2025年10月13日(月)22:00スタートの新ドラマ「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」。
草彅剛さん×中村ゆりさん共演で、遺品整理を通して“何を残し、誰に渡すか”を描くヒューマンドラマです。
本記事では放送日・放送枠、主要キャスト、あらすじ、見どころ、見逃し配信(TVerほか)まで、初見でも3分で把握できるようにやさしく整理しました。
はじめに
「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」概要
- いつ・どこで? 2025年10月13日(月)22:00~、フジテレビ系“月10”で放送スタート。
- どんな話? 遺品整理を通じて「何を残し、誰に渡すか」を見つめるヒューマンドラマ。草彅剛さん×中村ゆりさんの“静かな共鳴”にも注目です。
- 注目の見どころ 小さな手紙や合鍵など“物”が物語を運ぶこと、母娘と夫婦の揺れる気持ち、そして大人の恋の機微。
- 見逃したら? 放送後はTVer想定でキャッチアップ。長く見返したい人はFOD/U-NEXT等の定額配信の動向もチェック。
- 原作は? 原作なしのオリジナル脚本。先の展開が読めないワクワク感があります。
放送開始日と前提(2025年10月13日スタート/公開情報を中心に整理)
放送開始は2025年10月13日(月)22:00、カンテレ制作・フジテレビ系の月曜22時枠です。
本記事は、公式サイトや主要メディアで公表済みの情報を基準にまとめています。たとえば「初回は拡大放送の可能性あり」「見逃しはTVer想定、定額配信はFODやU-NEXTの動向に注目」といった“視聴の段取り”も、現時点で確認できる範囲で案内します。
放送直前・直後は情報が更新されやすいため、具体的な話数ごとの展開や配信開始日の確定などは後日追記になる場合があります。まずは“放送日時・基本設定・主要キャスト・見どころの軸”を押さえ、視聴準備の参考にしてください。
1.作品の基本情報と放送スケジュール
タイトル・放送枠・ジャンル(カンテレ×フジ月曜22時/ヒューマン×恋愛)
正式タイトルは「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」です。カンテレ制作・フジテレビ系の月曜22時枠で放送されます。
ジャンルは“人の別れと再生”を描くオリジナル・ヒューマンドラマで、登場人物同士の想いが交差する恋愛要素も含みます。
たとえば、主人公は“遺品整理人”という仕事を通して、人の最期に触れ、残された家族の気持ちに寄り添います。
重たくなりがちな題材でも、具体的な依頼や現場のやり取り(遺品の手紙、写真、形見の品など)が物語の窓口になり、視聴者が感情移入しやすい作りが想定できます。
放送開始日・初回拡大の可能性・制作体制(関西テレビ制作)
放送開始日は2025年10月13日(月)22:00です。初回15分拡大。
制作は関西テレビ(カンテレ)。脚本は高橋美幸さん、演出は宝来忠昭/洞功二さん、音楽は菅野祐悟さんが担当します。プロデューサーは河西秀幸/三方祐人/阿部優香子さん、制作協力はジニアスです。
視聴準備としては、録画予約を「毎週月曜22時」でシリーズ指定にし、初回拡大に備えて前後5~10分の“余白録画”を設定しておくと安心です!
なお、本作に原作はありません。高橋美幸さんによる“完全オリジナル脚本”のドラマです。
配信見込みの整理(TVer見逃し/FOD・U-NEXT等の想定)
