2025年8月28日、Hey! Say! JUMPの中島裕翔さんがグループ卒業を発表しました。
デビュー18周年を迎え、20周年に向けて活動が盛り上がる中での電撃発表に、多くのファンが驚きと戸惑いを隠せません。
近年は40歳を超えてもアイドルとして活動を続ける人が増える中、中島さんは「俳優業に専念する」という道を選びました。
その背景には、年齢を重ねることへの不安や焦燥、そして同グループの山田涼介さんとの“アイドル性の違い”があるとも言われています。
本記事では、卒業に至る経緯や本人のコメント、これまでの活動実績、そして今後の展望について詳しくまとめます。
はじめに
突然の発表に驚いたファンの声
2025年8月28日、Hey! Say! JUMPの中島裕翔さんがグループ卒業を発表しました。
この知らせは昼過ぎに公式サイトで公開され、SNSでは「信じられない」「まだ受け止められない」といった驚きの声が一気に広がりました。
特にX(旧Twitter)では「#中島裕翔卒業」がトレンド入りし、過去のコンサート映像や音楽番組での姿を振り返る投稿が相次ぎました。
ファンの間では突然の決断に戸惑いや寂しさが広がる一方で、「俳優としての挑戦を応援したい」という温かいコメントも多く見られ、複雑な感情が交錯していました。
グループ卒業に至った経緯と背景
今回の卒業に至るまでには、グループの節目となる「20周年」に向けた話し合いが何度も行われていたといいます。
Hey! Say! JUMPは2007年にデビューし、今年で18周年。
中島さんは「自分の足で立ち、俳優業を主軸に活動したい」との強い思いを示しました。その意思をメンバーが尊重した結果、今回の発表に至ったのです。
グループとしても大切な時期に下した決断は、ファンにとって衝撃的でありながらも、中島さん自身の人生における新たな挑戦の始まりとして大きな意味を持つものとなりました。
1.中島裕翔のHey! Say! JUMP卒業発表
公式サイトでの発表内容
卒業の知らせは、所属事務所であるSTARTO ENTERTAINMENTの公式サイトに掲載された文書を通じて発表されました。
文面には「2025年8月28日をもちまして、中島裕翔はHey! Say! JUMPを卒業いたします」と明確に記され、シンプルながらも大きな意味を持つ一文に多くのファンが動揺しました。
SNSでは「信じられない」「ついにこの日が来てしまった」といった声が広がり、グループとして過ごした18年間の映像や写真を振り返る投稿が相次ぎました。
まさに短い一文が、長い歴史を振り返らせるほどの衝撃を与えた瞬間でした。
STARTO ENTERTAINMENTによる経緯説明
事務所側は同時に、卒業に至る経緯を丁寧に説明しました。Hey! Say! JUMPは2025年11月でデビュー18周年を迎え、20周年に向けた大きな節目を意識して活動の方向性を話し合っていたといいます。
その中で、中島さんから「これからは俳優業に専念したい」という強い申し出がありました。
メンバー全員で何度も話し合いを重ね、最終的に「本人の意志を尊重する」という結論に至ったと説明されています。
こうしたプロセスを事務所が公表したことで、ファンは「事務所の意向ではなく本人の決断だった」と理解しやすくなり、納得の声も広がりました。
卒業に対するファンと関係者への謝意
発表文には「これまで中島を応援してくださった皆様に心より御礼を申し上げますと同時に、突然のご報告となりましたこと深くお詫び申し上げます」という言葉が添えられていました。
この一文に多くのファンが胸を打たれ、SNS上では「最後まで誠実で真摯な姿勢に泣いた」「ファンを大切に思ってくれているのが伝わる」といったコメントが相次ぎました。
突然の発表ではあったものの、その謝意と誠意ある言葉はファンの心に深く響き、温かい見送りの空気を作り出したのです。
中島裕翔さんのプロフィール

- 名前:中島 裕翔(なかじま ゆうと)
- 生年月日:1993年8月10日(現在32歳)
- 出身地:東京都町田市
- 血液型:A型
- 身長:180cm(約)
- 最終学歴:堀越高等学校卒業
- 事務所:SMILE‑UP.(旧ジャニーズ事務所)
経歴・活動の概要
- 入所・デビュー
ジャニーズ事務所には2004年3月に入所し、10歳から芸能活動をスタート。2007年にはユニット「Hey! Say! 7」としてデビューし、その後「Hey! Say! JUMP」として本格的に活動を始めました。 - 俳優としての活動
子役時代は『エンジン』『野ブタ。をプロデュース』などの人気ドラマに出演。2014年のドラマ『水球ヤンキース』では連続ドラマ初主演を務めました。映画『ピンクとグレー』『僕らのごはんは明日で待ってる』などにも主演し、俳優としての評価をしっかり築いています。 - モデル活動・その他
『MEN’S NON‑NO』のレギュラーモデルを長年務め、スタイルの良さを活かしています。また、バラエティや舞台・写真集など多方面で活躍中です。
