河本準一さん、うつ病とパニック障害から復帰へ|発症のきっかけと“明るい自分”とのギャップとは

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お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんが、うつ病とパニック障害を公表し、休養期間を経て芸能界に復帰したことが話題になっています。
生放送中に倒れたという衝撃的な体験や、長年「明るい性格」として知られてきた自身とのギャップ…。河本さんの率直な語りからは、見えづらい心の不調と向き合うことの大切さが伝わってきます。

この記事では、河本準一さんが感じた最初の異変から診断、休養、そして復帰までの道のりを、丁寧にたどっていきます。今まさに不安や不調を感じている方にも、きっと届くメッセージがあるはずです。

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目次

はじめに

河本準一、うつ病とパニック障害からの復帰を語る

「次長課長」の河本準一さんが、パニック障害とうつ病による休養から復帰しました。

自身のYouTubeチャンネルで元気な姿を見せながら、「無事に戻ってこれました」と語る姿に、ファンからは安堵と応援の声が集まっています。

今回は、復帰までの道のりだけでなく、病気の“始まり”や“気づき”の瞬間についても本人が率直に語っており、多くの人の共感を呼んでいます。

芸人としての笑顔の裏にあった“異変”の始まり

「明るい性格」が自分のアイデンティティだった河本さん。

しかしその裏では、「寝たらもう起きられないかも」という不安や、「冷や汗が止まらない」「呼吸が浅い」といった身体の異変に悩まされていたといいます。

芸人という職業柄、常に人前で笑顔を見せ続けなければならないプレッシャーの中で、本人にも見えない形で心のバランスが崩れていった様子が語られました。

「あんなに明るかった自分が、まさか…」という気づきの一言は、多くの人にとって決して他人事ではない重みがあります。

1.“最初の異変”に気づいた瞬間

冷や汗・浅い呼吸・眠れない夜

河本さんが最初に感じた異変は、まるで風邪をひいたような冷や汗でした。

熱はないのに体がじんわりと汗ばんだり、呼吸が妙に浅くなったり——「吸っても空気が入ってこない感じ」が続いたと語ります。

しかも、そうした症状は日中だけでなく、夜になるとさらにひどくなり、眠れない日々が続くようになりました。

たとえば「布団に入っても寝つけず、ようやく寝たと思っても1時間で目が覚める」。それは単なる疲れやストレスでは片付けられない、明らかにおかしい感覚だったと振り返っています。

自分の身体に「何かがおかしい」と感じ始めた時期

異変を感じ始めたのは昨年の8月頃。

最初は「なんとなく疲れやすいな」「呼吸が浅いな」といった小さな違和感でしたが、それが次第に日常を侵食するようになります。

たとえば、舞台に立つ直前になると動悸がしたり、車での移動中に「なんだか落ち着かない」とソワソワすることが増えたそうです。

本人も「これ、ちょっと違うな」と思い始めたものの、当時はまだ病気という認識には至らず、「加齢かな」「寝不足かな」と自分をごまかしていたといいます。

年末年始で一時的に忘れられても戻ってくる不調

そんな中で迎えた年末年始、河本さんは仲の良い芸人仲間たちと旅行に出かけ、しばし不調を忘れることができたそうです。

「そのときは楽しくて、いつも通りだった」と語るものの、仕事に戻ると再び冷や汗や息苦しさがぶり返し、「やっぱりおかしい」という思いが強くなっていきます。

この“戻ってくる感じ”が決定的だったと河本さんは話します。つまり、一時的な疲れではなく、明らかに心と体のどこかが悲鳴を上げていたのです。

2.パニック発作が引き金となった生放送の出来事

ABEMAの生放送で呼吸困難に

異変はついに、生放送という最も緊張感のある場面で爆発しました。

河本さんはABEMAの番組に出演中、突然「息が吸えない」という感覚に襲われたといいます。「何回吸っても入ってこない。冷静に考えれば吐けばよかったのに、パニックになって吸うばかりで…」と振り返ります。

