東京ディズニーシーの公式ページで、人気のレビューショー『ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~』(通称:BBB)が2025年9月30日で終了することが発表され、ファンから動揺の声が上がっています。
どのような経緯で終了になったのか考察してみました。
ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~
東京ディズニーシーの人気ショー『ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~』(通称:BBB)が、2025年9月30日をもって公演を終了する。きょう11日、東京ディズニーリゾート(TDR)公式サイトで発表された。
『ビッグバンドビート』は、ミッキーマウスの仲間たちが繰り広げる、スウィングジャズの音楽を中心にした約25分間のレビューショーです。
新型コロナウイルスの影響で約1年の休止期間があったが、21年4月1日より『ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~』として演出と構成を一部変更して公演を再開しています。
「ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~」は、「ビッグバンドビート」のスウィングジャズの音楽を中心にしたレビューショーというコンセプトはそのままに、演出と構成を一部変更して公演します。
ディズニーの仲間たちによる素敵なダンス、中でもミッキーマウスの素晴らしいドラムプレイは一見の価値アリ!
ディズニーシー公式ページより
- 現在、演出方法の一部を変更しております。
SNSではショーの終了にショックの声が多数上がっています。
コロナ禍からショーが激減して、BBBが再開したことに喜んでいたところへ終了のお知らせです。
大人も楽しめる本格ジャズのショーですから残念ですね。
今後のディズニーシーの施策についての考察もされていますね。
つまりは、9月に終了だから7月8月の暑い時期、夏休みの書き入れ時だけど、このところの猛暑で客足も鈍っている。打開策としてファイナル施策で集客を狙うってこと?
夏場の集客には苦労しているってことですか?
売上は過去最高
ところが、ディズニーの客数は減少しているのに売上は過去最高を記録したというのです。
2024年10月30日に発表されたオリエンタルランドの決算短信によると、2025年3月期の売上高の予想は6848億円(前年対比10.7%増)、営業利益の予想は1700億円(前年対比2.8%増)の予想となっていて、過去最高の水準です。
Business Insiderより
記事によるとコロナで業績悪化、2021年3月には赤字に転落していました。
ところが、コロナ前の2019年3月期と比較しても売上高は18%増加、営業利益は28%増加しており、コロナ前の水準を大きく上回る結果となっています。
その要因は、客数でなく、客単価が上がっているからと言うのです。それも顧客単価が50%前後上昇!!
「一日あたりの入園者数の上限については、コロナ前の非常に高いレベルに戻す考えは、今のところ持っていない。
やはりコロナ前において、混雑感を感じる日が一定の日数あった。
満足度や再来園意向はあまり下がらないが、混雑感を感じていたという課題があった。
コロナを受けて、入園者数を一定に抑え、ゲストの満足度を上げて、パークの環境を良くしながら、一方で単価も上げていこうという考え方に徐々に変えている」(オリエンタルランド担当者)
客の増加ではなく、満足度を上げることでお金を払ってもよいという上客を増やすってことですね。
ディズニー・シーに匹敵する巨額投資
2024年6月には「ファンタジースプリング」がオープンしました。
”魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”をテーマとし、ディズニー映画を題材構成されるエリアですね。
オリエンタルランドの2025年3月期の第1四半期の決算説明資料によると、新規事業としてクルーズ事業するとのこと。
ディズニーならではの非日常体験を通じて、新たな体験価値を創出していくとのことです。 就航予定年は2028年度(2029年3月期)です。
豪華クルーズは2泊から4日程度の短期周遊クルーズがメインで、単価は一人当たり10万円~30万円になる予定とか。
このクルーズ事業はディズニー・シー開業に並ぶぐらいインパクトある投資となるとのこと。
まとめ
ディズニーシーの人気のレビューショー『ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~』が2025年9月で終了すると公式が発表しました。
本格的ジャズ演奏のショーの終了に残念だとの声がたくさん上がっています。
そんな中、東京ディズニーランドを運営するオリエントランドは、過去最高の売上を上げたそうです。
混雑を緩和し、快適なパーク環境を目指すのは喜ばしいのですが、家族で楽しめる価格帯の維持も是非お願いしたいです。
若い層に受ける新しいディズニー映画のアトラクションもいいですが、古き良きディズニーも大切にしてもらいたいですね。
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