ダウンタウンDX終了で“冠番組ゼロ”に 松本人志の復帰の可能性はある?

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2025年6月、『ダウンタウンDX』が最終回を迎え、「ダウンタウン」の名前がついた地上波レギュラー番組がついにゼロとなりました。

長年お茶の間に笑いを届けてきたダウンタウンのお二人が築いてきた数々の冠番組。その終わりが意味するものは何か?

この記事では、『ダウンタウンDX』が最終回の内容とダウンタウンの名前を冠した代表的なテレビ番組を振り返りながら、終了の背景や今後の可能性について考えてみました。

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目次

はじめに

ダウンタウンDX最終回、ついに放送

2024年6月26日、読売テレビ・日本テレビ系で放送されてきた長寿バラエティ番組『ダウンタウンDX』が、ついに最終回を迎えました。MCを務めてきたダウンタウンの浜田雅功さんと松本人志さんの姿は、最後まで画面に登場することなく、31年8ヶ月、通算1383回もの放送をもって幕を閉じました。

最終回は「車ロケ」という異例のスタート。番組にゆかりのある芸能人たちが4台の車に分かれて乗り込み、過去の名場面や舞台裏のエピソードを語り合うスタイルで進行しました。「常連組」の河井ゆずるさんや山之内すずさん、「おしゃべり号」のベッキーさんら、おなじみの顔ぶれが登場し、笑いあり、涙ありの特別編となりました。

31年半の歴史に幕を下ろす理由とは

『ダウンタウンDX』の終了は、番組の視聴者や関係者にとって大きな驚きとなりました。

きっかけは2024年初頭、松本人志さんの活動休止。以降、浜田さんひとりで番組を支え続けましたが、2025年3月には浜田さんも休養に入ることを発表。その結果、コンビ揃っての出演が困難となり、4月以降は代打MCによる進行という異例の体制で放送が続いていました。

最終的に、ダウンタウンの両名と所属事務所が「多くの関係者にこれ以上迷惑をかけたくない」との意向を伝え、番組は終了へ。長年続いた番組が一つの節目を迎えた背景には、時代の流れや本人たちの健康・活動の選択がありました。

1.ダウンタウンDXの軌跡

1993年スタートからの放送回数と出演者数

『ダウンタウンDX』が始まったのは1993年10月。今では当たり前となった“芸人×トークバラエティ”のスタイルを、全国ネットのゴールデンタイムで確立した先駆け的な番組でした。放送回数は通算1383回。出演したゲストはのべ約1万5000人にも及びます。

バラエティ界の第一線で活躍するタレントや芸人、俳優、モデルなど、さまざまなジャンルのゲストが登場し、「あの人ってこんな一面があるんだ!」という発見が毎回ありました。デビュー間もない若手から大物俳優までが一堂に会する舞台として、出演すること自体が“ステータス”とされるような存在でした。

浜田・松本の名コンビが築いた番組の型

番組の魅力を語るうえで、MCである浜田雅功さんと松本人志さんの絶妙なコンビネーションは欠かせません。浜田さんのツッコミの鋭さと、松本さんのボケや独特なコメントセンス。こ

の2人が前に出すぎず、ゲストの個性を引き出しながらも、しっかりと番組の軸をつくっていく――そんな“ダウンタウン流”の進行スタイルが、多くの視聴者を惹きつけました。

とくに印象深いのは、ゲストの持ち込みVTRや「私生活暴露コーナー」といった名物企画。どんな内容でも笑いに変える2人の技術と、視聴者との絶妙な距離感が、『ダウンタウンDX』を唯一無二のバラエティに仕上げていたのです。

常連ゲストたちの盛り上げ役としての存在感

そして忘れてはならないのが、番組を彩った「常連ゲスト」の存在です。

勝俣州和さん、ベッキーさん、くわばたりえさん、石原良純さん、品川祐さんなど、顔ぶれは多彩でした。彼らは単なるゲスト以上の役割を果たし、番組の「空気」をつくる潤滑油のような存在でもありました。

例えば、勝俣さんのリアクション芸や、石原さんの少しズレた発言を浜田さんが突っ込む流れなど、鉄板のやり取りが生まれ、視聴者の安心感を支えていました。

こうした常連メンバーの「安定感」と「変化」が共存することが、長寿番組としての『ダウンタウンDX』を支える大きな要素だったのです。

2.異例の最終回演出

MC不在で始まる“車ロケ”スタイルの意図

『ダウンタウンDX』最終回は、視聴者にとっても出演者にとっても予想外のスタートを切りました。なんと、ダウンタウンの2人がまったく登場せず、4台の車に分乗したゲストたちによる「ロケバストーク」から始まったのです。

これは、番組を象徴するようなセットやスタジオトークではなく、「あくまでゲストたちの目線で、過去の思い出を語る」構成にすることで、ダウンタウン本人の不在を補うという、番組スタッフの工夫でもありました。また、“ロケバス=移動”という演出には、長い旅路だった『ダウンタウンDX』の終着点という意味も重ねられていたように感じます。