焦りと恐怖で頭が真っ白になり、その場を離れて外に出たものの、ついには倒れて救急搬送。生放送中という環境が、緊張と不安を極限まで高めたのかもしれません。

救急搬送と診断された「パニック障害とうつ病」

搬送先の病院では、血液検査や心電図、レントゲンなど一通りの検査を受けたものの、身体には目立った異常はなし。

最後に登場したのが精神科の医師でした。その診断は「パニック状態からうつ状態に移行している」というものでした。

「最初は信じられなかった」と河本さんは語ります。というのも、自身は小さい頃から「明るい」と通信簿に書かれるような性格で、精神的な不調と無縁だと思っていたからです。

「明るい自分」が崩れた瞬間のショック

「自分は明るくて元気な人間だ」と思い込んでいた河本さんにとって、その診断はショックでした。

「まさか自分がうつになるなんて」と信じられない気持ちと、「やっぱり、あの異変はそうだったのか」という納得とが交錯した瞬間だったといいます。

この出来事を境に、河本さんは自分の状態を受け止めるようになり、無理に元気に振る舞うのではなく、まずは「休むこと」を選択することになります。

3.休養から復帰までの道のり

休養発表からXでの病名公表まで

生放送中に倒れたことをきっかけに、河本さんは芸能活動を一時休止します。

今年2月、体調不良を理由に「当面の間、休養する」と発表。突然の知らせに、ファンや関係者の間では心配の声が広がりました。

しばらく公の場から姿を消した河本さんでしたが、6月1日に自身のX(旧Twitter)を更新し、初めて病名を公表。「パニック障害とうつ病を併発していた」と明かしました。

投稿では、「まだ完全体ではありませんが、少しずつ体の調子が戻ってきました」と正直な心境を吐露。

焦らず、ゆっくり1歩ずつ回復していく姿勢を示し、多くのフォロワーから「無理しないで」「待ってるよ」といった温かいコメントが寄せられました。

少しずつ戻ってきた“完全体ではない”日常

公表後も、河本さんは「完全な自分」に戻ったわけではないことを繰り返し伝えています。

日常生活では、「昨日できたことが今日はできない」というような波もあったそうです。

それでも、無理をせず、できる範囲で前に進むことを大切にしているといいます。

具体的には、散歩や焚き火など、自然と触れ合うことで気分が和らぐことに気づき、少しずつ外に出る機会を増やしていったとのこと。

この“ゆっくりでも前進する”という姿勢は、同じように心の不調と向き合っている人たちにとって、大きな励ましとなっています。

生放送復帰で踏み出した新たな一歩

6月28日、河本さんはラジオの生放送に出演。「復帰1発目の生放送出れました」とXで報告し、ついに芸能活動を再開します。

大きな舞台ではなく、まずはラジオという比較的落ち着いた環境からの復帰。その一歩は小さいかもしれませんが、河本さんにとっては大きな進歩でした。

自身のYouTubeチャンネル「河本じゅんちゃんねる」でも、焚火を囲みながらのリラックスしたトークを通じて、これまでの経緯や今の気持ちを率直に語っています。

明るさと真面目さの両方を兼ね備えたその姿に、多くの視聴者が共感と応援のメッセージを送っています。

まとめ

河本準一さんの体験は、どんなに明るく見える人でも心の不調に悩まされることがあるという現実を、私たちに強く示してくれました。

「いつも笑顔だから大丈夫」「芸人だから元気に決まってる」という思い込みが、いかに危ういかを考えさせられます。

異変の始まりはほんの些細な冷や汗や息苦しさでしたが、それがやがて日常生活を大きく揺るがす問題へとつながっていきました。

診断を受けたときの戸惑い、休養を決断した勇気、そして少しずつ自分を取り戻していく姿。それは多くの人にとって、共感できる“回復の物語”でもあります。

現在も「完全体」ではないと自覚しながら、焚火を囲んだトークやラジオ出演といった“小さな一歩”を積み重ねている河本さん。

その姿勢は、同じように悩みを抱える誰かにとって「無理せず、ゆっくりでいいんだ」と思える支えになるのではないでしょうか。

苦しみをひとりで抱え込まず、声に出すこと。河本さんのように、「話していいんだ」と思えるきっかけを、これからも発信し続けてくれることを願っています。

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