ニッポンの社長が初代王者に!漫才&コント二刀流No.1決定戦『ダブルインパクト』完全レポート

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2025年7月21日に日本テレビ・読売テレビ系で生放送された『アサヒビール スマドリ ダブルインパクト~漫才&コント二刀流No.1決定戦~』が、大きな話題を呼んでいます。

全国から2875組の芸人がエントリーし、漫才とコントの両方で頂点を競う前代未聞の大会。その初代王者に輝いたのは、実力派コンビ「ニッポンの社長」でした。

本記事では、番組のコンセプト、大会ルール、審査方法、そして圧巻のネタで949点を獲得した「ニッポンの社長」の快挙までを、わかりやすくレポートします。

二刀流時代の幕開けを象徴するこのイベントの全貌を、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

はじめに

https://twitter.com/H_KANNA_0203/status/1947305598959456504

漫才とコントの“二刀流”時代が到来

お笑いの世界で「漫才」と「コント」は、それぞれにファンを持ち、独自の進化を遂げてきました。

しかし、両方のジャンルで秀でる芸人は限られており、二刀流の実力を競い合う場はこれまで存在しませんでした。

そんな中で始まったのが『アサヒビール スマドリ ダブルインパクト』です。

漫才とコント、両方で真の実力を見せつけたコンビが「No.1」に輝くという、まさに新時代の頂上決戦。

かつてはM-1グランプリやキングオブコントのように、単一ジャンルで評価されていた芸人たちが、この大会では総合力で競い合いました。

初代王者を決める記念すべき第1回大会の全貌

記念すべき第1回大会には、全国から2875組がエントリー。

その中から決勝に進出したのは、実力派ぞろいの7組。

芸人が自ら希望するネタ順を申告する“ドラフト方式”や、一般投票なしの“芸人審査員だけによる採点”など、これまでにない形式も注目を集めました。

MCは、安定感と親しみやすさで知られるかまいたちと橋本環奈。

審査員は、千原ジュニア、中川家・剛、後藤輝基、塙宣之、田中卓志と、全員が現役の第一線で活躍する芸人たち。

そんな中、圧巻の得点で頂点に立ったのが「ニッポンの社長」。

2本のネタで合計949点というハイスコアを叩き出し、わずか2点差で初代王者の座を勝ち取りました。

1.アサヒビール「ダブルインパクト」とは

大会のコンセプトと開催背景

『アサヒビール スマドリ ダブルインパクト』は、これまで別々に評価されてきた「漫才」と「コント」という2つの笑いの形式を、同時に競わせるという新しいスタイルの大会です。

ビールブランドのスマートドリンキング(通称スマドリ)を提唱するアサヒビールが冠となり、“お笑いの多様性”と“新しい才能の発見”をキーワードに開催されました。

コンビとしての総合的な表現力、つまり「話術」と「演技力」の両方を問うことができる本大会は、いわば“お笑い版・二刀流決定戦”。

観客に笑いを届けるためにネタを磨き続けてきた芸人たちにとって、新たな挑戦とチャンスの舞台となりました。

エントリー総数2875組からの熾烈な戦い

記念すべき第1回大会には、全国から合計2875組もの芸人がエントリー。

コンビだけでなく、ユニットやトリオなど、さまざまなスタイルのお笑い芸人が参戦しました。

予選では、まず漫才とコントの両方で一定の評価を得ることが必要となり、片方に偏った得意ジャンルだけでは突破できない仕組みが話題に。

数ヶ月にわたる予選を勝ち抜き、決勝へ進んだのは7組。

ロングコートダディ、スタミナパン、セルライトスパ、ななまがり、ニッポンの社長、かもめんたる、コットンと、いずれも実力者揃いのラインナップでした。

漫才&コント2本勝負の新ルールとは

この大会の最大の特徴は、1組の芸人が「漫才」と「コント」を1本ずつ披露し、その合計点で勝敗が決まる点です。

たとえば、漫才で爆発的にウケても、コントで伸び悩めば総合点に響くという、非常にシビアな構成。

また、ネタ順はプロ野球のドラフトのように希望順を出し合い、被れば抽選というユニークな決定方式が取り入れられ、緊張感とゲーム性を高めました。

ネタ順は笑いの“流れ”にも大きく影響を与えるため、各組がどの順番を選ぶのかも注目ポイント。

特に5番手で登場したニッポンの社長が、後半に勢いを持ち込み、審査員に強烈な印象を残したことが結果に大きく影響したといえるでしょう。

2.激戦を制した「ニッポンの社長」

決勝で披露した渾身の2ネタ

決勝での「ニッポンの社長」は、まさに“笑いの真骨頂”とも言える2本のネタを披露しました。

1本目の漫才では、辻の静かなボケとケツのテンポ良いツッコミが炸裂。

生活感のある設定と、観客の共感を誘うリアルな会話劇で、会場をじわじわと笑いの渦に包み込みました。

続くコントでは一転、舞台をフルに使った演技で、コメディの世界観を濃密に展開。

テーマは“無人島でのサバイバル”というややシュールな設定ながらも、表情と動き、間の使い方に磨きがかかっており、芸人審査員たちからも「完成度が高すぎる」「今まで見た中で一番の出来」という高評価が寄せられました。