見逃し配信はTVer想定(放送後1週間前後が一般的)です。放送直後にSNSで話題をチェックしてから翌朝TVerで追いかける、という視聴動線が取りやすいです。
定額配信(FOD/U-NEXTなど)は現時点で確定情報が少ないため、開始日や独占・同時配信の有無は続報待ちとなります。
実用例としては、①放送日当日にリアタイor録画、②見逃した場合はTVerで補完、③長期で見返したい人はFODやU-NEXTの配信開始アナウンスを待ってライブラリ保存、という三段構えが無難です。
2.あらすじと物語の核
主人公・鳥飼樹:遺品整理人×シングルファーザーという設定
鳥飼樹は、遺品や生前の持ち物から“その人が伝えたかったこと”を拾い上げる遺品整理人です。
仕事では、古い携帯のボイスメモ、出しそびれた手紙、使い込まれた工具やエプロンなど、小さな手がかりを丁寧に見つけます。
たとえば、押し入れの奥から見つかった鍵とメモ(「2丁目のロッカー」)を手がかりに故人の約束を家族へ橋渡しする――そんな一件一件が、樹の物語の入り口になります。
同時に、樹は小学一年生の息子・陸を育てる父でもあります。
朝は連絡帳の記入や上履きの準備、夜は音読に付き合いながら、日中は現場を回る生活リズムです。
仕事で“誰かの最期”に触れ、帰宅後には“これから”を生きる子どもと向き合う――この落差が、樹の視点をあたたかく、時に痛切なものにしてくれます。
鮎川こはると御厨親子:生前整理が結ぶ出会いと葛藤
樹のもとに、余命を宣告された鮎川こはるから“生前整理”の依頼が届きます。
こはるは未婚の母で、娘の御厨真琴は大企業の家に嫁いだ身です。こはるの部屋には、仕事で使ったノートや名刺箱、若い日の写真、仕送りの控え、送りそびれた誕生日カードなどが残っています。
「誰にも頼らず、最後まで仕事をやり切る」というこはるの意思は凛としていますが、娘の真琴は“母を支えたい”気持ちと、夫・御厨利人の立場や家のしがらみの板挟みになります。
たとえば、処分か保管かで意見が割れる通帳や、母が長年大切にしてきた仕事道具、家計を助けるために内緒で続けていたアルバイトの記録――どれも簡単に結論が出せませんよね…。
樹は作業の段取り(分類→記録→確認→引き取り)を進めつつ、母娘の会話が止まりがちな場面では“物が語る証拠”を静かに差し出す役目になります。生前整理という行為が、母娘のすれ違いをほどく糸口になっていきます。
テーマ:遺された想い・家族と再生・“せつない大人の恋”
本作の核は、「人は何を残し、何を渡していくのか」です。
未開封の段ボール、名前入りのマグ、旅行先で買ったキーホルダー――価値は小さく見えても、持ち主の時間や関係がぎゅっと詰まっています。樹はそれらを“ゴミ”ではなく“手紙”として扱い、残された人の明日へ手渡します。
家族の再生は、派手な奇跡ではなく、具体的な選択の積み重ねで描かれます。
たとえば「処分する服の中から、娘が子どもの頃に描いた絵だけは残す」「通帳は整理するが、最後の仕送りのメモは写真に撮って共有する」など、実際的な手当てが明日を軽くしてくれます。
そして物語には“大人の恋”の温度もあります。樹と真琴の間に生まれる感情は、胸を締めつける一方で、誰かの不幸の上に成り立たないよう細心の配慮が求められます。
タイトルの“ロンド(輪舞)”が示すように、過去の選択が現在に巡り、現在の選択が未来へ巡る…。合鍵、未投函の手紙、古いレコードの同じ曲――繰り返しのモチーフが、別れと再会、喪失と希望を静かに結び直していきます。
3.キャスト・スタッフ&見どころ

