朝ドラ「ばけばけ」で一気に注目された島根・八重垣神社の鏡の池。本記事では「どこにあるのか(場所・アクセス)」「恋占いのやり方」「当たるの?当たらないの?」を、初めての方にも分かりやすく解説します。
占い用紙の書き方や硬貨の選び方、沈む時間・距離の意味、拝殿から池までの道順、混雑回避や撮影のコツまでまとめました。
短時間の松江観光や、縁結び祈願のルート作りにも役立つ保存版ガイドです。
はじめに
「ばけばけ」ドラマで話題の恋占いスポットとは?

NHK朝ドラ「ばけばけ」で、主人公・トキが恋占いをするシーンに登場したことで注目を集めたのが、島根県松江市の八重垣神社にある「鏡の池」です。
ドラマ放送後にはSNSでも「行ってみたい!」「本当に占えるの?」と話題になり、実際に訪れる人が急増しています。
この「鏡の池」は、古くから“縁結びの神様”として知られる稲田姫命(いなたひめのみこと)にまつわる場所で、恋の行方や良縁を占う池として女性参拝者に人気のスポットです。
紙を水面に浮かべて硬貨をのせ、その沈む速さや距離で「恋の進展」を占うという、ちょっと神秘的でロマンチックな体験ができます。
八重垣神社と鏡の池の基本情報
八重垣神社は、松江市の中心部から車で約15分、静かな佐草町にある神社です。
神話「ヤマタノオロチ退治」で知られる素戔嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫命を祀り、二人が愛を誓った地として「縁結びの聖地」とされています。
境内の奥に位置する鏡の池は、稲田姫命が自らの姿を映して心を鎮めたという伝承が残る“奥の院”。この池での恋占いは、紙の上に硬貨を置き、沈むまでの時間や位置を見てご縁の早さ・距離を占うものです。
実際に訪れた人の中には「占いの通りに恋が叶った!」という声もあり、地元では“願いが届く池”として親しまれています。
ドラマをきっかけに知った方も、静かな森の中で自分の気持ちと向き合う時間を過ごせば、より深くその魅力を感じられるでしょう。
1.八重垣神社の場所とアクセス

島根県松江市にある縁結びの神社
八重垣神社(やえがきじんじゃ)は、島根県松江市佐草町にある古社で、縁結びのご利益で全国的に知られています。
ご祭神は「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」と「稲田姫命(いなたひめのみこと)」の夫婦神。二人がここで契りを交わしたと伝えられ、「夫婦円満」や「恋愛成就」の象徴として、特に女性から人気を集めています。
春には桜、夏は深緑、秋には紅葉が彩る自然豊かな神社で、境内には「夫婦椿」や「鏡の池」など、恋愛運アップにまつわる名所が点在しています。地元の人はもちろん、全国から参拝客が訪れる“縁結びの聖地”です。

松江駅からの行き方(バス・車・徒歩ルート)
松江駅から八重垣神社までは約6km。車で約15分、バスで約20分の距離です。
公共交通を利用する場合は、松江市営バスの「八重垣神社行き」に乗車し、「八重垣神社前」で下車します。
バス停から神社までは徒歩1分ほど。便数は1時間に1〜2本なので、観光の際は時刻表をチェックしておくと安心です。
車で向かう場合は、国道9号線または431号線から松江市街地を抜け、案内看板に従って佐草町方面へ。ナビで「八重垣神社(松江市佐草町227)」と入力すればスムーズに到着します。
また、時間に余裕がある方は、松江城や塩見縄手の武家屋敷を散策しながら向かう“ゆるめの観光コース”もおすすめ。松江観光の中心地から近く、アクセスしやすい立地が魅力です。
駐車場と周辺観光スポット情報
八重垣神社には、無料の駐車場が約120台分整備されています。混雑時でも比較的スムーズに駐車できる広さがあり、観光バスの乗り入れにも対応しています。
周辺には「松江フォーゲルパーク(花と鳥のテーマパーク)」や「松江城」「塩見縄手」「小泉八雲記念館」など、観光スポットが点在。神社参拝のついでに、松江らしい歴史や文化を味わうことができます。
特に、縁結び神社をめぐる旅として「出雲大社」とあわせて訪れる人も多く、出雲~松江エリアは“恋愛運アップの聖地巡りルート”として人気です。
朝ドラ「ばけばけ」の影響で若い女性客が増えており、週末は参道のカフェやおみやげ店もにぎわいを見せています。
2.鏡の池の恋占いとは
トキが占った「鏡の池」とはどんな場所?

ドラマ「ばけばけ」でトキが恋占いをしたのが、八重垣神社の奥にある小さな神池「鏡の池」。
森(佐久佐女の森)の中にひっそりとあり、稲田姫命が自分の姿を映したという伝承が残る“奥の院”です。
池のそばには小社「天鏡神社」もあり、まずは本殿→森の小道→池→天鏡神社の順に参拝する人が多め。
鳥の声や水音が聞こえる静かな空間で、落ち着いて占いに向き合えるのが魅力です。
占いのやり方(用紙・硬貨・沈む時間と距離の意味)

