TikTokを見ていて「えっ、なにこのおばあちゃん!?」と思ったこと、ありませんか?
渋谷の街中でメイクを落としたり、ホストクラブに行ったりと、若者顔負けのチャレンジを繰り返す76歳の白髪マダム・アキさん。投稿するたびに再生回数は100万回超え! SNSでは「年金でホスト通い?月収400万!?」なんて見出しも飛び交っています。
でも、実際はどうなのでしょう?
動画をよく見ると、じつはプロの制作会社が手がけた“企画モノ”で、アキさんは出演者のひとり。本人は「ただのエキストラよ」と笑っていますが、この“バズり現象”には裏側もあるようです。
この記事では、アキさんの魅力だけでなく、その裏にある「演出」と「現実」についても、いち視聴者の目線で追いかけてみました!
はじめに
白髪マダム・アキさん、TikTokでバズる理由とは?
最近、TikTokで注目を集めている76歳のおばあちゃん、アキさんのことを知りましたか?
彼女の動画が今、大注目なんです!白髪が特徴的なアキさんは、渋谷の街中でメイクを落としたり、プリクラを撮ったり、ホストクラブに行ったりと、若者たちがやるようなことに果敢に挑戦しているんです。
その姿がとても魅力的で、見ているだけで元気をもらえるんです。毎回100万回以上再生されるその動画には、私もびっくりしています!
若者文化に挑む76歳の“異色インフルエンサー”誕生の背景
アキさんのTikTokアカウント「ずっと若くいたい」は、実はプロの制作会社が手がけた企画動画なんです。
でも、アキさんが本当に演じているというより、心から楽しんでいる様子が伝わってきて、見ているこちらまで楽しくなります!
定年退職後にエキストラとして活動を始め、ひょんなことからTikTokに出演することに。
豪華なセットや派手な編集がなくても、彼女の自然体でユーモアあふれる姿に、どんどん引き込まれていきます。
年齢に関係なく、新しいことに挑戦するその姿勢が、今を生きる楽しさを私たちに教えてくれているんです。
1.TikTok界に突如現れた白髪のカリスマ

「ずっと若くいたい」の破壊力抜群な初投稿とは
アキさんがTikTokの世界に登場したのは昨年の秋です。
最初の投稿『渋谷でメイク落としてみた』が、これまた衝撃的でした!
白髪の上品なおばあちゃんが、渋谷の街中で突然メイクを落とし、シートマスクを貼って、そのまま歩き回るという内容。
とても不思議な光景ですが、そのシンプルさと驚きが多くの人を引き寄せ、290万回以上も再生されました。「街中でメイクを落とす?」と誰もがびっくりし、彼女の素直で柔らかな表情が、さらにギャップを生み出しました。
そのギャップこそが、動画を観た人々の心を大きく揺さぶったんですね。
@user8706819814187 おばあちゃんTiktoker”ずっと若くいたい”さんにインタビューしてみた #歌舞伎町 #ホスト #shorts
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メイク落とし・プリクラ・ホストクラブ…挑戦する企画の数々
その後もアキさんの挑戦は止まりません!『30年ぶりにプリクラ行ったらヘアメイクする場所があってマジ極楽』では、原宿のプリクラ店を訪れ、テンション高くヘアセットまで体験して、その姿が再生回数1,000万回超えという大反響を呼びました。
さらに『マチアプで年齢偽って若い男釣ってみた』という企画では、出会い系アプリに挑戦し、若者になりきったアキさんが男性とやりとりする様子が話題に!
コメント欄には「こんなおばあちゃんいたら楽しい!」という声が続々と寄せられました。
そして『ホストクラブの初回は国民年金だけで足りるのか』という企画では、ホストクラブに実際に足を運び、ドリンクメニューをチェックしながら「これって全部“お水”なの?」とつぶやくアキさんの姿が爆笑を誘い、560万回以上再生されました。
@zuttowakaku 次の偶数月が待ち遠しいです! #おばあちゃん #ホスト #歌舞伎町 #no1 #年金 #沼
♬ オリジナル楽曲 – ずっと若くいたい – ずっと若くいたい
動画再生100万回超え連発の“仕掛け人”たちの存在
こうした挑戦的な企画は、実はすべて動画制作会社「オープンリーチ」が手がけたものなんです。
アキさん自身は「私はただのエキストラ」と笑いながら話しますが、彼女の演技力とプロジェクトチームの絶妙な連携が、再生回数100万回以上を記録する理由だと思います。若者の笑いのツボを押さえた企画やタイトルで、視聴者にしっかりとインパクトを与える。
そのバランスが、アキさんの動画を一度見たら忘れられないものにしているんですね。
今どきの若者たちが避けるようなことを、あえておばあちゃんが体当たりで挑戦する。その大胆さと可愛らしさが、TikTokで大きな注目を集めているんです。
2.アキさんという人物像と出演のきっかけ
事務職からエキストラ、そしてTikTokへ
アキさんがTikTokで注目を集める前は、普通のおばあちゃんだったんです。長年事務職で働き、子育てを終え、65歳で定年退職を迎えた後も、何か新しいことをしてみたいという気持ちが芽生えたそうです。
そんな時、ずっとやりたかった「テレビドラマの通行人」としての出演を目指し、エキストラとして活動を始めました。
ある時、バスの乗客役をやったアキさんは、ノベルティとしてノートをもらいましたが、隣の出演者が「僕は出演料がもらえるんだよ」と言っていたことで、「どうせならギャラがもらえる現場に行こう!」と思い、エキストラ事務所に登録。
その後、動画制作会社「オープンリーチ」の目にとまり、TikTokに出演することが決まったんです。
「渋谷でメイク落としてみた」はどう撮られた?
