2025年夏の甲子園2回戦、西日本短期大学附属高校が聖隷クリストファー高校を2対1で破り、3回戦進出を決めました。3回裏に先制し、終盤で同点に追いつかれながらも、8回には佐藤選手が勝ち越しの適時二塁打。先発の原投手は8回途中1失点の力投を見せました。
しかし、この熱戦の中盤、西日本短大付の三塁打の走塁中に聖隷クリストファー投手が走路を塞いだように見える場面があり、審判は走塁妨害を宣告せず。
SNS(X)では「進路妨害ではなかったのか」との議論が試合後も続いています。
甲子園2025|西日本短大付が聖隷クリストファーを撃破 原の好投と佐藤の決勝打で3回戦へ
普段から高校野球をテレビや現地で楽しむのが大好きで、今年も甲子園の熱戦をワクワクしながら見守っています。
今回は、私も思わず手に汗握った2025年夏の甲子園2回戦、西日本短期大学附属高校と聖隷クリストファー高校の一戦について、試合経過とSNSで話題となった進路妨害疑惑を振り返ります。
西日本短大付が3回戦進出を決めた激闘
試合は序盤から両チームの投手陣が粘りを見せ、0対0の緊迫した展開。西日本短大付は3回裏、奥選手の内野ゴロの間に三塁走者がホームインし、先制点を奪いました。
その後は聖隷クリストファーも反撃を狙いますが、先発の原投手が要所を締め、8回途中まで1失点の力投を披露します。
終盤、聖隷クリストファーが粘って同点に追いつく場面もありましたが、8回裏に西日本短大付の佐藤選手が値千金の適時二塁打を放ち、再びリードを奪取。
最後はリリーフ陣が踏ん張り、2対1で西日本短大付が逃げ切りました。
中盤で起きた“進路妨害”疑惑
この試合でSNS(X)を中心に大きく取り上げられたのが、中盤に発生した一つのプレーです。
0対0で迎えた場面、西日本短大付の打者が放った三塁打で走者が三塁へ全力疾走。
その際、マウンド付近からカバーに入った聖隷クリストファーの投手が、走者の走路を塞ぐ位置に立ってしまったのです。
審判団はこの動きに対して走塁妨害を宣告せず、プレーはそのまま続行。結果的にこの回は得点が入らず試合は0対0のまま進行しましたが、「もし走塁妨害が取られていれば、走者はホームインして先制できたのではないか」との声が多数上がりました。
審判判定への賛否と高校野球ならではの難しさ
走塁妨害のルールは「野手がボールを持っていない状態で走者の進路を妨げた場合」に適用されます。
しかし実際の試合では、プレーの流れや選手の動き方によって判断が難しく、今回のように“意図的かどうか”が焦点となるケースも少なくありません。
SNSでは、「あれは明らかに進路を塞いでいた」という批判的な意見もあれば、「プレーの一環で避けられなかった」とする擁護の声もありました。
高校野球ではこうした判定が試合の流れを左右することが多く、改めて審判の判断の重さを感じさせられます。
聖隷クリストファーの健闘と課題
敗れた聖隷クリストファーは、終盤で試合を振り出しに戻す粘りを見せ、最後まで諦めない姿勢が光りました。
ただ、こうした判定をめぐる議論が注目されると、どうしても試合内容よりも疑惑の場面がクローズアップされがちです。
チームとしては、今後こうした議論を跳ね返すような、文句なしのプレーで勝利をつかむことが求められるでしょう。

まとめ
西日本短大付は、原投手の好投と佐藤選手の決勝打で競り勝ち、見事3回戦へ駒を進めました。
一方で、中盤の進路妨害疑惑は試合後もSNSで議論が続いており、高校野球の判定の難しさと、その影響力の大きさを改めて感じさせる一戦でした。
この試合は、単なる勝敗だけでなく「プレーの解釈」や「フェアプレー精神」についても考えさせられる、記憶に残る甲子園の一幕だったと思います。
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