世界陸上東京大会も21日でとうとう最終日を迎えます。
日本中の注目を浴びてメダルの期待もかかる男子100×4リレー。
リレー侍の決勝メンバーは誰なのか?―代表登録、予選オーダー、各選手の適性から根拠つきで予想します(最終発表は当日更新)
※本記事は決勝オーダー発表前の情報をもとにした推測です。確定版は大会当日のスタートリスト/日本陸連の最終発表をご確認ください。
目次
速報の整理:日本は決勝へ。予選アンカーは「鵜澤飛羽」
20日(日本時間)に行われた男子4×100mリレー予選、日本は鵜澤飛羽(うざわ とわ)がアンカーでフィニッシュし決勝進出。現地報道でも鵜澤が最終走者として加速したことが伝えられています。
この「アンカー=鵜澤」という軸は、決勝でも基本線として維持される可能性が高いと読みます(理由は後述)。
予想オーダー(第1案:本命)
①小池祐貴 → ②栁田大輝 → ③桐生祥秀 → ④鵜澤飛羽

- 予選で鵜澤がアンカーだった事実から、④鵜澤は継続が濃厚。
- ③桐生はカーブ適性・バトン経験値ともに国内屈指で、近年の日本型布陣でも“3走固定”がハマりやすい。
- ②栁田は今季の100m・200m両輪での伸長と直線スピードの安定感から2走適性が高い(代表格入りと近況は公的・準公的プロフィールから裏づけ)。
- ①小池はスタブターンの立ち上がりが巧みで、1走経験も豊富。
予想オーダー(第2案:高速条件の“上ぶれ狙い”)
①小池祐貴 → ②サニブラウン・ハキーム → ③桐生祥秀 → ④鵜澤飛羽

- サニブラウンを直線の2走に投入して中盤の伸びを最大化。個人100mは今大会伸び悩んだものの(=決勝前に体力を温存しやすい)、経験値とトップスピードはなお日本随一。
- 「③桐生/④鵜澤」をコアに2走のみ差し替えるのが、日本リレーの“王道アップデート”。
- 予選での鵜澤アンカーの手応えがポジティブに働けば、この2走強化版が日本歴代級の爆発力を生む可能性があります。
入れ替え候補と判断ポイント
- ②枠の最終選考:
直線型の栁田か、超トップスピードのサニブラウンか。個人種目の消耗度(今大会の100m結果)と当日の流れで決まる公算。 - ①枠の不動感:
スタート安定と経験値で小池①は継続が自然。 - ③枠の固定化:
カーブ巧者かつビッグゲームの場数で桐生③が最適解。日本代表の顔ぶれとしても選出済み。 - ④枠(アンカー)の説得力:
予選の鵜澤④がそのまま軸。スピード持久とラスト50mの粘りが評価。
今大会の前提(日本の登録と個人100mの状況)
- 日本の短距離登録(公表):男子100mは桐生祥秀/森友陽/サニブラウンが選出。200mは飯塚翔太/水窪颯士/鵜澤飛羽。これらの顔ぶれがリレー要員の母集団です。世界陸上競技連盟
- 個人100mの結果:日本勢は予選で苦戦。=主力のレース本数が少なく、決勝日に向けたコンディション調整を優先しやすい状況。The Japan Times
レース戦術のカギ:この2つ
- 第2走の“直線勝負”
世界の優勝ラインは37秒台前半。中盤の伸び(2走)で“上位隊列”に乗れるかがメダル条件。=栁田 or サニブラウンの選択が勝敗を左右。 - 第3→第4の最終交換
桐生→鵜澤のロングパス区間で、縦スピードを落とさずに安全圏の受けをつくれるか。ここが決まれば日本記録圏も見える。
主要メンバーのミニプロフィール(直近の裏付けつき)
- 桐生祥秀:言わずと知れた9秒台ランナー。代表メンバー入りは公表済。大舞台の経験は群を抜く。
- 小池祐貴:1走適性が高い万能型スプリンター。国際経験豊富。
- 栁田大輝:100・200m兼務の伸び盛り。公的インタビューや選手ページも充実。
- 鵜澤飛羽:今大会予選でアンカーを務め決勝進出に貢献。粘り強い終盤が武器。
- サニブラウン:世界基準のトップスピード保持者。今季は波があるが2走投入なら破壊力。
予想まとめ
- 本命:小池—栁田—桐生—鵜澤
- 上ぶれ狙い:小池—サニブラウン—桐生—鵜澤
- いずれにせよ、③桐生/④鵜澤は“固定軸”、②枠が勝負どころです。
参考リンク(最新の公式情報はこちらを要チェック)
- 男子4×100m 予選リザルト/スタートリスト(World Athletics):決勝前の確定情報はここに反映。世界陸上競技連盟
- 日本の代表発表(World Athletics公式ニュース):登録メンバーの確認に。世界陸上競技連盟
- 日本の決勝進出を伝える記事(The Japan Times):予選アンカー=鵜澤の記述あり。The Japan Times
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