ジャポニカ学習帳が55年ぶりに大幅リニューアル!表紙が写真からイラストに、付録やカラーも進化

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子どもの学習を支えてきたロングセラー「ジャポニカ学習帳」が55年ぶりに大幅リニューアルします!

これまで象徴的だった昆虫や花の写真表紙が、親しみやすいイラストに変更され、教科ごとの色分けや付録の内容も現代的に進化しました。

今回の変更には「共生」というテーマが込められ、自然や学びの多様性を子どもたちに伝えたいという思いが詰まっています。

この記事では、リニューアルの背景や変更点、込められた願いをわかりやすくご紹介します。

はじめまして!私は一般市民として日々の生活の中で感じたことや気づきをブログにまとめています。専門的な知識はありませんが、だからこそ同じ立場の方にとって身近でわかりやすい内容をお届けできたらと思っています。今回は、子どもの頃から馴染みのある「ジャポニカ学習帳」の大幅リニューアルについて書いてみました!

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目次

はじめに

ジャポニカ学習帳とは

ジャポニカ学習帳は、1970年に誕生して以来、子どもたちの学びを支え続けてきたロングセラーの学習ノートです。

累計で14億冊以上が販売され、国語や算数といった教科ごとに使いやすい構成で、多くの小学生に親しまれてきました。

表紙には、写真家・山口進さんが撮影した昆虫や花の写真が採用され、自然の美しさを身近に感じられる工夫がされていました。

また、読み物付録の「学習百科」も特徴のひとつで、ノートを開くたびに新しい知識に触れられる点が魅力です。

55年ぶりの大幅リニューアルの背景

発売から55年を迎えた2025年、ジャポニカ学習帳は大きなリニューアルを発表しました。

従来の写真表紙から、子どもたちの好奇心を刺激するイラスト表紙に変更されるのです。

この背景には、「共生」というテーマを重視し、詰め込み教育から創造性を重んじる教育への移行があります。

例えば、花と昆虫が助け合う姿を描いた「バケツランとシタバチ」のイラストは、自然界の多様性や生き物同士の関わりを伝えています。

デザインは絵本「パンダ銭湯」で知られるtupera tuperaが担当し、子どもたちが楽しみながら学びに向かえる表現に仕上げられました。

この変化は、学びの入り口としてのノートの役割を、さらに進化させることを目指しています。

1.表紙デザインの変化

写真からイラストへの変更理由

これまでのジャポニカ学習帳といえば、昆虫や植物の鮮やかな写真が特徴的でした。

写真は自然の美しさを直に伝え、子どもたちの好奇心を引き出す役割を果たしてきました。

しかし近年、「虫が苦手でノートを使いにくい」という声や、写真が与える印象の強さから子どもの関心が偏ってしまうという課題もありました。

こうした背景を踏まえ、誰もが親しみを感じられるイラストに切り替え、より広い層の子どもたちが安心して手に取れるデザインにしたのです。

今回のリニューアルでは、ただ見た目を変えるだけでなく、教育環境の変化に合わせて「創造性を刺激する表紙」を目指した点が大きな特徴です。

テーマ「共生」に込められた思い

新しい表紙は「共生」をテーマに描かれています。例えば、花と虫が互いに助け合いながら生きる様子を表現した「バケツランとシタバチ」のイラストは、その象徴的な例です。

生き物同士のつながりをやさしく描くことで、自然界の多様性や協力の大切さを子どもたちに伝えています。

さらに、植物に表情を与えたり、物語性を感じさせる工夫も加えられており、「この花はどんな話をしているのかな?」と想像を膨らませるきっかけになります。

自然と人との関わりをより身近に感じてもらうことが、デザインに込められた大きな狙いです。

イラストを手掛けたtupera tuperaの魅力

tupera tupera

今回のリニューアルで注目されているのが、イラストを担当したクリエイティブユニット「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」です。

絵本『パンダ銭湯』や『しろくまのパンツ』で知られる彼らは、独特のポップでユーモラスな作風が特徴です。

子どもだけでなく大人も思わず笑顔になる表現力を持ち、学習ノートの新しい表紙にぴったりでした。

アートディレクションはデザインスタジオ「minna(ミンナ)」が担当し、歴史あるブランドのイメージを壊さず、未来の子どもたちにも響く普遍的なビジュアルを追求しました。