このコントで475点を獲得し、2位のロングコートダディとの差を一気に広げたのです。

コンビ結成から受賞歴までの軌跡

「ニッポンの社長」は、辻皓平とケツによって2013年に結成されたコンビです。

もともとは別々の劇場で活動していた2人ですが、同じく大阪NSC出身という共通点もあり、関西の若手ライブで頭角を現してきました。

これまでの戦績も輝かしく、M-1グランプリでは準決勝に4度進出し、コントの大会「キングオブコント」では2020年から5年連続で決勝へ。

特に2023年には3位に食い込み、その実力は業界内でも高く評価されてきました。

2021年には「NHK新人お笑い大賞」で優勝、2022年には「上方漫才大賞」の新人賞を獲得するなど、受賞歴も豊富です。漫才・コントの両方で爪痕を残してきたことが、今回の大会で花開いた形となりました。

949点で頂点へ、2点差のドラマ

最終得点は949点。これはロングコートダディの947点をわずかに上回る、わずか2点差の勝利でした。

結果発表の瞬間、ステージ上で信じられないといった表情を浮かべる2人の姿が印象的でした。

ロングコートダディも満点に近いネタを披露しており、観客の間でも「これは僅差になる」という声が飛び交っていたほど。

この接戦を制した背景には、ネタの“完成度”だけでなく、“二刀流”としてのバランス感覚と振り幅が大きく影響したと考えられます。

漫才ではしっかりと地に足をつけ、コントでは爆発的な展開を見せるという、見事な構成力と演技力。そのすべてが審査員に届き、今回の栄冠につながったのです。

3.審査方法と演出のこだわり

MCと審査員が生んだ空気感

今回の大会を盛り上げたのは、ネタの内容だけではありません。

MCには、漫才とコントの両方で実績を残している“かまいたち”と、親しみやすく華のある橋本環奈が登場。

芸人ならではの進行力と、アイドルらしい華やかさが絶妙に絡み合い、テンポ良くも温かみのあるステージを作り出しました。

そして何より印象的だったのは、審査員のメンツ。

千原ジュニア、中川家・剛、後藤輝基、塙宣之、田中卓志と、いずれも現役の実力派芸人たちが審査に名を連ねており、そのコメントにはリアルな説得力がありました。

たとえば、ロングコートダディのネタに対して「この構成力、どの大会でも戦える」と評した後藤の一言には、現場の空気が一気に引き締まるような重みがありました。

ネタ順ドラフト制のユニークさ

本大会ならではのユニークな仕組みのひとつが「ネタ順ドラフト制」です。

芸人たちは1〜7の出番希望順をフリップに記入し、一斉に公開。希望が重なれば抽選、重ならなければ即決という方式は、まるでプロ野球のドラフト会議のような緊張感を生みました。

この制度により、ネタの順番が“運”によって決まる部分もあり、演者たちは戦略的な選択を迫られました。

たとえば、トップバッターの「かもめんたる」は、観客の空気を一気に温めるという重責を担いながらも、その期待に応えるネタを披露。

対照的に、後半の「ニッポンの社長」は、すでに温まった空気の中で勢いを加速させ、笑いを最大限に引き出す展開となりました。

一般投票なし、芸人だけの厳正審査

もうひとつ注目すべきポイントは、「一般投票を一切排除した」審査スタイル。

今回の大会では、純粋にプロの目線で評価を下すため、観客投票やSNSによる人気投票などは行われませんでした。

その分、審査の基準は非常に高く、笑いの“質”や“構成力”、“演技の幅”といった要素まで細かく見られていたことが、出演者のコメントからも読み取れます。

審査員たちはネタごとに点数をつけるだけでなく、それぞれの良さや課題を言語化して伝えるなど、審査そのものがひとつの見どころとして成立していました。

この“プロの手によるプロのための審査”があったからこそ、初代王者「ニッポンの社長」の勝利には説得力と重みがありました。

まとめ

『アサヒビール スマドリ ダブルインパクト』は、単なるお笑いコンテストではなく、漫才とコントの両方で実力を発揮する「二刀流芸人」に光を当てた、新時代の舞台でした。

全国2875組の中から選ばれた7組のファイナリストが、それぞれの個性と技術をぶつけ合い、観客に多彩な笑いを届けてくれました。

中でも、見事初代王者に輝いた「ニッポンの社長」は、漫才とコントの両方で高い完成度を誇り、審査員たちをうならせる実力を見せつけました。

緻密な構成、間の妙、そして独特の世界観が、今回の“二刀流決定戦”という舞台にぴったりはまったと言えるでしょう。

また、ネタ順ドラフトや芸人のみの審査員構成など、演出面でも見応えのある工夫がなされ、視聴者にとっても新鮮な驚きが随所に詰まっていました。

この大会が定番化すれば、お笑い界全体の底上げにもつながる可能性を秘めています。

漫才かコントか――そんな線引きはもはや過去の話。両方で人を笑わせられる真の実力者こそが、次の時代をつくっていく。

その先陣を切った「ニッポンの社長」の快挙は、お笑いファンにとっても記憶に残る名勝負となりました。

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