最終回なのにMCがいないという演出は一見すると大胆ですが、逆にそれが“ダウンタウンらしい去り方”として、多くの視聴者にしっくりと受け止められました。

「おしゃべり号」「オジサン号」…車ごとのトーク展開

番組は4台の車に分かれ、それぞれがテーマの異なるトークを繰り広げました。たとえば「おしゃべり号」にはベッキーさん、森田哲矢さん(さらば青春の光)、くわばたりえさん(クワバタオハラ)が乗車し、番組での赤裸々トークや“やらかし”エピソードを爆笑交じりに披露。これまで何度も出演してきたメンバーならではの視点で、思い出話に花を咲かせました。

一方、「オジサン号」には石原良純さん、品川祐さん、木村祐一さんというクセ者ぞろいのメンバーが集結。年齢を重ねても変わらぬ“おじさん”ノリで、昔話だけでなく、番組から学んだことや芸能界の変遷なども語られ、しみじみとした場面も。

「常連組」「イケメン号」など、それぞれの車に色があり、視聴者は“まるで旅番組のように”多角的に『ダウンタウンDX』を振り返ることができました。

登場ゲストたちの番組思い出とメッセージ

それぞれの車内では、出演者たちが自分の『ダウンタウンDX』初出演のときの思い出や、印象に残っている浜田さん・松本さんの言葉について語るシーンが目立ちました。

くわばたりえさんは「松本さんに“お前、うるさいけど憎めへん”って言われたのが忘れられない」と笑いながら語り、勝俣州和さんは「毎回、番組スタッフの“段取りのうまさ”に感動してた」と裏方への感謝を述べていました。

また、「こうやって最後の回に呼ばれるって、嬉しいけど寂しいですね」という声も多く、最終回でありながら、和やかで温かい雰囲気に包まれた一時間となりました。

出演者の言葉のひとつひとつが、番組への愛情やダウンタウンへの敬意にあふれ、『ダウンタウンDX』という番組がいかに多くの人々に支えられていたかが感じられる構成となっていました。

3.松本人志・浜田雅功の活動休止と番組終了

松本の活動休止と浜田のソロMC体制

『ダウンタウンDX』の大きな転機は、2024年初頭に訪れました。松本人志さんが活動を休止することを発表し、それ以降、番組は浜田雅功さんが単独でMCを務める形となりました。

浜田さんひとりで進行する回では、これまでとは少し違った空気が流れつつも、安定した仕切りとテンポ感で「さすがの浜田」と視聴者の信頼は揺らぎませんでした。

たとえば、2024年3月に放送された「春のDX芸能ニュースSP」では、浜田さんがゲストの話を一人でさばきながら、笑いを生み出し続ける姿が印象的でした。共演者からは「浜田さん一人で成立しているのがすごい」「逆に新鮮」といった声も多く聞かれました。

しかし一方で、やはり“ダウンタウンの2人”で進行していたころの掛け合いを惜しむ声も少なくなく、「松っちゃんの一言が欲しい」「ツッコミとボケの絶妙なバランスが恋しい」といった反応もSNSには多数寄せられていました。

浜田の休養とダウンタウン不在の継続放送

そんな中、2025年3月には浜田さんも体調不良により休養を発表。

これにより、4月以降の放送ではダウンタウンのどちらも出演しないという、番組史上初の事態が発生しました。番組側はこれを受け、週替わりで代打MCを迎えるスタイルにシフト。芸人やタレント、俳優などが日替わりで進行を担当しました。

たとえば、4月のある回では陣内智則さんがMCを務め、芸人ならではのツッコミで場を盛り上げた一方、別の回では女性タレントがしっとりと進行するなど、毎回異なるテイストが話題に。

ただ、こうした変化を「フレッシュ」と感じる人がいた一方で、「やっぱりダウンタウンじゃないと」と物足りなさを口にする人も多く、番組としての“芯”の不在が浮き彫りになっていきました。

所属事務所との協議による終了の判断経緯

そのような状況の中、2025年4月21日、読売テレビは『ダウンタウンDX』の終了を正式に発表しました

。番組の今後をめぐる検討の中で、ダウンタウンの所属事務所から「活動休止によって多くの関係者にご迷惑をおかけしている」との申し出があり、それも踏まえて総合的に終了を判断したとのことです。

ダウンタウンの2人はこれまで長年にわたって番組を支え続け、スタッフ、ゲスト、視聴者をつなぐ存在でした。その不在を補う形での継続には限界があり、31年半という節目で一区切りをつける決断は、苦渋のものであったことがうかがえます。

番組のラストにMCとして姿を見せることがなかった2人。

しかし、それが逆に「ダウンタウンDXらしい終わり方」と感じたファンも多く、ネット上では「2人らしい不在の美学」「姿がなくても存在感があるのがすごい」といった声が相次ぎました。