このタッグにより、ジャポニカ学習帳は従来の「学びの入口」という役割を保ちながら、新しい時代の感性を取り入れた進化を遂げています。

2.シンボルカラーと教科別色分け

緑色から教科別カラーへの変更

長年ジャポニカ学習帳といえば、深い緑色の表紙が象徴的でした。この緑は、自然や成長をイメージさせるブランドカラーとして定着し、子どもたちや保護者にとっても馴染みのある存在でした。

しかし今回のリニューアルでは、この「緑一色」という従来のスタイルから一歩進み、教科ごとに色分けする新しいデザインが採用されました。

国語は赤、算数は青、理科は緑といったように、直感的に見分けられる工夫が加わったのです。

授業ごとにノートを取り替えるときも迷うことがなく、子どもたち自身が整理しやすくなったという点は大きな進化といえます。

教科ごとの色分けによる利便性向上

教科ごとの色分けは、単に見た目が変わっただけではありません。例えば、国語用の赤い表紙を見ただけで、「次は国語の時間だ」と直感的に判断できるため、低学年の子どもでも準備がスムーズになります。また、学習机やランドセルの中でも、色ごとにノートを整理しやすくなり、忘れ物防止にもつながります。保護者からも「子どもが自分で管理できるようになった」と好評で、家庭学習の場面でも役立つ工夫です。これは見た目の変化以上に、学習環境を整えるための具体的なメリットが意識された結果といえます。

新しいジャポニカグリーンの誕生

従来のシンボルカラーである緑も、今回のリニューアルで全く消えたわけではありません。

自由帳や連絡帳には「新しいジャポニカグリーン」と呼ばれる青緑色が採用されました。

この色は生命の進化や成長をイメージさせ、これまでの伝統を継承しながらも未来的な印象を与えます。長く愛されてきたブランドイメージを大切にしつつ、新しい時代に向けて変化を取り入れる──そんなバランスが、この新色に込められています。

緑を基調とした過去からのつながりを残しながらも、子どもたちの学びをより前向きにサポートする姿勢が感じられる変更です。

3.学習百科と付録の進化

読み物付録の現代的アップデート

ジャポニカ学習帳といえば、学習に役立つ読み物付録「学習百科」も大きな魅力のひとつでした。

かつては動物の生態や世界の国々の紹介、理科や社会に関する豆知識など、子どもの知的好奇心を刺激する内容が掲載されていました。

今回のリニューアルでは、この付録の内容が現代的にアップデートされます。

たとえば、環境問題や多様性といった現代の子どもたちが身近に感じられるテーマを取り入れ、イラストや図解を活用してわかりやすく解説しています。

インターネットで調べれば情報があふれる時代だからこそ、信頼性のある内容を厳選して提供する姿勢が貫かれています。

子どもの興味を広げる工夫

付録の内容は「一方的に知識を与える」だけでなく、子どもたち自身が考え、興味を深めるきっかけとなるように工夫されています。

たとえば、動植物をテーマにしたページでは「この生き物はどんな環境で暮らしているのだろう?」と問いかけるコメントが添えられており、自ら調べてみたくなる構成になっています。