1) 占い用紙を授与
社務所で薄い占い用紙を授かります(1枚100円)。鉛筆やボールペンで願い事・名前・日付を書いて準備。
2) 紙を水面にそっと浮かべる
両手で端を持ち、風が弱まったタイミングで静かに水面へ。波を立てないのがコツ。
3) 10円または100円硬貨を置く
紙の中央あたりにそっと。強く置くとすぐ沈むので注意。
- 伝統的には10円を使う人が多いですが、100円でも可(重さの違いで沈む時間が多少変わります)。
4) “時間”と“距離”を読み解く
- 沈むまでの時間
~15分以内:ご縁の訪れが早い
15~30分:ほどよいタイミングで進展
30分以上:ゆっくり育つご縁
- 沈んだ位置(距離)
近くで沈む:身近な相手・近距離のご縁
遠くで沈む:遠方の相手・遠距離恋愛のご縁
具体例
・7分で手前に沈んだ → 「身近な人との進展が早そう」
・22分で中央~やや奥 → 「時間はかかるが、縁は育つ」
・35分以上かかり遠くで沈んだ → 「遠方の相手・時間をかけて育むご縁」
小さなコツ
- 風のある日は木立で風が弱まった瞬間を待つ。
- 紙はしわを伸ばして平らに。水滴が紙の一部に先に乗るとバランスが崩れやすい。
- 先に本殿で拝礼→心を整えてから占うと集中できます。
体験談から見る「当たる?当たらない?」のリアル
鏡の池の恋占いは“神様にご縁のペースをうかがう”民間信仰の縁起占い。
実際の声はさまざまです。
- 「10分で近くに沈んだ後、しばらくして同僚と交際が始まった」
- 「30分以上沈まなかったけれど、その間に転職が決まり、仕事のご縁が先に叶った」
- 「雨上がりの日で思ったより早く沈んだ(紙が水を吸いやすかったのかも)」
つまり、季節・水温・風・紙の置き方といった“自然条件”にも左右されます。
結果を吉兆として背中を押すサインと受け止め、
- 参拝で心を整える
- 感謝を伝える
- 連絡・身だしなみ・行動など自分の一歩につなげる
この“行動セット”で訪れる人ほど、後から「当たった」と感じる傾向があります。占いそのものに正解・不正解を求めるより、気持ちを前向きにする儀式として楽しむのが、鏡の池のいちばんの魅力です。
3.境内の歩き方と見どころ

神社から鏡の池までの道順(佐久佐女の森を抜けて)
1) 鳥居→随神門→拝殿
正面鳥居をくぐり、随神門を進むと拝殿。本殿に一礼・参拝を済ませてから奥へ。
2) 本殿裏の小道へ
拝殿右手(または裏手)の細い参道に入ります。「奥の院」「鏡の池」を示す小さな案内板が目印。
3) 森の入口~下り坂
木立のトンネルのような小道に変わります。足元は苔や砂利でやや滑りやすいので、ヒールの方は特に注意。
4) 小橋を渡る→池の前庭
小さな橋や石段を過ぎると視界が開け、左手前方に鏡の池が見えてきます。池の縁には石畳スペースがあり、占い用紙を浮かべるのにちょうどよい平場。
5) (任意)池の奥へ→天鏡神社
占い後、池の奥の小高い場所にある小社へ。ここまでで拝殿→鏡の池→天鏡神社の“縁結びゴールデンルート”が完了です。
所要の目安:拝殿から池まで徒歩5~7分。写真撮影や行列があると10分超。
天鏡神社・夫婦椿など縁結びの名所紹介
天鏡神社(てんきょうじんじゃ)
鏡の池の奥に鎮座。稲田姫命にちなむ小社で、良縁祈願の仕上げに参拝する人が多いスポット。小さな社ですが、静謐で気持ちが整います。

夫婦椿(連理玉椿)
2本が途中で繋がるように見える不思議な椿。ふたりの縁が結び合う象徴として人気の撮影スポット。

随神門と参道
朝は澄んだ光、夕方は柔らかな陰影が出て絵になるエリア。カップル・友人同士の記念写真に最適。

授与所(御守・御朱印)
縁結び守や鏡の池モチーフの御守が好評。御朱印は混雑時に番号札対応になることもあるため、時間に余裕を。
周辺の寄り道
参拝後は、松江城・塩見縄手・小泉八雲記念館などへ足を延ばすと、1日で“松江らしさ”を満喫できます。



参拝時のマナーと恋占いを楽しむコツ
- 順番・静けさを守る
占いは1組ずつ。紙を浮かべる瞬間は周囲も写真や会話を控えて静かに見守るのが気持ちいいマナー。 - 池を大切に
紙は所定の回収方法に従い、硬貨を強く落とさない。水面を汚さない心遣いがご縁を呼びます。 - 服装・持ち物
森の小道は雨上がりに滑りやすいため、歩きやすい靴がおすすめ。薄手のハンカチやミニ巾着(硬貨・用紙を入れる用)があるとスマート。 - 写真のコツ
池の反射を活かすなら午前中の柔らかい光が◎。他の参拝者が写り込まない角度を探し、肖像権に配慮。 - “当たる”に近づく心構え
結果は背中を押すサイン。参拝後は「連絡してみる」「身だしなみを整える」「感謝を伝える」など、小さな行動を1つ決めると体験が“現実”に結びつきやすくなります。 - 混雑回避
休日の午後は待ち時間が出やすいので、朝イチ(9~10時台)か平日が快適。雨の日は人が少なく、池面の模様も美しい“穴場”です。
まとめ
「ばけばけ」で注目を集めた八重垣神社の鏡の池は、松江市・八重垣神社の奥にある“縁結びの池”。
社務所で占い用紙(100円)を授かり、紙を水面に浮かべて10円または100円硬貨をそっと置き、沈む“時間”と“距離”でご縁のペースを読み解きます。結果は“吉兆のサイン”として受け止め、参拝→感謝→小さな行動につなげるのがコツ。
拝殿から森の小道を5~7分歩けば池へ到着し、占い後は天鏡神社や夫婦椿なども巡れば“縁結びゴールデンルート”が完成します。
アクセスは松江駅から車で約15分・バスで約20分、駐車場も充実。混雑を避けたいなら朝イチや平日、雨上がりは滑りやすいので歩きやすい靴がおすすめ。池や周囲を汚さず、順番と静けさを守って“心を整える体験”として楽しみましょう。
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