脚も長くスタイル抜群!という話題もあり、モデルとしての活動が高く評価されている様子がうかがえますね。
このプロフィールを知ると、新しく始まる俳優業への挑戦にもいっそう胸が熱くなります。
2.中島裕翔の本人コメント全文
メンバーとファンへの感謝の言葉
中島裕翔さんは、発表と同時に自身のコメントを公開しました。そこには、まず長年支えてくれたファンや共に歩んできたメンバーへの深い感謝が綴られていました。
「デビューから18年、メンバーやファンと共に見た景色はどれも代えがたいものだった」と語り、一人では決して経験できなかった時間を振り返っています。
この言葉には、グループ活動を通じて得た仲間との絆や、ファンと築いてきた関係の重みが込められており、多くの人が胸を打たれました。SNSでも「やっぱり裕翔くんは誠実」「メンバー愛が伝わる」といった反響が相次ぎました。
俳優活動への決意と覚悟
続いて中島さんは、自らの進む道についてもはっきりと表明しました。「自分にはお芝居に対する強い思いがある」とし、その情熱が確信に変わったことで、俳優業に専念する決断をしたと説明しました。
これまでの活動で、グループに支えられ、安心感の中で挑戦してきた部分もあったと率直に告白。「これからは自分の足で立って挑戦していきたい」と語った言葉には、決意の強さがにじんでいました。
ファンの間では「本気で役者の道を歩むんだね」「覚悟を感じて応援したい」と励ましの声が広がり、過去のドラマや映画での高い演技力を思い出しながら今後の飛躍を期待する投稿も多く見られました。
a-nation出演辞退と今後の展望
さらに、中島さんは8月31日に出演予定だった「a-nation 2025」を辞退することを明かしました。
「楽しみにしてくださっていた方々に申し訳ない」と謝罪の言葉を述べた上で、今後は俳優として一つひとつの作品に真摯に向き合っていくと宣言しました。
ファンに対しては「寄り添って、受け入れて、温かく見守ってくれたことが心の支えだった」と改めて感謝を伝え、その優しい言葉が多くのファンの心を温めました。
別れの挨拶ではなく、新しい舞台への力強い一歩を示すメッセージ──それが今回のコメントの核心だったといえるでしょう。
3.俳優・モデルとしてのこれまでの活動
代表的な出演ドラマ・映画作品
中島裕翔さんは、これまで数多くの作品に出演し、その演技力を広く知られるようになりました。
2014年のドラマ『水球ヤンキース』では連続ドラマ単独主演を果たし、情熱的でまっすぐな高校生を演じて若い世代から強い支持を集めました。
2016年には映画『ピンクとグレー』で主演を務め、華やかな芸能界の裏側を描いた物語で繊細な心情表現を見せ、「アイドルの枠を超えた俳優」として評価されました。
また、社会現象となったドラマ『半沢直樹』では銀行員役で存在感を発揮し、『僕らのごはんは明日で待ってる』など恋愛作品でも幅広い役を演じています。
近年では『純愛ディソナンス』(2022年)でのダークな役柄や、映画『#マンホール』(2023年)での挑戦的な演技が話題となり、役者としての幅をさらに広げました。
舞台やモデル活動での実績
映像作品に加えて、舞台でもその実力を発揮してきました。
2023年に主演を務めた舞台『ひげよさらば』では、観客から「役への没入感がすごい」と高評価を得て、俳優としての厚みを感じさせました。
また、モデルとしても長い実績を誇ります。『メンズノンノ』の専属モデルを約8年間務め、雑誌の表紙を飾るなどファッション界でも注目を集めました。
長身でスタイル抜群の彼は、ランウェイや誌面での存在感も圧倒的で、ファッションアイコンとして多くの支持を得てきました。
写真集や雑誌モデル卒業のエピソード
2025年には、自身初の写真集『Hue I am』を発売。素顔を切り取った自然体のショットから、シックで大人の雰囲気漂う写真まで、多彩な表情を見せる内容となり、ファンの間で大きな話題を呼びました。
同年11月発売の『メンズノンノ』12月号をもって、長年務めてきた専属モデルを卒業することも発表。誌面では最後にふさわしい特集が組まれ、「最後までスタイリッシュでカッコいい」「新しい挑戦を応援したい」といった声が相次ぎました。
モデルとしてのキャリアの節目を迎えた中島さんにとって、これらの経験は今後の俳優活動にも大きな糧となるでしょう。
4.40代以降もアイドルを続ける人との違い
40歳を超えても第一線で活躍するアイドルたち
嵐やKinKi Kidsをはじめ、40代を迎えてもアイドルとして活動を続ける人は今や珍しくなくなりました。
ファン層も同じように年齢を重ねるため、若い頃のように「アイドル=若者限定」という考えは大きく変わりつつあります。
ライブ会場では同世代のファンと共に長い時間を楽しむスタイルが定着し、40歳を超えてもアイドルであり続ける姿は、むしろ一つの憧れとなっています。
中島裕翔が選んだ「専念」という道
一方で中島裕翔さんは、その道ではなく俳優業に専念する決断をしました。
