『大追跡』第5話は、八重樫課長(遠藤憲一)の双子設定をきっかけに物語が大きく動く回でした。
双子を自然に演じ分けた濱田龍臣と、暴力団員・倉田一郎として危うい魅力を見せた眞島秀和の演技が強烈な印象を残します。
もちろん八重樫課長と双子の兄を演じた遠藤憲一さんも見どころです!!
本記事では第5話の見どころに加え、濱田龍臣さんのこれまでの出演作と、眞島秀和さんが演じた悪役を特集します。
あらすじ
『大追跡』第5話は「双子まつり」でしたね。双子が物語のカギを握る回でした。冒頭から、八重樫課長(遠藤憲一)のそっくりさんがテレビに登場し、視聴者の度肝を抜きます。「え?双子だったの?」と驚かせてくれるこの展開が、今回のミステリー要素の導入となりました。
そして注目したいのが、音大生の浜田響を演じた濱田龍臣。未来を嘱望される繊細なピアニストでありながら、双子設定による別人格も見事に演じ分けており、演技の成長を感じました。双子を同じ役者が演じると時に違和感が出がちですが、今回は自然に受け入れられるクオリティに仕上がっていたと思います。
一方、遺体として発見される暴力団員・倉田一郎を演じた眞島秀和。普段は知的で柔和な役が多い彼が、今回は金の匂いを嗅ぎ分ける危ういキャラクターを好演。スナックで「金づるを見つけた」とほくそ笑む短いシーンだけでも強烈な印象を残しました。
シリアスな遺体発見事件という重いテーマを軸にしつつも、八重樫課長の双子設定が絶妙なユーモアとして作用し、緊張と緩和のバランスが見事でした。これぞ『大追跡』の醍醐味といえます。
第5話は、眞島秀和の新境地ともいえる悪役ぶりと、濱田龍臣の二役演技が大きな見どころ。事件の真相に迫るサスペンス要素はもちろん、キャストの魅力に唸らされた一本でした。
濱田龍臣プロフィールとこれまでの出演作
子役時代から活躍を続け、現在は大人の俳優として幅広い役柄に挑戦する濱田龍臣さん。ここではプロフィールと、これまでに演じてきた代表的な役をまとめます。

濱田龍臣(はまだ たつおみ)プロフィール
- 生年月日:2000年8月27日
- 出身地:千葉県
- 身長:178cm
- 血液型:A型
- 所属事務所:テイクオフ
- デビュー:2006年(子役として活動開始)
子役時代は愛らしいルックスで人気を博し、現在は青年俳優としてシリアス・コメディ・アクションと幅広いジャンルで活躍しています。
主な出演作品と役柄
- 龍馬伝(2010年/NHK)
坂本龍馬(福山雅治)の少年期を演じ、一躍注目を浴びた子役時代の代表作。 - 怪物くん(2010年/日本テレビ)
怪物ランドの王子(大野智)と行動を共にする市川ヒロシ役で純粋な少年を好演。 - ウルトラマンジード(2017年/テレビ東京)
朝倉リク/ウルトラマンジード役で主演。アクションや特撮演技に挑戦し、俳優として大きく飛躍。 - 女子高生の無駄づかい(2020年/テレビ朝日)
“ワセダ”役としてコミカルな一面を見せ、等身大の青春ドラマでも存在感を発揮。 - 青天を衝け(2021年/NHK大河)
渋沢篤太夫(渋沢栄一の甥)役でシリアスな歴史ドラマに挑戦。 - 大追跡(2025年/日本テレビ)
音大生・浜田響役。第5話では双子設定に挑戦し、繊細さと演技の幅広さを証明。
濱田龍臣の魅力
子役から培った演技力に加え、特撮ヒーロー作品で磨かれた身体能力と、近年のシリアスドラマで見せる繊細な感情表現。これらが合わさり、幅広いジャンルでの活躍を可能にしています。特に『大追跡』での双子役は、
眞島秀和の悪役特集|柔和な顔に潜む冷徹さが光る演技

知的で温厚な役柄のイメージが強い眞島秀和さんですが、悪役やダークな役を演じた際の存在感は抜群です。ここでは、眞島さんがこれまでに演じてきた代表的な悪役・敵役をまとめます。
1. 『アンナチュラル』(2018年/TBS)
第7話ゲストとして出演。パワハラ体質の上司・高瀬文人役を演じました。表面上は穏やかでも、部下を追い詰める冷酷さが際立ち、視聴者に強烈な印象を与えました。
2. 『相棒』シリーズ(テレビ朝日)
複数回ゲスト出演し、そのたびに事件の鍵を握る立場に。特にシーズン13第6話では官僚として登場し、知的でありながらも腹黒さを隠す人物を熱演しました。
3. 『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(2017年/フジテレビ)
公安の情報操作に関わる官僚を演じ、主人公たちを翻弄する冷徹な役どころ。信念が歪んだ人物を淡々と演じ切り、作品の緊張感を高めました。
4. 『半沢直樹』シリーズ(TBS)
直接的な悪役ではないものの、主人公・半沢と対立する敵側ポジションを演じることで、物語に緊張感をもたらしました。柔和な表情の裏に冷たい計算を感じさせる演技が光りました。
5. 映画『愚行録』(2017年)
一見優しそうな人物ながら、裏で秘密を抱える役を演じ、人間の二面性を表現。視聴者に不穏な印象を与える演技で高評価を得ました。
眞島秀和の悪役が光る理由
眞島秀和さんの悪役には、典型的な“わかりやすい悪党”ではなく、柔らかい表情の奥に潜む冷徹さが際立ちます。そのギャップが視聴者に強烈な印象を残し、「静かな怖さ」を感じさせるのです。
『大追跡』第5話での暴力団員・倉田一郎役もその系譜にあり、短い登場ながら存在感抜群でした。
今後も、温厚な役柄とのギャップを活かしたダークな役での活躍に期待が高まります。
まとめ
『大追跡』第5話は、事件の謎解きだけでなくキャストの演技力も際立つ回でした。
濱田龍臣さんは、双子という難役を違和感なく演じ分け、俳優としての成長を証明。
一方の眞島秀和さんは、普段の温厚なイメージを覆す悪役を存在感たっぷりに演じ、短い登場ながら物語に深みを与えました。
俳優としての魅力が存分に味わえる回だったと言えるでしょう。
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