日本テレビ系の人気番組『アナザースカイ』に、2025年10月から新MCとして堀田真由さんが就任することが発表されました。
長寿番組ゆえに歴代MC・アシスタントの評価は賛否がつきまとい、番組の方向性とともにたびたび議論されてきました。
今回は、堀田真由さんへの期待と、歴代アシスタントMCとの比較を通して番組の変遷を振り返ります。
1.新MC・堀田真由に寄せられる期待
滋賀県出身の女優・堀田真由さんは、これまでドラマや映画で幅広い役柄を演じてきた実力派。
清楚で誠実な印象を持つ彼女が、新たに『アナザースカイ』の進行役を務めることは、番組に落ち着きと柔らかい空気感をもたらすと期待されています。
初回放送は堀田さん自身の“原点”である滋賀を訪れる予定で、彼女のルーツを通して番組の原点回帰を感じさせる構成になりそうです。
2.歴代アシスタントMCの系譜と評価
中条あやみ(2016〜2019、2022〜2023)

- 長期にわたり番組を支えた存在。
- 清楚で落ち着いた雰囲気が番組の世界観にマッチし「安心感がある」と高評価。
- 一方で「印象に残りにくい」という声もありました。
広瀬アリス(2019〜2021)

- 女優としての存在感と明るさを活かし、番組に新しい風を吹き込みました。
- 視聴者からは「トークが自然」「親しみやすい」という声が多く、一時的に番組を若返らせた印象。
八木莉可子(2023〜2024)

- 若手起用による新鮮味があり、清潔感のあるキャラクターが好意的に受け止められました。
- ただし経験不足から「深いトークにはやや物足りない」という意見も。
山本舞香(2024〜2025)

- 強めのキャラクターと率直な物言いが注目を集めましたが、「番組トーンと合わない」という批判が目立ちました。
- 一方で「飾らない態度が良い」と支持する声もあり、賛否が大きく分かれた起用でした。
3.堀田真由の就任は“原点回帰”のサイン?

歴代MCを振り返ると、番組は「清楚・落ち着き系」から「個性派」まで幅広く起用してきました。
最近は「ただの旅番組になっている」という批判もありましたが、堀田真由さんの起用は、再び「人生観やルーツに迫る」本来の番組コンセプトを取り戻すサインとして受け止められています。
4. SNS・ネット上で見られる批判意見まとめ
山本舞香さんは番組のテイスト似合っていない。ゲストのゆかりの地を訪ねるコンセプトから外れてきたなど最近は視聴者からの批判的な意見も目立っていました。
以下は、“番組テイスト・MC起用・方向性の変化”についてネットで見られる批判・疑問の声例です。
出典 | 批判/疑問の内容 | コメント・印象 |
---|---|---|
週刊女性PRIME 記事 | 《番組のテイストと合ってなさすぎる。山本舞香って気分がすぐ態度に出るから嫌だ》《山本舞香だと『アナザースカイ』のブランドとか空気感が落ちる。他にまともな人いなかったの?》 | MC交代発表時の反発。従来の穏やか・落ち着いたイメージと新MCとのギャップを指摘。 |
デイリー新潮 記事 | 新MC・山本舞香へのSNS批判を取り上げ、「残った方が良かったのでは…」といった声も | MC起用そのものに否定的な見方が出ていることを報じている。 |
芸能ニュース(J-Prime) | 「番組のテイストと合ってなさすぎる」「もっと落ち着いた人にMCしてほしい」など | MC人選のミスマッチ感を批判する意見が強く出ている。 |
批判の傾向・テーマ
- MCのキャラクターと番組の空気感のギャップ
従来の静かで“語る余白”を大切にするトーンを好む観点から、明るめ・自己表現強めのMCを起用すると批判が出やすい。 - 方向性の変化=“旅番組化”への失望
“ゆかりのある場所で深い話を聞く”という番組初期の魅力を重視する視聴者から、最近の回でそういう要素が薄くなったという不満。 - 新MC/交代時の期待と反発
MC交代時は“前任との比較”で批判の声が目立ちやすい。新MCが既存ファンの期待を裏切ると「違和感」「当て馬的起用」などの言葉が出がち。 - 態度・表情・進行姿勢への反応
MCの表情や進行中の態度(淡泊・無表情・間)が、“敬語”“真剣さ”の質に影響するという見方も根強くある。
5. 番組改編・構成の変遷タイムライン
「アナザースカイ」は変わってしまったのか?
初期から“どこがどう変わったか”を、番組情報や改変記録をもとに時系列で整理します。
時期 | 主な改編・変化 | 内容・影響 |
---|---|---|
2008年~2010年頃(初期) | 初期構成:ワールドリサーチャー形式 | 初期は「代理」で調査するリサーチャーが海外に赴く形式も。後にゲスト自身がロケをする形式に変更。 |
2011年1月 | ゲスト自身がロケに赴く方式が定着 | リサーチャー方式が外れ、VTRロケ回+スタジオトークが主流に。 |
2019年4月 | 番組名改題 → 『アナザースカイII』 | コンセプトを “夢の数だけ空がある”“人生の第II楽章” とし、テーマの拡張を図る。 |
リニューアル直後 | ロケ先でトーク収録を実施 | トークをスタジオから離れて、ゆかりの地で収録する試みもあったが、その後スタジオ収録へ回帰。 |
2020年~ | コロナ禍影響 | 海外ロケ困難 → 国内ロケ重視・撮りおろしが制限 → 過去映像・総集編・構成回の増加。 |
2021年4月 | 放送枠移動(深夜化) | 金曜23:00枠から、0:59(木曜深夜)枠へ移動。シリーズ3として再構成。 |
2021年末~ | レギュラー放送終了 → スペシャル番組化 | 2021年10月で一旦レギュラー化を終了。2022年6月に復活特番。 |
2022年10月 | 再レギュラー化 | 第4シリーズとして復活。MCは今田耕司+中条あやみ。放送時間は元の金曜23:00枠に戻る。 |
2023年10月 | 放送日時変更/MC交代 | 土曜23:00枠に移動。女性MCを 八木莉可子 に起用。枠移動とMC交代がセット。 |
2024年10月 | MC交代 | 山本舞香 を新MCに起用。番組の方向性・雰囲気への期待・批判が交錯。 |
2025年10月 | 次代MC就任予定 | 堀田真由 起用が発表。初回放送は彼女の故郷・滋賀を訪れる内容。 |
補足ポイント
- 番組紹介の公式サイトでは、当初から「ゆかりある地に密着」「ルーツ・人生観・仕事観を引き出す」という文言があります。
- 第4シリーズでは、番組の紹介に「想い出深い場所を訪れる」という言い回しが残っているが、必ずしも“ゆかり”とは明記されていない。
- 改編時には“視聴エンゲージ強化”が目標とされており、視聴者の関わりを意識した番組づくりの方向が示されていた。
まとめ
『アナザースカイ』は、MCの人選によって番組トーンが大きく変わる番組です。
堀田真由さんは、その透明感と落ち着いた雰囲気から“番組原点への回帰”を期待されており、視聴者からも「再び深い話が聞けるのでは」と注目されています。
歴代アシスタントと比較すると、堀田さんは安定感と共感性を備えたタイプ。
今後、番組がどこまで初期の魅力を取り戻せるかが大きな見どころです。
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