また、イラストのキャラクターが登場して解説するなど、学習というより“冒険”を楽しむ感覚で知識を得られる仕掛けも増えました。

こうした工夫により、学習帳を単なるノートではなく、「学びを広げる入り口」として活用できるようになっています。

リニューアルに込めた企業の願い

今回の付録のアップデートには、子どもたちの可能性を広げたいという企業の願いが込められています。

ショウワノートの担当者は「子どもたちの興味の入り口になりたい」と語っており、その想いは表紙デザインの刷新とも共通しています。

表紙で自然や共生の大切さを伝え、付録で学びの興味をさらに深める──その流れを通して、子どもたちの学ぶ意欲や創造力を引き出すことを目指しています。

55年にわたり愛されてきた学習帳だからこそ、伝統を守りつつ新しい教育の形を提案する姿勢が感じられるリニューアルとなっています。

ジャポニカ学習帳(共生編)プレリリース

ジャポニカ学習帳、半世紀の歴史に新たな1ページ。「共生」をテーマに、未来へ繋ぐ新たな一歩へ。大幅リニューアル「ジャポニカ学習帳(共生編)」発売。

ジャポニカ学習帳は当時ステータスであった百科事典の写真や、世界中のさまざまな情報を表紙と読み物付録に採用。1970年から他の学習帳にはない特長をもった学習帳としてスタートし、55年間の累計販売数は14億冊を超えました。その「ジャポニカ学習帳」がこの度「共生」をテーマに大きくリニューアルします。

ショウワノート株式会社(本社:富山県高岡市/東京本部:東京都中央区、代表取締役社長 小沼 昌毅)は、当社のブランド商品である「ジャポニカ学習帳」を大幅にリニューアルし「ジャポニカ学習帳(共生編)」として2025年11月より発売することをお知らせいたします。

■新しい学びのカタチ
 表紙が 写真から”共生”をテーマにした親しみの湧くイラストへ
今回のリニューアルの最大のポイントは、約40年にわたり親しまれてきた表紙の写真を「共生」をテーマにした親しみの湧くイラストに変更する点です。 これは単なるデザイン変更ではありません。子どもたちを取り巻く環境が変化し、詰め込み教育から発想を育む教育へと移行する現在において、子どもたちの学びをサポートするための進化です。

1978年より採用していた写真家・山口進氏の生涯の撮影テーマでもあった「共生」という考え方を引継ぎ、アートディレクション・デザインには、ハッピーなデザインを得意とし、仕事と子育てをクロスオーバーさせるスタイルを実践するデザインチームminnaを起用。イラストは「パンダ銭湯」や「しろくまのパンツ」などでも知られる大人気絵本作家のtupera tuperaが全39種を描き下ろしました。

表紙のイラストは、自然界の動植物が共生するように、多様な人々が調和して暮らすことの大切さを子どもたちに伝えます。そして、子どもたちは動植物の多様性に触れ、自然への興味や関心を深めることもできます。またイラストは動植物を擬人化する事でストーリー性をもたせ、子どもたちの好奇心を一層刺激するデザインとなっています。これは大人が子どもたちの「好き」という可能性を奪ってほしくないという願いが込められています。
          表1(表紙)                           表4(裏表紙)

   表紙はイラスト                    裏の写真で解説

ロゴデザインも共生を意識したデザインに進化
今までのジャポニカ学習帳のロゴのバランスは踏襲しつつ、生きものらしい有機的な曲線や生命感を感じるディテールを纏わせることで、イラストとも親和性のあるポップなデザインに生まれ変わりました。

表紙のカラーはあの緑から、教科ごとに選べるカラフルなデザインへ
シンボルカラーであった緑の枠は、教科別のイメージカラーに色分けされ、より直感的に使えるように進化しました。また緑色は、発売当初の紺色から段階を経て明るい緑に変わっていった背景を踏まえ、生命の進化をイメージさせる青緑(ブルーグリーン)に進化しています。

■変わらない想い。「知りたい!」が生まれる学習百科

巻頭巻末の読み物付録「学習百科」は、子どもたちの好奇心の入り口でありたいという想いはそのままに現代の社会情勢に合わせてアップデートしました。

これからの世の中を担う子どもたちの学びと成長に寄り添う存在となることを目指してまいります。

ジャポニカ学習帳 「共生編」 

種類はB5判33種類、A5判3種類、A6判3種類の全39種類。

取り扱いは、全国の一般文具店及び量販店。11月発売。

■商品仕様

B5判 ジャポニカ学習帳(全33種 各210円/参考価格)

A5判 ジャポニカ学習帳(全3種 各180円/参考価格)

A6判 ジャポニカ学習帳(全3種 各130円/参考価格)


表紙アートディレクション・デザイン : minna

■コメント

歴史ある商品のリニューアルという、光栄なお仕事にプレッシャーを感じつつも、リアルタイムで学習帳を使っている小学生と、数年先の未来に使うであろう子どもが身近にいるという環境を活かし、継承する部分と大胆に変えることのバランスに留意して、知ること学ぶことにワクワクできるアートディレクションとデザインを行いました。

