中居正広トラブルで辞任した港前社長案件の番組が終了するとの話が聞こえてきました。
特に『オールナイトフジコ』は港氏案件の象徴的番組。打ち切りは必至だというのです。
それを受けて、ファンからは番組存続を希望するオンライ署名も始まっているそうですが・・・
「オールナイトフジコ」とはどのような番組で、誰が制作したのか等、詳細をご紹介します。
オールナイトフジコ打ち切りか?
中居正広の女性トラブルはフジテレビのガバナンスの問題へと発展しています。
特に、港前社長の肝いりで復活させた「オールナイトフジコ」は、現在のコンプライアンス的に問題があるとの指摘もありました。
そうなると、港氏が辞任した今、番組打ち切りは必然との見方があります。
オールナイトフジコとは?

中居正広トラブルで激動のフジテレビ、ついに“打ち切り決定”情報が流れる「港浩一前社長案件」番組
「港氏が社長から離れたことにより、いわゆる“港氏案件”とも言える港氏が社長就任後に肝いりで復活させた番組、中心になって進めていた企画は次々と終了すると言われています。フジテレビ局内では、“もう港氏案件を続ける理由がない”となっているんです。 そして、その象徴的な番組の1つである『オールナイトフジコ』(毎週土曜日〈金曜深夜〉0時55分〜1時55分)は、3月いっぱいでの打ち切りが決まった、と聞こえてきています」
ピンズバニュースより
『オールナイトフジコ』は、1983年から1991年までフジテレビで放送していた深夜番組『オールナイトフジ』の復刻版です。
『オールナイトフジ』は女子大生ブームの火付け役で、当時の深夜放送を見ると性風俗を扱った過激な番組が各局でしのぎを削っていて、行き過ぎた表現が国会でも問題視されました。
デビュー当時のとんねるずの初のレギュラー番組で、後に「とんねるず班」と言われるプロデューサー石田弘(現エグゼクティブプロデューサー)、ディレクター港浩一(フジテレビ元社長)が作った番組です。
後に、『夕やけニャンニャン』が『オーナイトフジ』の女子高生版として夕方の時間帯に登場して一代ブームを巻き起こしました。司会は同じくとんねるず、プロデューサー石田弘、ディレクター港浩一です。楽曲提供も秋元康ですね。
番組制作に対するスタッフのコメント
MC佐久間宣行(プロデューサー、演出家、放送作家、ラジオパーソナリティ、YouTuber、司会者。『ゴッドタン』や『ウレロ☆シリーズ』、『あちこちオードリー』などを手掛ける)
とても緊張するし、とても怖いのですが、その何倍も楽しみ
中嶋優一(当時バラエティ制作センター部長。現・編成総局編成局編成戦略センター室長兼編成部長)
世の中やメディアの常識に一切とらわれず、”やっぱり地上波テレビが一番面白い!”と思っていただけるよう、秋元さんや佐久間君たちと“遊び心”最優先で作って参ります
秋元康(総合プロデューサー)
今のテレビは、制約が多すぎて、フォーマットが決まってしまうのですが、若手のクリエイターたちが、自由に発想できる場を作りました。どうなるかわかりませんが、今から、ワクワクしています
番組制作に対しては、現在のコンプライアンスに沿わないとの意見があったようですが、港前社長の肝いりということは、低迷するフジテレビを立て直すには当時のイケイケ番組で夢をもう一度ということでしょうか?
『オールナイトフジ』の司会者の1人だった片岡鶴太郎のコメント。
今、コンプライアンスが厳しい中で、どう攻めていくかということをやっているだろうし、それについて僕たちの時代はこうだった、ああだったと比べちゃいけない。今は今の時代でギリのところまで攻め込んでいこうという姿勢。回を重ねるごとに楽しみしています。
また、爆笑問題の太田光は、とんねるずの石橋貴明との対談でこう述べています。
港さん(『オールナイトフジ』のディレクターで、が性懲りもなく『オールナイトフジコ』を始めたりとか、どういうことなのよって思わない?
令和の時代にあった番組なのかとの疑問も多いようですね。
結局は、「フジコーズ」のCDデビューの予算が厳しいなどの状況から、女子大生ユニットのコンセプトは「日本一期待されていないアイドルグループ」として売り出したりしています。