ダウンタウンの名前を冠した番組たち

ダウンタウンといえば、漫才やトークはもちろん、数々の伝説的な番組を作ってきたコンビです。以下の表は、ダウンタウンの名前がタイトルに入っていた主な番組です。

番組名放送期間放送局内容・特徴
ダウンタウンのごっつええ感じ1991年~1997年フジテレビ伝説のコント番組!「エキセントリック少年ボウイ」「世紀末戦隊ゴレンジャイ」など名キャラ多数。
ダウンタウンDX(デラックス)1993年~2025年読売テレビ・日テレ系ゲストと軽快なトークを繰り広げる長寿バラエティ。最終回ではダウンタウン不在という異例の展開に…。
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!1989年~現在日本テレビ「笑ってはいけないシリーズ」やフリートークが名物。現在も継続中(松本さんは休止中)。
ダウンタウンの前説2014年~2015年TBS若手芸人と絡む深夜番組。舞台裏的なノリが面白かったです。
ダウンタウンなう2015年~2021年フジテレビ坂上忍さんやゲストと“ハシゴ酒”トーク。大人のダウンタウンが見られる番組でした。
HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP1994年~2012年フジテレビ音楽番組なのに自由すぎる!浜田さんの「ヘイ!」が忘れられません。

名前は出てないけど、実質“ダウンタウン番組”な作品も

ちなみに、タイトルに「ダウンタウン」と入っていないけれど、実質“ダウンタウンの番組”として知られている作品もたくさんあります。

  • 水曜日のダウンタウン(2014年~、TBS)…松本人志さんがプレゼンターを務める検証バラエティ。鋭くてちょっとブラックな笑いがクセになります!
  • 松本紳助(2000年~2006年)…松本人志さん×島田紳助さんのトーク番組。今思うと、すごいツーショット…。

今後、ダウンタウンの番組はどうなるの?

『ダウンタウンDX』の終了により、「名前入りの番組」はすべて終了してしまいました。

松本人志さんの地上波復帰が遠のいたと感じられる理由

「ダウンタウン」の名前を冠した代表的番組『ダウンタウンDX』が終了したことで、松本人志さんの地上波復帰が一層不透明になったという印象は否めません。

1. 「ダウンタウンブランド」の象徴的な番組が終了した

『ダウンタウンDX』は、ダウンタウンの2人が揃って出演する数少ないレギュラー番組で、1993年から30年以上も続いた長寿番組でした。終了にあたって「ダウンタウンの名前がついた地上波番組がついに姿を消した」ことは象徴的で、復帰の「場所」がひとつ消えたとも言えます。

2. 番組の終了が“松本さん復帰の見込みが立たないこと”の表れ

読売テレビ側も発表の中で、「ダウンタウンのお二人より“多くの関係者にご迷惑をおかけしている”との意向を受け、総合的に判断」と述べており、復帰の時期が見えないことが番組終了の大きな要因だったと読み取れます。これは、「すぐに復帰できる見込みがあれば番組は続いていたかもしれない」と考える人も多いでしょう。

3. ダウンタウンのコンビでの再始動が現実的に難しい状況

浜田さんも現在休養中で、ダウンタウンの2人がそろってテレビで活動するには、双方の復帰が必要です。体調やその他の事情を踏まえると、すぐに2人そろって新番組を始めるというのは現時点では想像しにくい状況です。

ただし「完全に地上波復帰の道が閉ざされたわけではない」とも言えます

  • 松本さんは過去にもメディアの一時的な距離を取った時期があります。
  • 『すべらない話』『ドキュメンタル』など地上波以外でのブランド力も根強く、復帰の場は必ずしも「従来の形の地上波」だけではありません。

『ダウンタウンDX』の終了は、松本人志さんの地上波復帰が現時点ではかなり遠のいていることの表れだと思います。
ただし、完全に可能性がゼロになったわけではなく、今後の動き次第では“復活の場”が用意される日も来るかもしれませんね。

まとめ

『ダウンタウンDX』は、1993年の放送開始から2025年の最終回まで、31年半という長きにわたってお茶の間に笑いと驚きを届けてきました。MCの浜田雅功さんと松本人志さんの名コンビを中心に、さまざまなジャンルのゲストが登場し、時には本音トーク、時にはド派手な演出で視聴者を魅了してきました。

最終回では、MC不在という異例の形ながらも、これまでの出演者たちがそれぞれの思い出を語ることで、番組そのものを追悼するような温かな時間が流れました。2人の姿が最後に現れることはありませんでしたが、それでも番組の根底には常に“ダウンタウンらしさ”が貫かれていたように思います。

番組終了は寂しいものの、その存在がどれほど多くの人にとって特別なものであったかは、視聴者や出演者の言葉からも明らかでした。『ダウンタウンDX』という名前は、これからも多くの人の記憶に残り続けることでしょう。

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