アキさんの初撮影は、渋谷のスクランブル交差点での撮影でした。突然メイクを落として、シートマスクを貼り歩くというシュールな内容。
周りの人々もびっくりしながら見守っていたことでしょう。それでもアキさんは全く動じず、「メイクを落としてもいいですよ」と笑顔で対応。普段からすっぴんで生活しているため、全く抵抗がなかったんです。
撮影が進んでいくうちに、その姿がどんどん面白くなり、公開されるや否や、再生回数が急上昇しました。その自然体な笑顔と自由な発想が、多くの視聴者に感動を与えたのです。
抵抗ゼロ!演技も企画も心から楽しむアキさんの姿勢
アキさんは、「嫌なことは嫌って言ってね」とスタッフから言われても、「今まで嫌なことは一度もないのよ」とにっこり。
若者言葉を言わされる場面でも、「これ、私が言ってもいいの?」と笑いながら挑戦するその姿勢は、見ていて本当に楽しさが伝わってきます。
セリフを忘れてしまうこともありますが、若いスタッフたちがやさしくフォローしてくれるため、安心して撮影に臨めているそうです。
アキさんにとって、撮影は無理をせず、楽しんで取り組む時間であり、それが動画に素晴らしい自然さを生み出しているんですね。
3.家族の反応とアキさんのこれから
子どもも孫もいるけれど、誰にも言ってなかった出演事実
アキさんには5人の子どもと9人の孫がいます。でも、家族にTikTokの活動を全く話していなかったんです。
最初に知らされたのは、娘婿がスマホを見て「これ、お義母さんですよね?」と気づいてから。驚く家族の反応を見て、「やっぱり驚くよね」と笑いながら話していました。
夫や娘からも驚かれたようですが、「やめてほしい」と言われることはなかったと言います。家族も「どうせ言っても無駄だろう」と思って、見守ることにしたんですね。
夫と娘の「動揺」もどこ吹く風のマイペース
夫との会話は淡々としており、「なんかやってるのか?」と聞かれただけだそう。
TikTokの文化にあまり関心がなかった夫は、アキさんがバズっていることに驚いた様子でした。しかし、誰もアキさんを止めることはなかったんです。
“バズり”より“今を楽しむ”76歳のこれからの夢
アキさんは、これから何を目指すのでしょうか?と尋ねると、「特に目標はないのよね」と笑って答えました。バズっていると言われても、あまり実感が湧かないようです。
それよりも、今を楽しんでいることが一番だと語ります。新しい体験が楽しくて、今がいちばん楽しいと感じているアキさん。彼女の姿勢こそが、私たちに大切なことを教えてくれますね。
番外編:バズの裏側にある“企画”という現実
アキさんの動画を見て「こんなふうに年を重ねられたら素敵」と思う一方で、「本当に本人が運営してるの?」「高収入って言うけど、実際どうなの?」といった声も少なくありません。
たしかに、アカウント名『ずっと若くいたい』や話題の動画は、アキさんが自ら企画して投稿しているような印象を受けるかもしれません。
でも実際には、動画制作会社「オープンリーチ」が企画・撮影・編集までを手がけ、アキさんは“演者”として参加している立場。いわば、バラエティ番組の出演者のような存在です。
収入についても「月400万円」などとネット上で話題になりましたが、アキさん本人は「閲覧数に応じて収入が増える契約ではない」と明言しています。
つまり、話題性はあっても、インフルエンサーとしての広告収入や案件で稼いでいるわけではないのです。
こうした背景から、「高齢者が動画でひと旗あげた」というサクセスストーリーとは少し違う現実も見えてきます。
一部では「利用されているだけでは?」という批判的な見方もあるようですが、それでもアキさん自身は「やらされている感」は全くなく、むしろ自分のペースで楽しんでいる様子が印象的です。
誰かに見せるためではなく、自分自身が「面白そう」「やってみたい」と思えるかどうか。その感覚を大切にしているからこそ、多くの人の心に届くのかもしれません。
補足:アキさんは“本当にバズってる個人”なの?
アキさんのTikTok動画を見ていると、「76歳のおばあちゃんが自力でここまで…すごすぎる!」と思ってしまいますよね
でも実は、このシリーズを企画しているのは動画制作会社『オープンリーチ』。バズる仕掛けやトレンドに強いプロ集団が、あえて“おばあちゃんが体当たりで挑戦する”というギャップを狙って、企画・撮影・編集までを一貫して手がけているのだそうです。
つまり、アキさんはあくまでも「出演者」としてこのプロジェクトに参加している立場。動画の収益がアキさんにそのまま入るわけではなく、出演料を受け取る契約になっているようです。
もちろん、アキさん自身は「ギャラの額よりも毎回の撮影が楽しくて」と語っておられますし、それが本当だからこそ自然体の魅力が伝わってくるのですが…。
一方で、「バズって月収400万円!」という一部の紹介には、やや誤解を招く表現があるのかも…と感じる人もいるのではないでしょうか。
企業側としては、“高齢者がバズってる”という意外性や話題性をマーケティング材料として活用しており、その意味で「TikTokにおける新たな広告戦略」として見られる面もあると思います。
純粋に「おばあちゃんが頑張ってる!」と応援したい気持ちもありますが、同時に「これはどこまでが演出で、どこまでがリアルなの?」と立ち止まって考える視点も、私たちには必要なのかもしれませんね。
まとめ
76歳のアキさんが見せる自由で自然体な姿勢に、多くの人が驚き、癒されています。「年齢なんて関係ない」と、今を楽しむその姿勢に、私たちも勇気をもらっています。
目立とうともしていないアキさんが、自分らしく生きるその姿こそが、多くの人に感動を与えているのでしょう。
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