フジコーズとは?
「キスから始めよう」MVです。ちょっと昔のWinkを思わせる衣装と振り付けですね。秋元康は素人っぽい女の子グループが好きなんだなぁ。
フジテレビの深夜番組「オールナイトフジコ」からオーディションで選ばれた現役女子大生グループです。
オーディションにより選ばれた現役女子大学生グループ「フジコーズ」
フジコーズ公式サイトより
1期生15名でスタートし、2023年10月に2期生6名が加入、2024年3月をもって4年生9名が卒業。
現在、2024年5月に新たに3期生4名が加入し、16名体制で活動中。
深夜のバラエティ番組でさまざまな企画に挑戦。
「フジコーズ」は現役女子大生というのが条件なので、大学をすると同時にメンバーも卒業します。
2023年12月13日に「ウェーイTOKYO」(作詞:秋元康、作曲・編曲:aokado)でメジャーデビューし、2024年10月30日にセカンドシングル「「キスから始めましょう」(作詞:秋元康・作曲:宅見将典)をリリースしています。
フジコーズ存続は?

『オールナイトフジコ』の番組としては、現役女子大生を集めてお笑い芸人とトークしたり、アイドルユニットを作ったりと、特別変わったコンセプトも見られませんね。
港氏達が作ってきた『オールナイトフジ』の後継番組として位置づけられなければ、今回の打ち切りも回避できたかもしれません。
しかし、フジテレビのコンプライアンスやガバナンスが問題になっている現在は、旧フジテレビ体質と思われる番組の一掃が必要かもしれません。

番組存続希望のオンライン署名
「オールナイトフジコ」番組打ち切りの報道は、番組から生まれたアイドルグループ「フジコーズ」のファンにとって危機感をもたらしました。
オーディションからメンバーの成長を見守ってきたファンにとっては、今後の活動が不安になるのは当然ではありますね。
フジテレビの一連の問題で、オールナイトフジコが今、存続の危機に陥ってます。この番組が仮に終わった場合、俺が応援してるフジコーズは下手したら解散という最悪な結末を迎える可能性は高いです。フジコーズのメンバーもXのポストを見て、かなり不安を覚えてるとshowroom等で発言しています。アンチ… pic.twitter.com/IxlxsqJ8oT
— ヴァンフォーレ甲府(はくばく)大好き雄大⊿ (@rinrin110721) February 11, 2025
『フジコーズ』というユニットが存続するかはまだ未定ですが。現役女子大生グループですから、大学を卒業する時点で進む道をそれぞれ選択するのでしょう。
芸能界入りを目指す者もいれば、良き思い出として就職する者もいるかと思います。
ファンにとっては残念に思うこともあるでしょうが、それぞれの道を応援していきたいですね。
まとめ
フジテレビの現役女子大生バラエティ番組『オールナイトフジコ』が、中居正広トラブルの余波を受けて打ち切りになるという報道がありました。
この番組は往年の人気番組『オールナイトフジ』の後継番組であり、港前社長の案件ということで打ち切りは決定的とのことです。
番組制作にあたっては、令和のコンプライアンスに問題ありとの意見もあったようです。確かに、スタッフとして名を連ねている中には、今回の問題で名前の上がっている人物もいます。
今のフジテレビの苦境を乗り切るには、会社全体のガバナンスを改善することは必須ですから、港案件と呼ばれる番組が一層されるのは仕方がないことかもしれません。
番組から派出した女子大生のアイドルグループ「フジコーズ」のファンからは、番組存続を希望するオンライン署名も行われています。
「フジコーズ」自体が解散する方向に向かうのかは不明ですが、メンバーそれぞれは希望のする方向にすすめられるよう配慮してほしいと思います
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