田さんの発言と訂正は、歴史認識の難しさや発言の重みについて考えるきっかけになりました。

1.本田圭佑氏の初投稿とその内容

石原慎太郎氏・河村たかし氏の主張に共感

本田さんが引用したのは、石原慎太郎氏と河村たかし衆院議員が南京事件について語った記者会見の動画でした。

会見では石原氏が「40万人を殺害したという証拠を見せてもらいたい」と述べ、事件の規模や存在自体に疑問を投げかけました。

河村氏も「もし本当に市民を大量殺害したのなら日本人全員で土下座しても許されない。

でも違うのなら議論の場が必要だ」と発言し、アメリカの教科書に記載された40万人という数字との差にも触れました。本田さんは、この二人の発言に「僕もそう信じてる」とコメントし、賛同の意を示しました。

引用動画における南京事件否定発言

動画内で石原氏は「中国軍同士の戦闘で多数の死者が出た可能性」を示し、旧日本軍による大規模な市民殺害の認識を否定しました。

河村氏は「『I’m sorry』から『I think』へと転換する時代だ」と表現し、歴史を無条件に受け入れるのではなく、自らの意見を持つべきだと主張。

この発言が歴史的事実を改めて検証する流れを促すもので、本田さんはそれに共感した形です。

SNS上で広がった賛否両論

本田さんの投稿は瞬く間に拡散され、「歴史を正しく理解しようとしている」と支持する声や、「被害者や遺族の感情を軽視している」と批判する声が入り乱れました。

南京事件は国際的にも敏感なテーマなため、短い一文でも大きな反響を呼び、政治や歴史を巡る議論に発展。

この時点では本田さんはまだ訂正しておらず、議論の中心人物となっていきました。

2.見解の訂正とその経緯

翌日に投稿を訂正した理由

発言からわずか1日後の8月9日、本田さんはXで自らの見解を訂正しました。

その理由は、「石原慎太郎さんが好きで、歴史も知っているつもりだったが、希望的な気持ちでコメントしてしまった」というものでした。

批判を受けて改めて資料を確認した結果、「自分の間違いだった」と判断。

この素早い対応は「潔い!」と称賛される一方、「最初から調べてから発言すべきだった」という声もありました。

「一次資料」を調べた結果の心境変化

本田さんは南京事件について「一次資料」を調べたと明かし、当時の兵士の日記や手紙、軍内部文書、南京安全区国際委員会の記録、外国報道機関の報告などを挙げました。

これらは事件直後から存在し、複数の国や立場で記録された内容が一致しているため、信頼性が高いとされています。

こうした記録を確認したことで、「事実はほぼ歴史通りである」と心境が変わったと述べています。

感謝の言葉と学びの姿勢

最後に本田さんは「改めて勉強するきっかけを頂き、ありがとうございました!」と感謝の言葉を残しました。この姿勢は、批判を受け止めて学び直す柔軟さを感じさせ、多くの人から評価されました。

意見を表明してすぐに訂正するのは珍しく、その行動力や素直さが、重いテーマでも発揮された瞬間でした。

3.反応と評価

批判派の疑問点と指摘

訂正後も、「1日で一次資料を調べ尽くすのは難しいのでは」という疑問は残りました。

南京事件の資料は膨大で多言語にわたるため、短期間での精査は困難です。

また、「なぜ最初の発言前に調査をしなかったのか」という批判や、「外交的な誤解を招く恐れがある」という懸念も見られました。

賛同派からの称賛の声

一方で、訂正の速さや柔軟さを称賛する声も多くありました。

「間違いを認めるのは勇気がいること」「具体的な資料を示した点は誠実だ」といった意見も。

中には「政治家も見習うべき」という声まであり、本田さんの対応を模範とする人もいました。

著名人の発言がもたらす影響

この件は、著名人が歴史問題に触れることの影響力を改めて示しました。

本田さんの一言がスポーツ界を超えて社会的議論を呼び、国内外のメディアにも取り上げられました。

SNS時代では発言が瞬時に広まり、意図以上の意味を持つこともあります。

本田さんの行動は、発言の責任と情報確認の重要性を考えさせる事例になったと思います。

まとめ

今回の本田圭佑さんの発言と訂正は、SNS時代における著名人の影響力と責任の大きさを実感させる出来事でした。

短い発言が瞬時に広まり、大きな議論に発展しましたが、その翌日に一次資料を調べたうえで訂正した姿勢は、多くの人に「潔い」と受け止められました。

一方で「事前の調査不足」という課題も浮かび上がりました。歴史のような繊細なテーマに向き合うには、正確さと責任感、そして柔軟な姿勢が必要だと、私自身も改めて感じました。

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