表紙写真をイラストに変更するにあたり、tupera tuperaさんとチームを組むことで、流行に左右されず何十年先も愛される強度と、真面目なことに親近感を持って伝えられる表現が実現できたと感じています。ジャポニカ学習帳が、ひとりでも多くの子どもたちの好奇心を育むきっかけとなることを願っております。

minna(ミンナ)

角田真祐子と長谷川哲士によるデザインチーム。仕事とプライベートが合致したワークライフスタイル「公私混合」をスタンスとし、ハッピーなデザインを通して、デザインをみんなの力にすることを目指している。グラフィックやプロダクト、空間などのジャンルを横断して体験をデザインすることを得意とする。

代表的な仕事に「MUSABI OPEN CAMPUS2016〜2020」アートディレクション・デザイン、「tupera tuperaのかおてん.」会場構成・グラフィック、「familiar/ライフスタイルショップ」店舗デザイン・グラフィック。

グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、日本パッケージデザイン大賞金賞、SDA賞優秀賞、TOPAWARDS ASIAなど受賞。武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科、武蔵野大学サステナビリティ学科 非常勤講師。

https://minna-design.com


表紙イラスト : tupera tupera

■コメント

ジャポニカ学習帳は、小学生の頃にずっと使っていて、たくさんの思い出があります。そんな歴史あるノートのリニューアルに参加できたことを、とても光栄に思っています。「共生」がテーマということで、これまでには作ったことがない生き物ばかり!点数も多く、どうすれば一つの画面で共生関係が伝わるのか、出来上がるまでには、かなりの試行錯誤が必要でした。でも作る過程で、改めてこの地球でたくましく共に生きている動物や植物たちのことを知る事ができ、自分たちにとっても大きな学びとなりました。ノートを使う子どもたちも同じように、新たな発見や気づきを得る入り口になってくれたら嬉しいです。

tupera tupera (ツペラ ツペラ)

亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、TVや舞台、空間のアートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。著書に「かおノート」(コクヨ)「やさいさん」(Gakken)「いろいろバス」(大日本図書)「うんこしりとり」(白泉社)など多数。海外でも多くの国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseille 2014 (マルセイユ 子どもの本大賞 2014 )グランプリ、「パンダ銭湯」(絵本館)で第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、「わくせいキャベジ動物図鑑」(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。武蔵野美術大学油絵学科グラフィックアーツ専攻 客員教授、大阪樟蔭女子大学 客員教授、京都芸術大学こども芸術学科  客員教授。https://tupera-tupera.com/

百科編集 : 小学館クリエイティブ、やべとしひこ

■ショウワノート株式会社 概要

本 社 富山県高岡市佐野 850

東京本部 東京都中央区新川 1-28-38 東京ダイヤビルディング 1 号館 4F

代表者  代表取締役社長 小沼 昌毅

設 立   昭和 22 年 9 月

内 容   ジャポニカ学習帳他各種学用品キャラクター・ファンシー文具、医薬部外品および日用品雑貨の製造販売

U R L   https://www.showa-note.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
 ショウワノート株式会社
 お客様相談室
 TEL:03-5541-8071


まとめ

今回のジャポニカ学習帳のリニューアルは、見た目だけでなく内容や使いやすさの面でも大きく進化しました。

表紙の写真が親しみやすいイラストに変わり、「共生」というテーマで自然や生き物とのつながりを感じられるデザインに刷新。

教科ごとに色分けされたシンボルカラーは、子どもたちが授業の準備をしやすくする実用性を兼ね備えています。

さらに、学習百科の内容も現代的なテーマを取り入れ、子どもたちが楽しみながら学びを広げられる工夫が施されました。

これらの変化には、「子どもの興味の入り口でありたい」という企業の願いが込められています。

55年間愛され続けてきた伝統を守りつつ、新しい時代に合わせて進化する──それが今回のリニューアルの核心です。今後もジャポニカ学習帳は、多くの子どもたちに学びと発見の楽しさを届け続けるでしょう。

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