主演・主要キャスト(草彅剛/中村ゆり/要潤/風吹ジュン ほか)
主人公・鳥飼 樹を演じるのは草彅剛さんです。遺品整理の現場で、古い手紙を読み上げる前に必ず手を合わせる――そんな小さな所作に、彼の静かな誠実さが滲みます。

御厨 真琴は中村ゆりさん。家では名家の“嫁”、母の前では“娘”。たとえば、実家の段ボールから出てきた幼い頃の絵を前に泣き笑いする…という素朴な場面で、張りつめた心の糸が切れる表情が想像できます。

御厨 利人は要潤さん。合理的な判断を優先しがちで、「片づけるなら早く」と言いつつ、母娘の写真に視線が止まるような“素直になれない優しさ”がにじむタイプです。

鮎川 こはるは風吹ジュンさん。仕事道具を最後まで磨き上げる、送りそびれた誕生日カードをそっと封筒に戻す――日常の動き一つで“凛とした生き方”を伝えてくれます。

このほか、樹の仕事仲間や、真琴の周囲を支える面々(八木莉可子さん、塩野瑛久さん、長井短さん、ほか)が物語の温度を上げ、各話ごとに“人のモノが語る小さな真実”を浮かび上がらせます。
スタッフ(脚本・演出・音楽・制作クレジット)
脚本は高橋美幸さん。捨てる/残すの二択にせず、「写真はデータ化して共有」「形見は一つだけ日常に置く」など、明日から真似できる選択肢を台詞に混ぜ、物語を生活に近づけます。
演出は宝来忠昭さん・洞功二さん。玄関の靴跡、窓辺のカーテンの揺れ、食卓に残った輪染み――大きな事件よりも“生活の痕跡”を丁寧に撮ることで、別れの場面を大声で泣かせずとも胸に届く作りになります。
音楽は菅野祐悟さん。ピアノの反復や小さな弦のフレーズが、タイトルの“ロンド(輪舞)”を思わせる循環を作り、回想と現在を静かにつないでくれます。
制作は関西テレビ。プロデュースは河西秀幸さん・三方祐人さん・阿部優香子さん、制作協力はジニアス。現場の導線や道具の置き方まで“本当にある職場”に見える美術づくりが期待できます。
原作:なし(オリジナル脚本)
見どころ要点(題材のリアルさ・関係性ドラマ・映像演出)
題材のリアルさ:遺品整理や生前整理を、決して“美談”だけにしません。たとえば、故人の家計ノートや未払いの請求書、手放せない古いエプロンなど、誰もが目をそらしたい箱の蓋を開けるところから始まります。
視聴者は「うちもあの引き出し…」と自分事に置き換えやすいはずです。
関係性ドラマ:樹と真琴の距離は、手を触れない会話や視線の一瞬で変化します。
大人の恋といっても派手な告白ではなく、たとえば“同じレコードの同じ曲を別々の部屋でかける”ような、静かな共鳴が中心です。
母・こはる、夫・利人、そして子ども・陸――それぞれの立場が交差する場面で、何を守り、何を手放すかが問われます。
映像と音:日没の差し色、段ボールに積もった埃、封筒を開く指先のアップ。音は大きく盛り上げず、衣擦れや紙の擦れる音を活かすミニマル設計です。
ラストに向けて同じモチーフ(合鍵、未投函の手紙、ある曲)が“輪舞”のように戻ってくる構成が、タイトルと呼応します。
視聴のポイント:毎回、“残す物・渡す物・手放す物”の三択が提示されます。自分ならどうするかを考えながら見ると、エンディング後に部屋の一角を片づけたくなるはず!
リアタイ視聴なら、TVerの見逃し期間で気になった小道具(写真、メモ、レコード名)だけを見返す“部分復習”がおすすめです。
まとめ
「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」は、遺品整理という等身大の題材を通して、“何を残し、誰に渡すか”という普遍の問いを描く物語です。
主人公・樹は、押し入れの鍵、出しそびれた手紙、使い込まれたエプロンのような小さな品から、故人の思いを読み取り、残された人の明日へと橋をかけます。
母娘の行き違い、夫婦の立場、親としての悩み――どの関係も派手な事件ではなく、生活の手触りからほぐれていくのが魅力です。
視聴のコツはシンプルに三つ。①“残す・渡す・手放す”の三択を自分事として考える、②気になった小道具(合鍵・メモ・レコード名)をメモして見逃し配信で“部分復習”する、③各話の終盤で反復して現れる“輪舞(ロンド)”のモチーフに注目する――この三点だけで、物語の余韻がぐっと深まります。
放送は月曜22時です。見逃したらTVerでフォローし、長く見返したい方は定額配信の開始をチェックしてくださいね。気づけば、エンディング後に自分の部屋の一角を片づけたくなっているはず…! 物が語る声に耳を澄ませる時間を、日常へ持ち帰れるドラマだと思います。
コメント