歌やダンス、バラエティに加え、長期撮影を伴うドラマや映画を並行するのは想像以上に大変です。
裕翔さんは「グループに甘えていた部分があった」と素直に語っており、これまでの環境から一歩踏み出し、自分の力だけで勝負したいという思いが強くなっていたことがうかがえます。その誠実な決意は、ファンの胸に深く響きました。
両立よりも「選択と集中」
40代を過ぎても「両立」に価値を見出すアイドルもいれば、裕翔さんのように「選択と集中」で新しい道を切り開く人もいます。
どちらが正解ということではなく、それぞれのキャリアの在り方です。裕翔さんにとっては、今このタイミングで区切りをつけることが、自分らしく歩むために最適だったのでしょう。
5.山田涼介との対比から見える中島裕翔の選択
圧倒的な“アイドル力”を誇る山田涼介
Hey! Say! JUMPの中で「アイドルの象徴」といえば山田涼介さん。歌やダンス、表現力のすべてにおいて高い評価を受け、コンサートやテレビ出演でも圧倒的な存在感を放ってきました。
センターとしての輝きは誰もが認めるもので、ファンからも「ザ・アイドル」と呼ばれるほどのカリスマ性を持っています。
中島裕翔が歩んだもう一つの道
対照的に中島裕翔さんは、長身とスタイルを活かしたモデル活動や、着実に積み重ねてきた俳優業で評価を得てきました。
2016年の映画『ピンクとグレー』や、2023年の映画『#マンホール』で見せた繊細な演技はその代表例です。
キラキラとしたアイドル性ではなく、落ち着いた存在感や役に入り込む力こそが彼の強みでした。
対抗ではなく「補完から独立へ」
裕翔さんは、山田さんに対抗するのではなく、むしろその存在を尊重しながら自分の強みを活かす道を選びました。
これまではグループの中で役割を分け合い、互いを補完し合ってきましたが、今回の卒業は「それぞれの強みを別の場所で輝かせる」ための決断とも言えます。
山田さんが“アイドルの道”を極めるのに対し、裕翔さんは“俳優の道”で勝負する──この対比こそが、今回の卒業を理解するカギになっているのです。
6.a-nation不参加の背景にある理由とは
練習を重ねていたのに、なぜ突然辞退?
実は中島裕翔さんは、a-nation 2025に向けて練習をしている様子をSNSなどで示していました。
それだけに、卒業発表がイベントのわずか3日前、しかも「即日卒業」という形だったことに、多くのファンが驚きを隠せませんでした。「なぜこのタイミングで?」「最後のステージに立たないの?」と疑問の声が相次ぎました。
俳優専念を強調するための決断
本人のコメントにあるように、中島さんは「これからは俳優業に専念したい」との強い意志を持っています。もしa-nationに出演していれば「まだアイドル活動を続けるのでは?」という期待も残ってしまうでしょう。
あえて出演せず、即日卒業という形を取ったのは、迷いのない決意をファンや関係者に示すためだったと考えられます。
グループやファンへの配慮
a-nationの大舞台は、Hey! Say! JUMP全体の18周年を祝う大切な場でもあります。
そこで「卒業」が全面に出てしまうと、他のメンバーのパフォーマンスに影を落としかねません。裕翔さんが不参加を選んだのは、自らが主役になるのを避け、グループ全体を引き立たせる配慮でもあったと見られます。
事務所との調整によるギリギリの発表
大規模イベントには多くの契約や準備が絡みます。事務所側も本人の意思を尊重しつつ、イベント運営との調整を行った結果、発表が直前になった可能性があります。
即日卒業という異例の形式は、その調整が整ったギリギリのタイミングでの決断だったともいえるでしょう。
突然の不参加には戸惑いも残りますが、そこには「決意を示すため」「グループを守るため」「調整の結果」という複数の理由が重なっていたと考えられます。
まとめ
Hey! Say! JUMPの中心メンバーとして長年活動してきた中島裕翔さんの卒業は、多くのファンに驚きと寂しさを与えました。
しかし、その背景には「俳優として自分の足で立ちたい」という強い覚悟がありました。
公式発表や本人のコメントには、メンバーやファンへの深い感謝、そして新たな挑戦への決意が込められていました。
これまで数多くのドラマや映画で見せてきた演技力、舞台での存在感、さらに『メンズノンノ』モデルとしての実績や写真集といった多彩な活動は、彼が次のステージへ進むための大きな基盤となっています。
40歳を超えてもアイドルを続ける選択肢があるなかで、裕翔さんは「両立よりも選択と集中」を選び、俳優業に専念するという道を選びました。
また、山田涼介さんのような圧倒的な“アイドル力”に対抗するのではなく、自分の強みを別のフィールドで磨くことを決断した点も印象的です。
突然の発表に戸惑う声は多いものの、「俳優・中島裕翔」として新たな挑戦を歩み出す姿を応援したいという気持ちはファンの間で広がっています。
グループ活動で築いてきた経験と絆を胸に、これからどのような作品で私たちを魅了してくれるのか、その未来に期待が高まります。
コメント