HIKAKINさんがプロデュースした新しい麦茶ブランド「ONICHA」が発表され、SNSでは大きな話題になっています。
ただ、注目を集めたのは商品そのものだけではありませんでした。発表までの演出の大きさに加え、「麦茶は地味」とも受け取られる打ち出し方や、原材料のイメージとのズレに違和感を覚える声も広がり、「炎上気味」と見る人も出ています。
この記事では、HIKAKINさんの麦茶プロモがなぜここまで賛否を呼んだのか、ONICHAの発表内容とあわせて、批判されたポイントをわかりやすく整理していきます。
ONICHAとは?まずは発表内容を整理

ONICHAは、HIKAKINさんが自ら手がけた麦茶ブランドです。2026年4月21日から全国のセブン‐イレブンで順次発売予定とされており、価格は138円(税別)。3種類のラベルデザインや、ラベルの裏におみくじが付く「鬼みくじ」など、“楽しい体験”を前面に出した商品として紹介されています。
また、味についても「大麦本来の自然な味わい」にこだわったとされ、エキスや酸化防止剤を使わず、六条大麦と二条大麦だけで仕上げたと説明されています。
ここだけを見ると、ただの話題性重視の商品というより、麦茶をもっと楽しく、手に取りやすくしたいという意図を持った新商品だと受け取れます。
炎上気味と言われる理由① 発表までの“引っぱり方”が大きすぎた

今回の話題で、まず反発を招いたのが発表までの演出でした。
HIKAKINさんは事前に意味深な配信や予告を行っており、それを見た視聴者のあいだでは「かなり重大な発表があるのでは」「活動に関わる大きな話なのでは」といった期待や憶測が高まっていました。
そのため、最終的に発表された内容が“麦茶ブランドの立ち上げ”だったことで、「そこまで引っぱる内容だったのか」と感じた人が少なくなかったようです。
もちろん、新ブランドの立ち上げ自体は大きな挑戦ですし、本人にとっては大切な発表だったはずです。ただ、受け手側の期待値がかなり高くなっていたぶん、発表内容とのギャップが目立ってしまいました。
つまり最初の違和感は、商品そのものというより、見せ方と受け手の期待のズレから生まれたと言えそうです。
炎上気味と言われる理由② 「麦茶は地味」という打ち出し方への反発
今回、もっとも大きく反応が広がったのは、麦茶そのものの見せ方でした。
ONICHAの発信では、これまでの麦茶について「地味で主役ではなかった」「ワクワクしない」といったイメージを変えたい、というメッセージが打ち出されていました。HIKAKINさん自身も、子どもにとって麦茶が「親に言われて飲む、ジュースの代わりの退屈な飲み物」と受け止められがちな現状に課題意識があったと説明しています。
この考え方自体は、「麦茶をもっと楽しくしたい」という前向きな発想だったのでしょう。実際、子どもがジュースに目を向けやすい中で、健康的な麦茶をもっと魅力的に見せたい、という狙いは理解できる部分もあります。
ただ一方で、普段から麦茶をよく飲んでいる人たちにとっては、その表現が引っかかりました。
麦茶は、昔から家庭で親しまれてきた飲み物であり、健康的で、夏の定番で、すでに十分魅力のある存在だと感じている人も多いからです。そこへ「地味」「退屈」といった言葉が重なると、「今までの麦茶全体を下げて、自分の商品を上げているように見える」と受け止められてしまいます。
今回の反発は、まさにこの点に集中していたように見えます。
炎上気味と言われる理由③ “日本の麦茶”という言葉と原材料表示のズレ

さらに、SNS上で違和感として広がったのが、原材料の産地に関する点でした。
公式発表では、ONICHAは六条大麦と二条大麦にこだわった商品だと説明されていますが、原料の産地については明記されていません。
一方で、報道では、原材料として使われている大麦がカナダ産・オーストラリア産だと伝えられています。そのため、「日本の麦茶、変えるぞ!」という強いメッセージから国産原料を想像していた人の中には、ここにズレを感じた人もいたようです。
ただし、ここで大事なのは、海外産だから悪いという単純な話ではないことです。
実際には、「日本の麦茶」という言葉から受けるイメージと、実際に伝わってきた情報にギャップがあったため、違和感が広がった、という見方のほうが自然でしょう。品質の問題というより、メッセージの打ち出し方と受け手の期待のズレが、またひとつ増えた形です。
ヒカキンは麦茶を否定したかったわけではない
ここは冷静に見ておきたい点です。
今回の発信を見る限り、HIKAKINさんが麦茶そのものを嫌っていたり、価値のないものだと考えていたわけではないはずです。むしろ、健康的で、幅広い世代が安心して飲める飲み物だからこそ、自分の子どもにも飲んでほしいと考え、その魅力をもっと広げたいという方向から商品化したとみられます。
つまり本人としては、麦茶を否定するつもりではなく、“もっと選ばれる麦茶”にしたいという思いで取り組んだのでしょう。
ただ、その思いを伝える過程で、「従来の麦茶は地味」「退屈」といった表現が前に出すぎた結果、もともと麦茶を好んでいる人たちの気持ちとぶつかってしまった。今回の構図は、そう整理するとわかりやすいと思います。
今回の件は「商品炎上」より「プロモーション炎上」に近い
ここまでを整理すると、今回の話題は麦茶そのものが問題になったというより、どう見せたか、どう語ったかが問題になったケースだと言えそうです。
・発表までの引っぱり方が大きすぎたこと
・麦茶を“地味”“退屈”と表現したこと
・「日本の麦茶」という言葉と原材料イメージにズレがあったこと
こうした要素が重なって、「ちょっと違和感がある」「言い方が気になる」と感じる人が増え、結果として“炎上気味”の空気になったのでしょう。
逆に言えば、商品そのものの味や品質が強く否定されている段階ではなく、現時点ではプロモーションの設計や言葉選びで損をした面が大きいとも言えます。
まとめ
HIKAKINさんの麦茶ブランド「ONICHA」が炎上気味と言われている理由は、単に「麦茶を売ったから」ではありません。
問題視されたのは、大きく期待をあおる発表の流れ、麦茶を地味な存在として語ったこと、そして“日本の麦茶”という言葉から受ける印象とのズレでした。
麦茶はもともと、多くの人にとって身近で、安心感があり、生活の中に自然にある飲み物です。だからこそ、その魅力を広げようとした発信であっても、伝え方しだいでは反発を招いてしまうのだと、今回の件は教えてくれます。
今後は、実際に商品を飲んだ人たちの感想や、発売後の評価がどう広がっていくのかにも注目が集まりそうです。
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